こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

貴志康一生誕100年記念演奏会

2009年11月19日 | 今日の感動

芦屋ゆかりの天才ヴァイオリニスト、貴志康一氏の生誕100年記念演奏会がルナホールでありました。
貴志康一氏は幼い頃芦屋に住まい、類まれなる才を発揮しました。
甲南高校時代から3度に亘る渡欧の中で、ヨーロッパと日本の融合を果たす音楽性を示していきます。
わずか28歳という若さで夭折するまで、数多くの素晴らしい日本歌曲を残しました。
貴志の死後、同じくヨーロッパで活躍していた尾高尚忠氏が彼の作品の演奏会を開催。
この尾高尚忠氏も39歳の若さでこの世を去られます。
日本にとって、惜しい才が相次いで二人も・・・
昨日は二人の日本語歌曲を中心に、ピアノ、ヴァイオリンの演奏で14曲。
あっという間の2時間、とても懐かしく思えるような歌の響きと素晴らしい演奏に、くたびれきって汚れ果てた(hekomi)身も心も洗い流される思いでした。
実は昨日のピアニスト尾高遵子(ゆきこ)さんは、指揮者尾高忠明氏の奥さま。
早くに亡くなられたお義父さまの曲を演奏ということで、思いの深さも一入だったことでしょう。
この遵子さん・・・と言うか、私たちにとってはゆっこちゃんで、幼稚園、小学校からの同級生。
関西ではなかなかお耳にかかれない彼女の演奏を楽しみに、精小仲間が沢山集まりました。
演奏会の後は、近くのもつ鍋とお好み焼きのお店で!?
関西人のゆっこちゃんは、ソースものが食べたくても、普段なかなかその機会に恵まれないので、昨日こそ!!と、用意。
とても喜んで食べてくれました。


1933年にベルリンフィルを指揮する貴志康一の演奏会で、当時の著名なソプラノ歌手マリア・バスカが歌う日本の歌曲をまとめたCD。
当時のSPレコードを、東大の先端科学技術センターで雑音を見事に除去し、作られた傑作です。
ご希望の方がおられましたら、数枚は手元にありますので、どうぞご連絡くださいね。
    「転生」 貴志康一作品集  13の歌曲 日本のスケッチ
                      ¥2800→¥2000
松甫 e-mail matsunosuke.cony@nifty.com