登山にBCスノーボードに自転車にシーカヤックにと、年がら年中何をして遊ぼうかとばかり考えるアホなワタクシなんですが、残念なニュースが一つ入ってきました。
先月、神奈川県の長井沖にて遊漁船とシーカヤックの衝突事故があったのですが、シーカヤックは半分に折れて大破、しかしシーカヤックの方はケガのみで済んだとの事でまずはほっとしてところだったんですが……
関東でも指折りの名シーカヤックゲレンデの一つ、三崎港周辺で小型ボート(シーカヤック含む)の航行が禁止になったそうです。
関東では既に南伊豆周辺がハイシーズンはシーカヤックでのツーリングキャンプ不可等(漁港への車の乗り捨て&そのままカヤックツーリングに出て数日帰って来ない、ゴミの放置等が原因)、いいゲレンデが規制をくらう状況になってしまっていますし、北陸方面でもカヤックフィッシングの流行で週末になるとカヤッカーが大挙して押し寄せて漁港や海岸に車を置いて沖に出てしまうため、かなり問題視(場所によっては既に規制済)されてきています。
三崎港周辺の航行禁止区域は、まだ現地のシーカヤッカーの方達が詳細なエリアを当局に確認したりしている所らしいですが、既に出艇ポイント等には航行禁止の看板が立てられ始めているようです。
シーカヤックは普段陸地からは行けない所、また大きな船では入れない所を勝手気ままに散歩出来たり、その気になれば大海原にも漕ぎだしていける素晴らしい遊びなんですが、海には海図に示されている航路があり、また海で働く漁師さんの漁船がひっきりなしに走ったりしています。
東京でヨット遊びをしている先輩に聞いた所、大型船舶が数分おきに通る浦賀水道の航路上で釣りをさせている遊漁船が結構な数いたりと、今回の件ではどちらに非があるかは分かりませんが、一旦事故が起こってしまうと当局としては何かしらの対応を迫られて、結局こういう事にもなってしまったりする訳です。
シーカヤックに限らず、BCスノーボード等もかなり問題になり始めていて、ちゃんとした装備(ビーコン・プローブ・ショベル等)を持たずにスキー場のエリア外に入り込んで遭難し、死亡事故やそれに伴う規制強化(BCスキー・スノーボードの入山規制等)が進んでいるのが現状です。
BCスノーボードにしろシーカヤックにしろ、第一には自然との勝負(いかに地形と天候を読んで雪崩を避けて滑り降りる、海況を自己責任で判断して航行する)であり、またそれが最高の楽しさでもあるのですが、最低限のルールは守らないと、結局は自分達の首を絞めてしまう事になってしまいます。
シーカヤックであれば航路をまたぐ際には定期航路の船の時間を調べておいて、船舶が来ない時間に一気に横切るとか、BCスノーボードであればきちんとした装備を整えた上で地形図と気圧配置図を確認し、可能な場合は登山届を出してから入山するとか、遊ぶ前にまずすべき事が一杯あります。
漁師さんの仕事場である漁港に車を数日間放置してカヤックキャンプに行くなんてもってのほかですし(ちゃんと漁師さんに話をして許可を貰っていれば別ですけど)、それに自然の力の前では人力なんて無に近いようなものです。
我が家が気に入って海遊びに行く鹿児島の漁港や天草の集落なんかでは、行った時に現地の方に話しかけ、「今からどこそこの島に渡ってキャンプしてきたいけれど、ここに車を置いていってもいいですか?」とか必ず地元の人に確認してから行くようにしています。
そうする事で、海の上で漁師さんに会ってもわざわざ向こうから針路を変えてまでこちらに寄って一声かけに来たり、漁港内でキャンプしたり泳いで遊んでいても穫れて余った魚を分けてもらったり、非常に友好的な関係を保てたりします。
シーカヤックの場合であれば、「どこそこの先は引き潮の時に強い流れが出来るから気を付けてね」、とか、海に出ていく人に対してすごく有益な情報を貰えたりもします。
そういや、関東に住んでいた頃に3連休があれば足繁く福島の山奥にキャンプしに行ってたんですが、そこの人達ともそういう会話をするにつれ、キャンプ中の我が家に採れたての山菜をどっさり置いていってくれたり、キノコ狩りに連れて行ってもらったり、「この下の沢は熊の巣だから絶対下りていっちゃダメだよ」とか、そういう事もありました。
