ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

日出ヶ岳からテンネンコウシ高と裕嵓まで足を延ばして… 7

2020年08月30日 | 山 近畿 台高山脈・高見山

2020年8月8日(土)☀ 大台ヶ原

 日出ヶ岳~西谷高~テンネンコウシ高~裕嵓 周遊

 

テンネンコウシ高からシャクナゲの森に引き返した

シャクナゲの森からの続きです

 

 

テンネンコウシ高からシャクナゲの森へと戻り

また 登山本道合流するのかと思った…

 

テンネンコウシ高からつづく尾根を直進して

尾根を上がる形で登っていく

 

 

漸く 目的も果たして 地図を見れば

このまま尾根伝いに歩けば

登山本道と合流…日出ヶ岳に帰れる

 

本当に疲れた…疲れた身体には

些細な登りすらしんどいが 頑張ろう

自分を励ます

 

あれ・・・?

 

 ルートがずれていませんか?

 尾根を外れ 山腹へと進む?

 

明るい所は好きですが どこに…?

チチの足が止まって指を指す

 

あそこに行くんだよ!

 

チチの指すあたりには

木々に囲まれた中に岩稜らしきものが見える

 

裕嵓まで行くよ!

 

もう 何を聞いても驚かない

 

はいはいと 二つ返事でついて行く

 

 

 裕嵓にお立ち寄りですね

 南面のトラバース

ミネコシ谷と地池高

 

今まで鎮守の森の中

深き森の中に身を投じていた…

ここから一気に解放されるように

明るい斜面をトラバースする事に…

 

ミネコシ谷へと堕ちる斜面

視界が開け その先に控える 地池高!

 

ここもまたルートがややこしいらしい…

チチはっているようだが

近いうちにまた 連れていかれるのだろう…

体力をつけておかねばと思うところである…

 

そして更にトラバースして・・・ 

 

 トラバースした先に 広き尾根が現れた

 

一時だけ開いた尾根 

その南側に突き出た小ピークに向かう

その先の樹林帯に 裕嵓が潜む

 

 樹林帯が控えた入口の門番?

 裕嵓の入口に表札の様な標識

 ここから岩場だ!

裕嵓

 

樹林帯の中にある岩場を登ると

再び解放された裕嵓天辺に立つ

 

登ってみて確信した

岩稜の尾根と思ったが 名の通り

ここもまた大きなだった

 

切れ立ったは 今までのとは違い

見事な眺望を用意してくれていた

 

登って来たテンネンコウシ高から未だ未踏の地池高など

台高の山々を望むことが出来た

 

 

 地池高をバックに一休み

今登って来たテンネンコウシ高

 

樹林帯の中に潜っていただけに

これだけ解放されたところに出ると 

慰められたように気持ちが切り替わる

 

帰る事ばかり考えていたが

ここにこうしていると 

来て良かったという思い以外… もなかった

 

しばらく景色を堪能してから 

裕嵓に別れを告げる

 

 下りの岩場は要注意!

P1430南面

 

今歩いてきた尾根に再び戻る

だが P1430までは戻らない

途中からミネコシ谷の方へ下るようだ

 

 慎重に下って

 南面斜面の左側(東)へ進む

 ミネコシ谷へと向かうが…

 足場は悪い!

山ヌケしているガレ場のトラバース

 

絶対落ちる!

そう思うほど 足場は悪く

崩れたガレ場が 容易に足元を崩す!

気を許すと蟻地獄の中へ引きずり込まれそうな斜面

山ヌケしたガレ場は緊張の連続だ!

 

 トラバースは続く

 暗い谷間へ下っていく

 ミネコシ谷へ降りた

 カワチブシの群生!

 高貴な色を見せるカワチブシ

 

別嬪さんぞろいのカワチブシ

これに猛毒があるとは思えない程

とした綺麗なお顔をしている

 

 

 対岸にテープ発見

 対岸に渡り

 

沢を右手に感じながら

ミネコシ谷沿いに右岸を歩く

 

 倒木に向かって道がある…

 ここから急登始まり!

 踏み跡は複数混在する

 更に急勾配になる

 

踏み跡はあるようでなく

迷った後なのか無数の足跡が交差する

 

地図を確認して 登り易い箇所を探して

無言のまま 稜線を目指して登っていく

 

ただ・・・ 

後半での登り…それも急な登りは辛い

耳に自分の喘ぐ呼吸だけが残り

倒木と腐葉土の急斜面を睨みつけ

速く尾根に出ないかと必死に足を運ぶ

 

 倒木は更に踏み跡を消し妨害!

 スカイラインが近づいてきた

 やっと稜線に出たぞ

 

広い尾根に出たと思った

これで帰れるとまた思った…

本当にそう思った…

 

ヘロヘロ状で稜線に立った

 

 右方向に尾根を行く

 標布もしっかりとあると思た…

 もう…稜線を歩くだけと思った

 道が消える事は無いと思った…

 急な登りは仕方が無いと思った…

 ちょっと荒れているだと思った…

 

この頃・・・

自身の体力の限界を感じていた

 

 

尾根に出た尾根ポイントから日出ヶ岳へは

一本の尾根道で繋がっているように見えた…

それは私の願望か・・・

尾根を進めば帰れる

そう言い聞かせつつ 自身の身体に鞭を打った…

 

つづく