深センの地下鉄切符売り場。ものすごい行列。並んでみてその理由を実感。
切符の買い方は初めてでも簡単。路線、行き先、枚数を指定すればよい。券売機の画面で全てができるので日本のように金額だけしか選べなくて、いくら買えばよいかよく分からないということがない。
しかし、一人一人がチケットを買うのに時間がかかりすぎる。初めてでも30秒もあれば買えるはずなのだが、列が全然前に進まない。
列が進むにつれ、その理由が分かってきた。
券売機によって使えるお金が指定されている。コインしか使えないとか、使える紙幣は5元だけとか。(偽札防止が目的?)
まずそこでお客は、そこでコインや5元札を探すことになる。
そして、紙幣の認識精度が悪い。機械が受け付けない。隣のおばさんはもうかれこれ5回はトライしているが機械がお札を受け付けてくれない。
隣を観察しているのに気を取られていたが、自分の前の外人さんも何だかモタモタしている。券売機の前に立ってすでに数分は立っている。前を覗き込むと、なんと機械にお札が入らない!
そこに係員が登場。チケットを買えない人のHELPをしてくれる。‥おお、そんなサービスを用意しているとは、素晴らしい!
しかし、係員がお客さんの代わりに機械を操作するも、やはりお札が機械に入らない。
そうしたらなんと、その係員。おもむろに後ろを向いて私に、「5元交換してくれない?」ときたもんだ。
「えっ?」ちょっとびっくりしたが、言われるままに5元札を交換。
交換した5元札で無事にチケットが買えた模様。
自販機の紙幣認識能力の改良を望むが、偽札のリスクを他の客に押し付ける係員の対応には笑えた。