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糸島徒然田舎暮らし- Play Around In The Nature -

福岡の片田舎、海沿いの小さな町での田舎暮らしを徒然に綴る

水槽の生き物 ~ミクロラスボラ・ハナビ~

2015年03月03日 | 海水魚・熱帯魚飼育
今年に入ってから淡水熱帯魚の飼育にどっぷりと浸かっているんですが、そのきっかけともなった魚です。

通称:ミクロラスボラ・ハナビ
学名:Celestichthys margaritatus

2006年に初めて日本に紹介されたコイ科の魚です。
成魚でも体長3cm程にしかならない小型魚。
ミャンマーのインレ湖に生息しており、独特の色彩が目を奪います。
そのサイズ故に写真を撮るのがめちゃムズイ……






これはオス。
飼い始めて1ヶ月少しですが、徐々に色が揚がってきました。
飼い込んでいくと、ヒレがより鮮やかになるらしいです。






こっちはメス。
オスよりも幾分丸っこい体型をしていて、ヒレが地味です。
色合いも全体的にオスよりもちょっと薄めかな?






我が家の水槽にはオス4匹にメス1匹が棲んでいますが、オスがメスを1日中追いかけ回しています。
それはもう1匹しかいないメスがかわいそうになるくらいの熱烈な求愛でして……
絶えずメスの後ろをオスが数匹でフィンスプレッドしながらくっついて回っています、ホントに1日中。


買ってきたときこそ「大人しい性格なのかな……?」とちょっと不安になるくらいでしたが、一旦水槽に慣れると元気に水槽中を泳ぎ回っています。
かといって他の混泳している魚に危害を加えることが全くないいい子達です。
今のところカージナルテトラ、ネオンテトラ、スカーレットジェム、ゴールデンハニードワーフグラミーと混泳してますが全く問題なしです。


水槽をサイズアップさせたらもっと数を入れて飼い込んでみたいな~♪

水槽リセット……

2012年10月11日 | 海水魚・熱帯魚飼育
このブログで一時期はかなりの更新頻度を保っていた我が水槽、この1年間はひじょ~に水槽維持のテンションが下がっていたのでほっぽらかし状態(泣)


けど……やっぱりサンゴ育てて遊びたいよね……



ちゅうことで、久しぶりに水槽をフルリセットする事にしました。


問題は、一年間放置状態の底砂やライブロック(既にデッドロックになってます……)をそのまま使っていいのか?というところですが、さすがに完全に底砂とライブロックを入れ替えるとそれだけで4~5万円は簡単に飛んでいってしまうので、今回は海水の全入れ替えだけで試してみようかな?と。

うん、お金がないんです(泣)


で、機材やら色々とネットで見ていたら、ここ一年ですんごい進歩してるんですね。
照明はLEDが主流になりかけてるし、スキマーも超高性能且つ省エネなやつが出てたりと、ホントに感心するばかり。


今度の水槽はブリード物のミドリイシをメインにして、じっくりと育っていくのを楽しみにしようと思っているので、気長にやっていこうと思います。




そんな事言いながら、水槽の調子が上がってくるとどうせ無茶して魚をボコボコ追加したりするんでしょうが……


ということで、今週末からリセット準備に入りま~す♪

計画変更!!

2010年03月01日 | 海水魚・熱帯魚飼育
ぐは・・・

手に入れるつもりだった水槽用の新照明ですが、タッチの差でタイミングを逃してしまい、夢と消えていきました・・・

あ~、どうすべか~?中古だから買えたものを、それでも高いかな~なんて思っていたら逃してしまった・・・


中古はタイミングだけが命なので、これ以上待っていてもしょうがない、一気に計画変更!!

250W2灯のプランは捨てて、150W2灯プラスαで作戦を練り直します!!


ただ、新品で買ったらこの間の250W2灯よりも高くつくじゃねえか・・・

どちらにしても、水槽のコケがおさまるまで後2ヶ月は回す必要があるので(大型水槽のバランスが崩れるとホントどうしようもないですね・・・)、その間に出物が来るのを待ちますか。

いつになったら南の島の水槽が出来上がるかな~?



