片頭痛は、片側あるいは両方のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つように「ズキンズキン」と痛むタイプの頭痛、ひとたび痛み出したら、4~72時間続きます。片頭痛持ちは無い人に比べ、脳梗塞発症リスクが2倍になるというから穏やかではありません!
基本的な片頭痛治療は、適切なタイミングでトリプタン系薬剤(イミグラン、ゾーミッグ、レルパックス、マクサルト、アマージなど)を服用することですが、何と心臓の手術で片頭痛が解消することもあると知ってビックリ(゜Д゜)
岡山大学では、片頭痛の原因の一つとして、心臓の卵円孔に小さな穴が開いている状態を想定、6月から卵円孔閉鎖術(カテーテル治療かな?)を実施するそうです。現時点では健康保険が適用されないため、130万円ほどの費用がかかるのがネックですが、日常生活や仕事に強い支障をきたしている方には朗報か!
*卵円孔とは、胎児が母親の子宮内にいる際に、胎盤から酸素を含んだ血液を、右心房から左心房を通じて全身へめぐらせるための役割をしている穴で、生まれ出た後自然に閉鎖するのが通常ですが、約20%の人は閉鎖不全が起こっているといわれております。
なぜ卵円孔開存だと片頭痛となるのか、静脈中の物質が肺を通過せずに動脈に流れ混むと片頭痛を起こしやすくなるのではないか、と考察されているようです。
ファイザー(株)さんのHPより
http://www.sukkirin.com/migraine/about.html