夕べは、去年から楽しみにしていたテレビがありました。
「青海チベット鉄道」中国西寧からチベットのラサまで、2000キロ近い距離を26時間かけて走る、世界で一番高い場所の鉄道が去年完成したんです。50年の歳月がかかったとか。夜の8時頃に出発して、朝目が覚めると目の前に広がる大平原。ほとんどの行程中、平原や万年雪を頂いた山以外は何も見えません。時々、放牧されてる羊やヤクなどが遥か彼方にちらっと見えるくらい。
でも、車両はアメリカから、機関車はカナダからと、最新の設備をそろえた列車です。何しろ5000m以上の場所を走るのですから、そりゃ~もうエラい力持ち!気圧がウンと低くなるので、窓は2重になってて絶対開けられないんですが、5000mを越える頃になると、酸素マスクのサービスがあるんですって。
ラサへ行く人たちは、帰郷や仕事だけでなく、チベット仏教の本拠地であるラサのポタラ宮への巡礼の人が多いんです。電車を不思議そうな目で見送りながら、2ヶ月かけて五体投地をしてラサを目指す一団の人たちが印象的でした。
昔から一番行ってみたい場所でしたが、こんな鉄道ができたと聞いて、ますますその気持ちがつのりました。20時間以上もの間、雄大な自然以外何もないという素晴らしさ。でも、あの空気の薄さに慣れるには、まず富士山に登れないとダメみたい・・・とりあえず、芦屋の高座の滝から目指すことにしましょうか
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