兔と憂鬱の同居2

兔が出会った憂鬱達との会話。

―流転―

2006-10-31 03:33:00 | Weblog
何もしていなくとただ黙々と過ぎ去る時間。
例え今この息を止めようとも決して時間は止まらない。
止まってもくれない。

悠々と過ぎ去る時間にただ身を任せ、
何をしていなくとも時間は変化をくれる。

時間という速度の中僕らは何もしていないようで何かをしている。

そう、僕ら知らず知らずのうちにいつの間にか時間に追いついていた。

止まってもくれないのではない、
止まれないんだ、時間も、僕も、もちろん君も。

いつか追いつけなくなるその日まで。

僕は置いてかれたくない。

―満たされた先の不安―

2006-10-30 01:42:53 | Weblog
眠りたいだけ眠り、食べたいだけ食べる、したい事だけをし、眠りたいだけ眠りにつく。
ただそれが選んだ何かに繋がらなくとも。
部屋は床から天井まで、少しの隙間も無く自分で満たされている。

そろそろダブった何かを捨てなくちゃいけない。

限りある時間の中でいくつかの何かを無駄にしようとも、後悔をするのはいつだってその中の一部。

僕らはいつだってコンプリート出来ずにいる。

―劣等―

2006-10-27 07:35:53 | Weblog
―薄い黄色い空―。
小雨。
鳩が鳴かない。
ひしゃひしゃと濡れた道路。
走行する車。
深呼吸をすればむせ返る程の水蒸気と、油の臭い。
そして厭味な朝陽。

今日もまた
何も変わり映えしない一日が始まって、何も変わり映えしない一日で終わってゆくのだろう、考えただけで白む曇り空。

こんなにも湿っているのに。こんなにも焦燥感で溢れてる。

劣等感から始まる一日は、もう終わりにしたいのに。

―擁朝―

2006-10-26 12:17:39 | Weblog
今朝飲んだ2年前のビールが今になってどうやら応えてる。

ドア一枚隔てた廊下の方から掃除機の音がする、誰?


そうだった今日は母親が来るんだったけな(^^;)
木曜日に来るとは前もって言われてはいたけど日付の感覚がどうも。

なんか、あーだこーだ随分騒いでるけどなんか、、、楽しい、、かな。

―PM0:00―

さあ、日付が変わった今日もやりますか。

―啄み―

2006-10-25 03:39:51 | Weblog
ずっとずっと前に終わった時間を再び覗いてみた。

哀しい時間は今も続いていて、それはもしかしたら別の時間なのかもしれない。
繰り返しだったのかもしれない。

なのに僕はその時間にまた触れてみたくなり、触れてしまった。

指先で少し、ほんの少し突付いたに過ぎないが。


僕は一体、何がしたいのだろうか。
一度終わらせた時間、懐かしいなどという感情で触れる事の出来る時間ではなかった筈だ。