こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

ありがとう!M川さん

2017年06月16日 | 悼み

今日また一つ、早すぎる悲しいお別れがありました。
神戸教室でご一緒だったM川さん。
報徳ラグビー部のママ友がご縁の始まりで、熱く戦った仲間でした。
ご病気が見つかった6年前、たまたま尼信会館での展覧会に来られ、
ぜひやってみたいと!
これは、巳年のお姉さまにプレゼントされた初期の作品です。


大きなご病気に負けず、いつも朗らかで楽しいM川さん。
その明るさと美しさは、みんなの憧れでした。


外国のお友達に「助六」をあげたいと作られた時、
その方が、隈取の研究家であることが分かり、二重の喜び!!



お嬢さまのカルトナージュとのコラボで、ステキな作品になりました。


カラーが大好きだったM川さん。
熱心にお稽古され、8号の大作を見事に完成されました。


だんだん体調が思わしくなく、右手が使いにくく悔しい日々が・・・
それでも曼荼羅をどうしても作りたいと、渾身の力で頑張られました。


今年1月、ずっとお休みの神戸教室へお顔を見せてくださったのが、
まさか最後のお出会いになろうとは・・・
この前の月、高校ラグビーの県予選で2回もご一緒に大声援を送れたのが、
懐かしく貴重な想い出です。
回りにとって、あっけなさ過ぎる最期はとてもやりきれない思いが残りますが、何一つ苦しみもなく、一瞬に旅立てたM川さんを思うと、そのあっぱれさを喜ぶべきかもしれませんね。
M川さん、素晴らしい時間を共に過ごせ、本当に幸せでした。
どの場面を思い出しても、明るい笑顔いっぱいの美人さんしか出てきません。
その笑顔の裏で、どれだけ辛い時を抱えておられたかと思うと、もうゆっくりお休みください、なのでしょうね・・・
いつかまたきっと、押絵もラグビーの応援も、ご一緒しましょうね!





6月 爽やか京都教室

2017年06月14日 | こんな押絵(押し絵)がありますよ

6月の第2水曜、朝から雲一つない京都教室でした。
今日はF本さんが完成ラッシュmeromero


甲州三坂の富士山に・・・


白象に乗った唐子たちも!


T中さんも御所人形を、次々作りためておられます。


K口さんの蝶々も綺麗に飛びたちました。


季節のハコベル、「ブドウ」と「アケビ」
今日も皆さま、お越しいただきありがとうございました。
6月半ばの割には朝晩が冷えてますから、くれぐれもお気を付けくださいね。

大谷静夫水彩二人展

2017年06月13日 | 今日の感動

さかばやしが迎えてくれる、風情ある佇まい。
ここは押絵干支ラベルでお世話になっている、神戸酒心館さんです。


こちらの酒心館ギャラリーで、酒アドバイザー大谷さんが水彩画展をされました。
実はこの方、押絵干支ラベルの生みの親とも言うべき存在でして・・・
今を去る26年前、突然訪ねて来られ開口一番、
「お酒に干支の押絵、つけてもらえませんか?」
!?!?!?
おもしろそう~やってみましょう!!
からの25年。
お蔭さまで、今年も阪急さんでの販売が決まり、3度目の戌を考え始めたところ。
あの日が無ければ今が無いと、ず~~っといつも感謝している方です。



自然豊かなお住まい近くの風景やお花がテーマで、暖かなお人柄そのままの水彩画でした。
それにしても、お互い、25歳も年を重ねたんですね~!be
これからも、お仕事と水彩、ますます頑張ってください!



高野山追記・中門のトンボとセミ

2017年06月12日 | 今日の感動

江戸時代の火災から、172年ぶりに伽藍に再建された中門。
ここにある四天王のうち、火災で焼失した増長天と広目天が、運慶快慶の流れを汲む松本明慶大仏師によって新しく作られています。


この精巧なトンボとセミ。
実はこれらが、この中門のどこかにいるんですmeromero2


こちらが増長天。
??胸の甲冑の上にトンボが!!
前にしか飛ばないトンボを、決して退却しない力強さの象徴として
増長天に付けられたようです。


そしてこちらが広目天。
広目天の胸にはセミが止まっています。
遠くまで声が届くセミを、広目天の広く見渡す力に重ねられたとか。
新しい時代のシンボルを身にまとった四天王ですね~


土台の石の上に立つ木の柱。
この凸凹どうしを合わせるのに使われたのが「光り付け」と呼ばれる工法。
物の形を合わせるために転写することを「光る」と言い、
創建当初、鎌倉時代の技法にこだわって作られました。
よくまぁ、凸凹がすき間なくびっちり合うこと!!
これによって上の建物の寿命が、土中に納めるより2~300年伸びるそうです。


お山に田んぼがあるんです!
恐らくここ一カ所では・・・?
きれいにもう、田植えが終わっていました。


超かけ足とはいえ、大好きなお山へ上れた帰り道、
西の空には玉を咥えた龍の姿が!!
ちょっと出来過ぎですか・・・?be

ハービーの弾丸高野山ツアー

2017年06月11日 | こんな押絵(押し絵)がありますよ

いつものことながら、大好きな高野山へ行けるときは、いつも突然です。
どうしても上らないといけないことができたので、ハービーを連れて即実行meromero
橋本まで、久々の沿道はずい分様変わり。
ゴリラまで黄色になっててビックリbikkuri


緑に囲まれた山深い道を走るだけで、1年分の疲れが取れそうです。
♪この道を~来たのは… もう100回や200回ではきかないかな・・・meromero2


お山の上は18度。私には丁度心地よい温度でした。


まずは大霊園へ直行!


「これがうちの彩色墓碑か・・・」


海外からのお客さまもう~~んと増えました。


30年以上お世話になっている一乗院さまへお詣り。


「みやび流押絵 えにし之会」と名付けた、押絵でご縁のあった皆さまのお位牌です。


「うわ~、美味しそうなお精進だな~!!」


一乗院さまには、かつて九州から来られていたお弟子さんのご子息が居られました。
その方がお山へ招いて下さり、私も惹きつけられるきっかけに。
これは、そのお母さまが奉納された「音声菩薩」の押絵です。


この飛天は、また別のお弟子さんが納められたものです。


次は奥の院へ。
表通りは人も車もいっぱいなので、慣れ親しんだ裏道をスイ~~carsymbol5
be
「水かけ不動さんだ!」


これから奥は、こういうこと。これも前回来たときにはありませんでしたwink


最後は、押絵曼荼羅と来迎図を置いて頂いてる金剛峰寺の新別殿大広間へ。
ここでお世話なさってる方々とも、長~い不思議なご縁ですmeromero2


そばにいた学生さんに、恥を忍んで押してもらいましたbe


ご協力の皆さまのお名前と一緒に、ハービーも。
ここに立つといつも、あの曼荼羅完成に向かって皆さまと突き進んだ情熱を思いだし、これからも頑張らないと!!って気持ちがあらたに湧いてくるんです。


反対側の「押絵来迎図」
これも皆さまのご協力がなければ、とてもできなかった作品です。


もうお別れした方のお名前も多くなりました・・・
皆さま、その節はほんとにありがとうございました。


この前では、若いお嬢さんに押してもらいましたmeromero2



普段入れない奥殿にある襖絵の展示が丁度今日までで、そちらも拝見できました。


綺麗に完成した中門の前でパチリ。
「これがほんとの、ちゅうもん建築だなbe


「高野山へお詣りデビューできて良かった~~また来るね!」
ハービーといっしょの、爽やか休日でした。