昨日、奈良行きの目的地はこちら、奈良国立博物館。
今月末まで、「美麗・院政期の絵画」という特別展が催されており、平安中期11世紀中頃からの仏教絵画や経絵、絵巻物などの代表的な作品を見ることができる素晴らしい展覧会です。
高野山からも、国宝の「仏涅槃図」や「血曼荼羅」などが展示されているのですが、特に涅槃図は、前半、17日までの展観で入れ替わってしまうので、飛んでいきました。
先日の展覧会の時、私が高野山大学で「密教図像」の講義を聴講させていただいてた田村隆照先生がお越しくださり、是非行くようにと勧められ、その時から絶対に~!!と、楽しみにしてたんです。
押絵曼荼羅、押絵千体地蔵、押絵来迎図と来て、いつかは押絵涅槃図・・・な~んて夢物語を昔から持っていたりなんかする、恐れ知らずの私です・・・
今回の合作「煌(きら)やかに 悠(ゆる)やかに」のモチーフになっている平等院ができたのも丁度同じような11世紀半ば。
日本独自の文化が花開いたその頃、描かれたての仏画や、建立されたての像などは、どんなにまばゆく煌いていたんだろう・・・と想像してしまいます。
でも、それって、一般庶民ではなく、貴族の為のものだったんでしょうけどね・・・
博物館のあたりに来ると、感心することが道のあちこちに、いっぱいありますよ
フ~~ン!