1999年頃からのデジカメの写真整理をしていると、なんだか妙に時代を感じるというかなんというか。
当時はメモリーカードが高かったので(32MBのメモリースティックで1万円以上とかですよ!!今なら写真1枚分の容量なのに……)、640X480サイズで撮ったりとか、今だとサムネイルサイズの写真が一杯残ってたりするんですよね。
そんな時代から早15年、写真の管理は全てパソコンで行い、現像作業までも個人で簡単にできる時代になりました。
けれど僕が始めてデジタル一眼レフを買った2007年頃は、まだ撮影後に現像作業(補正・加工作業)を行う事を頑なに拒否する人達も少なからず居ました。
「写真はあくまでもその一瞬をいかにうまく押さえるかが大事であって、撮った後に補正したり加工したりするなんて!!
そもそもRAWデータで撮ったりする事が間違っている。JPGで一発撮りしないとダメだ!!」な~んてことを声高に言う人がいたり。
そんなの人それぞれの好みだから好きにしたらいいじゃんか、と思ってましたが、結構な間その論争はあったような気がします。
だって、フィルム時代だってこだわる人は現像の時に液につける時間を変えて補正したり、ちょっと鉛筆で書いたり削ったりして加工してたじゃん……
僕は……とりあえず全てRAWで撮って、気になった写真だけ現像してました。
RAWで撮っておけば、その当時はどうしようもなかった駄作が未来の技術で名作に生まれ変わるかもしれませんし(笑)
んで、ここ数年使っていたAperture(写真管理・現像ソフト)からLightroomに乗り換えたので改めて色々と勉強しがてら写真をいじくってるんですが、結局もとの素材が良くないと遊べない(当たり前)。
現像作業で色々と面白くしたり「それなり」にしたりはできますしその作業はすごく楽しいのですが、やっぱ元がいい写真には敵わないですね。
ここ最近、あえて色々といじくった写真ばかり載せていたので、今回は全くの無加工、補正ゼロの写真です。
やっぱりちゃんと撮っとけばいじくる必要なんて……ないのか?(汗)
家近くの海岸にて