あ、パスポートが意外な所から出て来ました。
これで会社をクビにされんでも済みそうで何より・・・あはは。

南の海を目指して~

2010年02月19日 | 海水魚・熱帯魚飼育
ここ数週間で俄然ミドリイシ水槽へ向けてテンション上がりっ放しなんですが、先週先々週の水換えと小技が聞いてきたのかどうなのか、トロロ藻の勢いが弱ってきました!!

ワ~イワ~イ♪

この調子でいけば、おそらく4月の上旬~中旬くらいには久しぶりにメタハラを点灯させる事が出来そうです。


え・・・?今メタハラは使っていないのかですと・・・?


いやぁ、まぁ・・・トロロ藻の勢いが凄すぎて、メタハラなんかつけた日にゃあトロロ藻が増えすぎて、毎週末トロロ藻の収穫をしないといけない状態にまで状態が悪化してたもんで・・・

ちゅうことで、徐々に藻類の勢いが弱まってきたので、ここで更に秘密兵器投入!ってことで海水魚屋さんに頼んでいたキイロハギを新たな仲間として投入~。


こいつが働かないのなんのってもう・・・ちったあコケ食えっつうの・・・

まぁ、キイロハギはそんなにコケ対策として働く子ではないので気休め程度なんですが、全体的にコケが減ってきているのでまあ一安心というところでしょうか。
これで今週末に160L分の換水をすれば、それなりに以前の環境には戻っていくはずですので、後は注意深く見守っていきましょう。

それと、これはコケと全く関係ないですが、自動給水装置はマジで便利ですね。
足し水が切れないように注意しておくだけで良いので、今まで毎日のように足し水をしていたのがホントにアホらしいとしか言えないくらい楽になりました。
問題と言えば、この時期は水槽の水の蒸発が半端ないので、1週間で20LのRO水を足し水として準備しておかなければならないというのが何とも。
ひどい時には一日で5Lとか蒸発していくので、足し水を溜めている水槽(25L)では1週間を乗り切れない場合がありそうでちょっとヒヤヒヤもんです。
ちなみにうちで使っているのはLSSのセットになった奴なので、一旦空回しをしたが最後モーターが死んでしまうので、これだけは気をつけないと・・・
できれば足し水用に40L位のケースが欲しいのですが、うちのキャビネットの隙間に入ってそれだけの大容量、なんていう変態的な形をしたものがないんですよね。
やっすいアクリル水槽屋にでもオーダーすべか・・・?

た~だ、自動給水はとにかく便利ですが、これで海水水槽を見事なまでに崩壊させた先人達が多数いらっしゃるので(自動給水って何かとトラブルが多いんです)、その轍を踏まないよう、気をつけるようにしましょう・・・

そういえば、水槽に1年くらい前からニシキテグリを入れているんですが、全く餌づいていないにもかかわらず体はプクプクと太り、2回り程大きくなってるんですよね。
確かにヨコエビとか色んなプランクトンがわさわさとしてはいるんですが、それにしても餌無しでよくもまあここまで育つなあ、と不思議な限り。

こうなったらいっその事無給餌水槽にしてやろうかとも思うんですが、マルチカラーとバートレットアンティアスがいるんでそれは流石に無理かな・・・?
実は無給餌水槽を目指して既に2ヶ月(って実行してるんかい?!)なんですが、意外とマルチカラーもバートレットも背肉が落ちずにいるんですよね。
今は120cm水槽に魚が5匹だけなので、意外と湧いてくるプランクトンだけでいけるのかな?なんて思ってみたり。

けど、どうせだったらマルチカラーとバートレットを里子に出して、代わりにあと数匹テグリ類やらヨウジウオなんかを入れて、完全なる無給餌水槽にしたいんですよね。

な~んて感じで徐々にミドリイシ水槽へ向けて一歩一歩進み始めていたりします。


グヘヘへ、もう死人彷徨う寒村なんて言わせないぞよ♪

アカ~ン!!

