(08.06 Photograph From Small Yard of Nono-hana)
爪紅(つまべに) なんて艶のある言葉でしょう
太陽や 火の色 血潮の色 赤の持つ力を 戴き 又悪魔を祓うとされた赤化粧。口紅 頬紅 耳紅 うっすら うっすら 赤みを帯びて 紅艶(にお)ふ少女 紅顔の美少年と 紅色は健康的な若さを想わせ・・・。
爪紅(つまべに)は 今でいうマニキュアですが 平安時代の頃から 木賊(とくさ)で爪を磨き 鳳仙花(ほうせんか)の花と酢漿草(かたばみ)の葉を擦りあわせて作った染料を 爪に塗り 紅絹で磨いて 薄赤く染めたといいいます。
白魚のような指に 桜貝色の赤い爪 そのときめき・・・。
鳳仙花の別名の爪紅(つまべに)・爪紅(つまくれない)の謂れです。
さてその名を戴いて しっとりと濡れた指先を赤く染めたような 楓(かえで)の葉 爪紅(つまべに)は 春の芽だしも 若葉 青葉の時も 秋の紅葉も それぞれ いとうつくし・・・
爪紅(つまべに)
オオモミジ系
学名:Acer amoenum Tsuma beni
古称:妻紅
紅葉の花言葉:遠慮・自制・大切な思い出・秘蔵の宝
鳳仙花紅色の花言葉:繊細・そっとして・私に触れないで
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先ほどはご訪問いただき、ありがとうございました。
雨にしっとりと濡れた風情は、落ち着いていますね。
この楓を「つまべに」と呼ぶのでしょうか?
こんばんは ようこそお越し戴きまして ありがとうございます。
昼からこちらは雨足強く 打たれた木々の葉が重たそうにしなだれていますが この 楓は相変わらずの軽やかさです。ええ このお写真の楓が 爪紅 嬰児が手を広げているような葉の形の先のほうが赤く色付いていますね。本格的な夏の暑さに入るとこの紅も消えていきやがて 真っ赤な紅葉へと・・・。