昨日は久しぶりに浅草に夕景と浅草寺のお祭りの撮影に行こうと思い
カメラを持って出勤しましたが、待ち時間に娘の所へ寄ったら
孫のお守りを頼まれてしまい出かけるのが遅くなってしまいました。
でもどんよりしていたから夕景は撮れなかったなって諦めて、目的の浅草寺へ
浅草寺では「温座秘法陀羅尼会」という行事があるのを地下鉄のポスターで見ていたので
初めてでしたが行ってみました。
以前に行かれた方達のブログなどを見ると私達が見れる行事は僅か数分で終わると書いてありましたが
ほんとに数分で終わりました。
「温座秘法陀羅尼会は「おんざひほうだらにえ」とよみ1月12日から18日まで昼夜途切れることなく7日間にわたって
「観音秘密供養法」という修法を168座行うそうです。
この修法を行っている間は外部から遮断され、最後の1座(結願)は18日の5時から開始されご信徒にも結縁の場が与えられるそうです。
最後の修法が行なわれている壇の脇では、曠野(荒れた土地)に住むといわれる魑魅魍魎(さまざまな化け物)や餓鬼(亡者)に対して
供物を施すための修法「曠野神供」が修され、供物(餅)は、「錫杖師」「神供師」という役目の2人の僧によって
境内の外れにある銭塚地蔵堂境内に掘った穴の中に投入される。
道場内で、天皇陛下に献上する「玉体安穏」祈祷札と、皇太子殿下に献上する「尊体健全」祈願札などの加持が終わると同時に、
堂内の明かりが全て消え、壇上に積まれた仏具が大きな音を立てて崩される(「破壇作法」)。
すると、本堂裏手から手に松明を持った鬼が2人現れ、本堂正面階段を下りて、境内を駆け巡ったのち、銭塚地蔵堂へ向かう。
鬼は、供物を投入した穴に松明を投入し、全ての行事が満了する。
温座秘法陀羅尼会は、諸尊への祈願と施餓鬼作法(諸霊に食べ物を施して供養する)を兼ねたもので、この法要によって年頭の除災招福の祈願が達成される。」
(浅草寺HPから)
私は5時過ぎに浅草寺に着きカメラマンの方達が並んで場所取りをされていたので、近くで待つことに・・
20分待った頃に五重塔の照明が消え、そして10数分後には堂内の明かりも消え厳かな雰囲気に・・・
本堂裏手から松明を持った2人の鬼が現れました。
すると整然と並んでいたカメラマンがわっと前に出て見えない状態に・・
松明を持った鬼は境内を歩き、その時落ちる火のこを持って帰ると厄除けになるそうで
大勢の方が拾っていました。
その様子を撮りたかったけど、火はすぐ消えるし暗くてシャッターが落ちませんでした。
僅か数分の行事だったけど、経験できて良かったです。