酷暑からいってんの冷夏、今日は蒸し暑そう・・・、しばらくはっきりしない天候が続きそうです 湿気が多いと嫌ですね!
「朝起きたら、天井がぐるんぐるんして、気持ち悪かったです」、季節変化にともない、こんな症状も増えます。
近隣の耳鼻科さんで処方されているケースも増えていますが、苓桂朮甘湯という漢方薬をご紹介します。
苓桂朮甘湯は、茯苓(ぶくりょう)+桂皮(けいひ)+蒼朮(そうじゅつ)+甘草(かんぞう)の4つの生薬から構成されています。いかがですか、覚えやすいネーミングですよね(^_^)
茯苓(ぶくりょう)と蒼朮(そうじゅつ)には、水分の代謝を改善することで排泄を促す作用があります。これにより、めまいや立ちくらみを抑えます。また、桂皮(けいひ)は頭痛やのぼせを和らげ、神経興奮を抑えることが知られています。
臥位になってお臍のあたりを触るとドキンドキン(臍上悸といいます)、胃がチャポチャポ(胃内振水音;胃内停水といいます)していれば、おそらく効果が期待できます。
以下の症状にはうってつけです。
1 朝起きにくい
2 急に立ち上がるとめまいだけでなく、動悸もする
3 頭に何かをかぶっているようにぼうっとする
4 むくみっぽい
結構長期間愛用(?)されている方も多いお薬です。ご相談ください。
しかし次々と帯状の雲が発生して日本に向かっております。いつになったらスッキリ晴れるのでしょうか!?