兔と憂鬱の同居2

兔が出会った憂鬱達との会話。

―流転―

2006-10-31 03:33:00 | Weblog
何もしていなくとただ黙々と過ぎ去る時間。
例え今この息を止めようとも決して時間は止まらない。
止まってもくれない。

悠々と過ぎ去る時間にただ身を任せ、
何をしていなくとも時間は変化をくれる。

時間という速度の中僕らは何もしていないようで何かをしている。

そう、僕ら知らず知らずのうちにいつの間にか時間に追いついていた。

止まってもくれないのではない、
止まれないんだ、時間も、僕も、もちろん君も。

いつか追いつけなくなるその日まで。

僕は置いてかれたくない。