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内科・循環器内科のクリニックです。その日閃いた、その日出会った、健康情報をお届けします。

アロマでめまい対策

2015-05-25 12:04:35 | アロマ

 めまいを訴える患者さんは意外に多く、沢山の方がお困りになっている症状の1つです。大きくは「グルグル回る回転性のめまい」「フワフワふらつく浮遊感のあるめまい」そして「くらっとするめまい」の3つのタイプがあります。
また原因も多岐にわたり、
①耳の異常   
 耳石の侵入でおこる良性発作性頭位めまい症
 リンパの増加によるメニエール症
 他にも、前庭神経炎、外リンパ炎、中耳炎等があります。
②脳の異常~脳梗塞、脳出血、血流不全、聴神経腫瘍、脳腫瘍等があります。
③その他~高血圧、低血圧、不整脈、低血糖、貧血、自律神経失調症等があります。

 めまいの症状は、季節の変わり目、生活リズムの乱れ、ストレスなどによって起こりやすくなります。起きた場合はまず安静、ただし激しい頭痛、手足に力が入らない、舌がもつれて話しづらいなどが同時にあったら、すぐに救急病院で診てもらってください。そうでない場合は気持ちをおちつかせ、処方された薬を飲むと回復も早いようです。一度も受診した事がない方は、診断を受けておくとよいですね。
 発作性頭位めまい症は、理学療法(頭を動かす運動)で症状がとれたり、起こさなくなる事もあるので、耳鼻咽喉科で相談される事をおすすめします。
 さてめまいが自律神経の乱れで心因性のものといわれたり、不安が強い方はアロマを試してはいかがでしょうか。ここでは自律神経を整えるアロマやハーブを紹介します。
1)鎮静作用のある精油ラベンダー、ネロリ、プチグレン、サンダルウッド等があります。
 外出時にハンカチに一滴垂らして持ち歩くと、ふらっとしてドキドキした時、倒れたらどうしようと不安になった時香りを嗅いで深呼吸するといいでしょう。これからの季節、好みの精油を使ってハンドクリームを作って持ち歩くのもいいですね。
2)メニエール病におすすめなのが、タンポポコーヒーのハーブティーです。利尿作用があり、余分な水を出すので、内耳のリンパの腫れの減少に効くと言われています。
3) もう1つおすすめのハーブティー“パッションフラワー”
 日本では“トケイソウ”の名前で知られ、実はパッションフルーツです。植物性の精神安定剤とも言われ、過度な緊張をとります。あまり香りがなく、草っぽい味なので、ブレンドしてもいいでしょう。ところで低血圧の人や、妊娠中の方、安定剤との併用は注意が必要です。(担当:看護師 Y.Y.)

この記事は、2014年11月号のクリニック通信として配信しました。


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