要は、お互いにお互いの立場を考えて気を遣う、という事だと思います。
だからといって別に気を遣いすぎる必要もないし、郷に行っては郷に従え、それさえきちんとしていれば変な誤解や規制を招く事にはならないと思います。
関東はどうしても人が多いのでそれ故の色んな問題がおきますが、福島の山、天草の集落、鹿児島と西伊豆の漁村、こちらから挨拶するだけでそこから関係が深まっていきました。
せっかく遊びに来たのだから、と焦る気持ちもすごく分かりますが、その前にその「遊ばせて頂く場所」で働いている方、住まわれている方、に一声かけるという事で状況は一気に変わる、という事を是非みんなでやっていければ、と思います。
特に田舎の漁村の方なんかは「どっからきたと~?わざわざ福岡からね~、すごかね~、何も無かけど海は綺麗やけん遊んでいって~」とか、一度は西伊豆の漁港でアジゴを釣って遊んでいたら民宿のおばちゃんと仲良くなり、なめろうの作り方を教わり、けれど大葉を持ってないと言うと、「うちに植えてるから取りにおいで」と言われてみっちぃが大葉を貰って来た事もありました。
流行りの遊びに夢中になるのもいいですが、せっかく旅をしながら自然の中で遊ぶんですから、現地の人と仲良くなって、変な誤解や反感を買うような事はしないようにしましょうね♪
個人的には、BCスノーボードやシーカヤックで味わう大自然の素晴らしさと恐ろしさ、それを体感出来るのが大好きで夢中になってなって遊んでいますが、それと同じくらい、現地の人と仲良くなって色んな話を聞いたりするのも凄く楽しいですし。
せっかく様々な自然(雪山からサンゴ礁まで)がある日本、ちょっとお互いに気を遣ってみんなで楽しもうじゃありませんか♪
先月、神奈川県の長井沖にて遊漁船とシーカヤックの衝突事故があったのですが、シーカヤックは半分に折れて大破、しかしシーカヤックの方はケガのみで済んだとの事でまずはほっとしてところだったんですが……
関東でも指折りの名シーカヤックゲレンデの一つ、三崎港周辺で小型ボート(シーカヤック含む)の航行が禁止になったそうです。
関東では既に南伊豆周辺がハイシーズンはシーカヤックでのツーリングキャンプ不可等(漁港への車の乗り捨て&そのままカヤックツーリングに出て数日帰って来ない、ゴミの放置等が原因)、いいゲレンデが規制をくらう状況になってしまっていますし、北陸方面でもカヤックフィッシングの流行で週末になるとカヤッカーが大挙して押し寄せて漁港や海岸に車を置いて沖に出てしまうため、かなり問題視(場所によっては既に規制済)されてきています。
三崎港周辺の航行禁止区域は、まだ現地のシーカヤッカーの方達が詳細なエリアを当局に確認したりしている所らしいですが、既に出艇ポイント等には航行禁止の看板が立てられ始めているようです。
シーカヤックは普段陸地からは行けない所、また大きな船では入れない所を勝手気ままに散歩出来たり、その気になれば大海原にも漕ぎだしていける素晴らしい遊びなんですが、海には海図に示されている航路があり、また海で働く漁師さんの漁船がひっきりなしに走ったりしています。
東京でヨット遊びをしている先輩に聞いた所、大型船舶が数分おきに通る浦賀水道の航路上で釣りをさせている遊漁船が結構な数いたりと、今回の件ではどちらに非があるかは分かりませんが、一旦事故が起こってしまうと当局としては何かしらの対応を迫られて、結局こういう事にもなってしまったりする訳です。
シーカヤックに限らず、BCスノーボード等もかなり問題になり始めていて、ちゃんとした装備(ビーコン・プローブ・ショベル等)を持たずにスキー場のエリア外に入り込んで遭難し、死亡事故やそれに伴う規制強化(BCスキー・スノーボードの入山規制等)が進んでいるのが現状です。
BCスノーボードにしろシーカヤックにしろ、第一には自然との勝負(いかに地形と天候を読んで雪崩を避けて滑り降りる、海況を自己責任で判断して航行する)であり、またそれが最高の楽しさでもあるのですが、最低限のルールは守らないと、結局は自分達の首を絞めてしまう事になってしまいます。
