金融小説です。
都市銀行、投資銀行、ヘッジファンドを渡り歩き、
現在は香港でもぐりの金融コンサルタントをやっている主人公。
ある日、5億円を海外に送金したいという日本人女性に、
会社の設立、タックスヘイブンでの口座の開設、私書箱サービスなどを
組み合わせた脱税方法を伝授。
ところが、数ヵ月後、見知らぬ男から連絡があり、
その日本人女性が50億円を送金して行方不明になっていると告げられる。
5億円ではなく50億円…。
50億円のありか求めて、香港と東京でさまざまな人物が暗躍します。
主人公がカッコイイし、とっても面白いストーリーでした。
合法的な手段から違法なやり方まで、
いろんな資産運用が登場するところも楽しめました。