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内科・循環器内科のクリニックです。その日閃いた、その日出会った、健康情報をお届けします。

苓桂朮甘湯

2015-09-02 06:31:08 | 漢方

酷暑からいってんの冷夏、今日は蒸し暑そう・・・、しばらくはっきりしない天候が続きそうです 湿気が多いと嫌ですね!


「朝起きたら、天井がぐるんぐるんして、気持ち悪かったです」、季節変化にともない、こんな症状も増えます。
近隣の耳鼻科さんで処方されているケースも増えていますが、苓桂朮甘湯という漢方薬をご紹介します。

苓桂朮甘湯は、(ぶくりょう)+皮(けいひ)+蒼(そうじゅつ)+草(かんぞう)の4つの生薬から構成されています。いかがですか、覚えやすいネーミングですよね(^_^)

茯苓(ぶくりょう)と蒼朮(そうじゅつ)には、水分の代謝を改善することで排泄を促す作用があります。これにより、めまいや立ちくらみを抑えます。また、桂皮(けいひ)は頭痛やのぼせを和らげ、神経興奮を抑えることが知られています。

臥位になってお臍のあたりを触るとドキンドキン(臍上悸といいます)、胃がチャポチャポ(胃内振水音;胃内停水といいます)していれば、おそらく効果が期待できます。

以下の症状にはうってつけです。
1 朝起きにくい
2 急に立ち上がるとめまいだけでなく、動悸もする
3 頭に何かをかぶっているようにぼうっとする
4 むくみっぽい

結構長期間愛用(?)されている方も多いお薬です。ご相談ください。

しかし次々と帯状の雲が発生して日本に向かっております。いつになったらスッキリ晴れるのでしょうか!?

  昭和大学横浜市北部病院から講演会のお知らせが2種類届いております。ご確認(画像をクリックして)ください。


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