2010年02月14日 | 海水魚・熱帯魚飼育
ここの所、我が家の水槽の話題を全然書いてないのですが、実は秘密裡にサンゴ礁の海に近づけるべく着々と作戦が・・・なんてことは全く無く、出張三昧を言い訳にして半年も水換えをしなかった結果、トロロ藻が爆殖してしまって更にテンションが下がりほったらかし・・・という状態でして(泣)

大型水槽は安定している時は少々のアクシデントではびくともしませんが、一回バランスが崩れると元の状態に戻すにも大変ですね、こりゃ・・・

アカ~ン!!こんなんじゃアカ~ン!!

という事で、強制的にテンションを上げるため、久しぶりに海水魚ショップへ。

すると、うほほ~い、素晴らしいまでのミドリイシ水槽、外は寒くてもこの水槽を眺めていればいつでも南の島気分、という事でテンションも急上昇。

とりあえず水槽の状況を説明・・・というか懺悔をし(いつも何かとお世話になってるもんで)、まずは応急処置分としてph上昇剤を少し分けてもらい、ついでにコケ取り貝も10匹程貰う、ってか金払えよ・・・
ただ、これだけでは心もとないので、コケをよく食べる魚を入れてもらうようお願いし、後は水換え~。

芥屋で新鮮な海水を100L程汲み、水換え水換え。

・・・・・・

と、これだけではいつもの大掃除と変わらないですね・・・


実は、海水魚屋で色々と話し込み、水槽アップグレード作戦が日の目を見る事になりました。

まずは出張続きで海水の比重を安定して保つ事が出来ないので、自動給水システムを導入。
これでRO水が切れない限り、比重をばっちり1.024に保つ事が可能に。
毎日毎日水位を確認して足し水をするのは、単純な作業なんですが意外と毎日の作業となると面倒なので、まずはこれで日頃のメンテが一つなくなってすご~く楽になりました。

次は照明。
只今話が進行中ですが、ミドリイシを本気でやるならこれしかないっしょ、とも言えるMT-250の中古が2台手に入るかも。
その時には今のメタハラを中古で出せるので、ええ~?!そんな値段でMT-250が2台も?!ってな状態です。

それとカルシウムリアクター。
カルシウムリアクターは余ってる奴をあげるよ~、て事なんですが、個人的にカルシウムリアクターは余り使いたくないんですよね。
だって・・・日頃のメンテが増えるし、あはは。

ちゅうことで、なんだか一気にシステムアップグレードで充実しそうで久しぶりにアクアリウムのテンションが上がりまくりなんですが、まずは今の水槽の状態をどうにかせんと・・・

とりあえずは100L分換水をして、ph上昇剤を突っ込み、リン酸吸着剤を大量に放り込み、活性炭を放り込み、自動給水装置を稼働させたのでどこまでコケが減るかちょっと様子見。

あと、海水の循環回数を増やす為に塩ビ管で組んでいた配管を全部外し、ホースで接続し直し。
エルボが1ヶ所増える毎に流量がどれくらいだっけな?結構減っていくので、今までの塩ビ配管よりは改善されているはず。
クーラーを接続がてら配管を全て塩ビに変えてから、流量が一気に落ちていたので水槽内にも水流用にポンプを入れてたけど、そのポンプがいらない程に水流も強くなったので、ちょっとは期待出来るかな?

ついでにクーラーを一旦外したので、寒いこの時期の内にメンテに出して、来たる暑い九州の夏に向けてオーバーホールをしときましょう~。

あとはウェーブメーカーでもあれば最高だけど、あれは高いしねぇ・・・

久しぶりにアクアリウム熱が急上昇してきたので、一気に夢のサンゴ礁の海に向けて驀進するとしましょうか。

iPad用に始めた貯金・・・メタハラに回そう(笑)