シーカヤックであれば航路をまたぐ際には定期航路の船の時間を調べておいて、船舶が来ない時間に一気に横切るとか、BCスノーボードであればきちんとした装備を整えた上で地形図と気圧配置図を確認し、可能な場合は登山届を出してから入山するとか、遊ぶ前にまずすべき事が一杯あります。
漁師さんの仕事場である漁港に車を数日間放置してカヤックキャンプに行くなんてもってのほかですし(ちゃんと漁師さんに話をして許可を貰っていれば別ですけど)、それに自然の力の前では人力なんて無に近いようなものです。
我が家が気に入って海遊びに行く鹿児島の漁港や天草の集落なんかでは、行った時に現地の方に話しかけ、「今からどこそこの島に渡ってキャンプしてきたいけれど、ここに車を置いていってもいいですか?」とか必ず地元の人に確認してから行くようにしています。
そうする事で、海の上で漁師さんに会ってもわざわざ向こうから針路を変えてまでこちらに寄って一声かけに来たり、漁港内でキャンプしたり泳いで遊んでいても穫れて余った魚を分けてもらったり、非常に友好的な関係を保てたりします。
シーカヤックの場合であれば、「どこそこの先は引き潮の時に強い流れが出来るから気を付けてね」、とか、海に出ていく人に対してすごく有益な情報を貰えたりもします。
そういや、関東に住んでいた頃に3連休があれば足繁く福島の山奥にキャンプしに行ってたんですが、そこの人達ともそういう会話をするにつれ、キャンプ中の我が家に採れたての山菜をどっさり置いていってくれたり、キノコ狩りに連れて行ってもらったり、「この下の沢は熊の巣だから絶対下りていっちゃダメだよ」とか、そういう事もありました。
要は、お互いにお互いの立場を考えて気を遣う、という事だと思います。
だからといって別に気を遣いすぎる必要もないし、郷に行っては郷に従え、それさえきちんとしていれば変な誤解や規制を招く事にはならないと思います。
関東はどうしても人が多いのでそれ故の色んな問題がおきますが、福島の山、天草の集落、鹿児島と西伊豆の漁村、こちらから挨拶するだけでそこから関係が深まっていきました。
せっかく遊びに来たのだから、と焦る気持ちもすごく分かりますが、その前にその「遊ばせて頂く場所」で働いている方、住まわれている方、に一声かけるという事で状況は一気に変わる、という事を是非みんなでやっていければ、と思います。
特に田舎の漁村の方なんかは「どっからきたと~?わざわざ福岡からね~、すごかね~、何も無かけど海は綺麗やけん遊んでいって~」とか、一度は西伊豆の漁港でアジゴを釣って遊んでいたら民宿のおばちゃんと仲良くなり、なめろうの作り方を教わり、けれど大葉を持ってないと言うと、「うちに植えてるから取りにおいで」と言われてみっちぃが大葉を貰って来た事もありました。
流行りの遊びに夢中になるのもいいですが、せっかく旅をしながら自然の中で遊ぶんですから、現地の人と仲良くなって、変な誤解や反感を買うような事はしないようにしましょうね♪
個人的には、BCスノーボードやシーカヤックで味わう大自然の素晴らしさと恐ろしさ、それを体感出来るのが大好きで夢中になってなって遊んでいますが、それと同じくらい、現地の人と仲良くなって色んな話を聞いたりするのも凄く楽しいですし。
せっかく様々な自然(雪山からサンゴ礁まで)がある日本、ちょっとお互いに気を遣ってみんなで楽しもうじゃありませんか♪
【自然の中で遊ぶ、いや遊ばせて貰う
山で遊ぶ、いや遊ばせて貰う
海で遊ぶ、いや遊ばせて貰う】
驕らず謙虚な気持ちで地域の方、働いてある方に迷惑をかけない。またその土地や海、川を壊さない、汚さない。
胆に命じて楽しまないかんね。
言ってもいい内田さんの講演会、というか座談会に
行って来たんですが、結局の所同じような事を
言われてました。
人間がどうあがこうが荒れた海の上では木の葉同然ですし、
そんな時は現地の人とでもお酒でも、なんてのも有りかと(笑)