そうだ、サムライになりたかったのだ。
河島英五の歌だったと思う。飼い犬が首輪をはずされると不安そうな顔をする・・というような歌詞があった。
私も某企業を38年に及ぶ永年勤続ののち、お払い箱になった時は、このポチのような気分になったものだ。
人は自由になりたい欲求より、帰属の欲求、組織の一員でいたい欲求のほうが強いのだろう。
社章をつけ、名札をぶら下げ、名刺を持たされ、「私は○○の○○です」と名乗ることができた。
名刺はアイディンティティの確立に欠かすことのできないアイテムだ。
いまや名刺はパソコンで簡単に作れる時代だ。
浪人になった私は、なんと名乗ろう。バイト先の名刺を作っても面白くない。
昔の肩書きが忘れられず、元○○という名刺を持っている人の話も聞いたが、これは少し寂しい生き方だと思ってしまうし、私にはそんな誇れる過去はない。
趣味の名刺が楽しいだろう。
私は「武道家」と名乗りたいのだが、これは身分詐称、偽装表示になりかねない。確かにいろいろ武道に手を染めているが、家人に言わせると「あなたは武道愛好家だろうが、武道家ではないでしょう?」とずばり言われてしまった。口だけは達人だ。
しかし、名刺に武道愛好家では、相撲取りをひいきにする旦那衆みたいで様にならない。
(エッセイスト?の)土屋先生の言によれば、名刺の肩書きは組織の中の地位を書くのが自然だそうで、勝手に適当な団体を作ればいいと教えられる。
武道練習生の私は、言い換えれば研究家だ。そうだ、武道研究会だ。会員はまだ一人。○○塾というのも今の流行だ。そうなれば私は塾長だ。
とりあえず入れ物を先に作って、うろうろしていると、面白そうだと覗いてくれる人も出てくる。そうなるとまんざら羊頭狗肉でもなくなるから不思議だ。
そんななか偶然書店で見つけた雑誌。月刊秘伝の特集
サムライになる・・
答えが見つかった。(簡単すぎるか)
私は「サムライ」になりたかったんだ。
サムライとして死んで行きたい・・と思っているんだろう自分に気がついた。
河島英五の歌だったと思う。飼い犬が首輪をはずされると不安そうな顔をする・・というような歌詞があった。
私も某企業を38年に及ぶ永年勤続ののち、お払い箱になった時は、このポチのような気分になったものだ。
人は自由になりたい欲求より、帰属の欲求、組織の一員でいたい欲求のほうが強いのだろう。
社章をつけ、名札をぶら下げ、名刺を持たされ、「私は○○の○○です」と名乗ることができた。
名刺はアイディンティティの確立に欠かすことのできないアイテムだ。
いまや名刺はパソコンで簡単に作れる時代だ。
浪人になった私は、なんと名乗ろう。バイト先の名刺を作っても面白くない。
昔の肩書きが忘れられず、元○○という名刺を持っている人の話も聞いたが、これは少し寂しい生き方だと思ってしまうし、私にはそんな誇れる過去はない。
趣味の名刺が楽しいだろう。
私は「武道家」と名乗りたいのだが、これは身分詐称、偽装表示になりかねない。確かにいろいろ武道に手を染めているが、家人に言わせると「あなたは武道愛好家だろうが、武道家ではないでしょう?」とずばり言われてしまった。口だけは達人だ。
しかし、名刺に武道愛好家では、相撲取りをひいきにする旦那衆みたいで様にならない。
(エッセイスト?の)土屋先生の言によれば、名刺の肩書きは組織の中の地位を書くのが自然だそうで、勝手に適当な団体を作ればいいと教えられる。
武道練習生の私は、言い換えれば研究家だ。そうだ、武道研究会だ。会員はまだ一人。○○塾というのも今の流行だ。そうなれば私は塾長だ。
とりあえず入れ物を先に作って、うろうろしていると、面白そうだと覗いてくれる人も出てくる。そうなるとまんざら羊頭狗肉でもなくなるから不思議だ。
そんななか偶然書店で見つけた雑誌。月刊秘伝の特集
サムライになる・・
答えが見つかった。(簡単すぎるか)
私は「サムライ」になりたかったんだ。
サムライとして死んで行きたい・・と思っているんだろう自分に気がついた。