ホンソメワケベラのクリーニング

2009年08月21日 | 海水魚・熱帯魚飼育
お盆に宮崎の海と川に遊びに行った時に、カッパ先生が採集してくれたホンソメワケベラ。
ホンソメワケベラは海に住む魚なんですが、他の魚の体に付着している寄生虫などを取ってあげるクリーナー行為をする習性で有名な魚です。
通常、海水魚ショップで売っているホンソメワケベラは成魚が多く、黒い体に白いラインが入っていてこれはこれでまた綺麗なんですが、カッパ先生が採ってくれたのはまだまだ幼魚のラインがメタリックブルーに輝くとても綺麗な個体。
これは是非とも我が家の水槽で飼ってみたい、ということで家まで連れて帰ってきたんでした。

うちの水槽に入れてみると、やはり幼魚なので他の魚と比べるととても小さい。
う~ん、ホンソメワケベラはそのクリーナー行為をするがために他の魚からは一種認められた立場にいる魚なので、余りいじめられるという話は聞いた事がないのでまあ大丈夫かな?と思っていたんですが・・・

ホンソメワケベラは、水槽投入から30分もすると既に慣れてしまったようで、他の魚に興味を持ち始め、初めはスミレヤッコの回りをウロチョロし、エラの辺りを突ついたりしている。
スミレヤッコは「ん?なんでホンソメワケベラがいるんだ・・・?」とちょっと戸惑いながらもクリーニングしてもらっている様子。時々クリーニングがしつこいらしく、たまに追っ払う程度。

ああ、良かった良かった、とながめていると、今度はホンソメワケベラがバートレット・アンティアス(ハナゴイの一種)のオスに近づいてクリーナー行為をしようとすると、そやつが猛烈にホンソメワケベラを追っかけ回してどつき始めた。
あ~、お前はなんて事するんじゃい、と思いながらもこればっかりはしょうがないので放置。

その内にホンソメワケベラも誰がクリーニングさせてくれて誰が嫌がるのか分かってきたらしく、スミレヤッコ、マルチカラーエンゼル、それと何故かナベカに標的をロックオン。

ヤッコ系は分かるんですが、何故にナベカ・・・

ナベカを飼うのはこれで2代目なんですが、ナベカはとにかく温厚、他の魚を攻撃する事は皆無、それなのに新たな他の魚が水槽に入った時なんかは近くまで寄っていってじ~っと眺めたりするひょうきんな子でうちのお気に入りなんですが、普通ナベカってホンソメワケベラにクリーニングされるのか・・・?
第一棲息域が違う気もするし・・・

で、それがどんな感じかというとこんな感じ↓





クリーニング場所は水槽の真ん中、と決まっているらしく、その辺りでホンソメワケベラがお尻をフリフリしているとナベカが寄ってきてクリーニング開始。




この写真ではちょいと離れてますが、なんせ動きが早いもんでこの程度しか。いつもこんな感じで何故かナベカをクリーニングしてます。




そうこうしていると、マルチカラーエンゼルの赤ちゃんが寄ってきました。
ナベカは、「あ、マルチカラーが来た、ホンソメワケベラを取られる・・・」と首を曲げてマルチカラーの動きを注視してます。




マルチカラーが寄ってくると、ホンソメワケベラはマルチカラーをクリーニングし始め、ナベカはほっぽらかし。
ナベカは「気持ち良さそうだなあ・・・」とマルチカラーとホンソメワケベラの様子をじ~っと眺めてます。


こんな感じで、どうにかホンソメワケベラの赤ちゃんも水槽の中での地位を確立したらしく、クリーナーとしてせっせと働き始めて一安心なのでした。

それにしても・・・ナベカは一体何を考えているんだろう・・・?

産卵~♪

2009年07月24日 | 海水魚・熱帯魚飼育
先々週の中頃から、水槽の苔取り部隊の1種、キイロタカラガイが何故かパワーヘッドの裏側に2匹で重なってピクリともしなかったんである。
まぁまぁ仲の良い事で・・・としばらく見ていたのだが、それにしても1週間以上も2匹して動かないもんだからひょっとしてパワーヘッドに吸い込まれかけているのか?なんて考えてみたり。
けれど、吸い込み口の部分にくっ付いているわけではないのでその可能性はないし、一体こやつらは何をしてるんだろう?と不思議に思っていたのだ。

すると数日前、その二匹がパワーヘッドから離れ、今度は2匹揃って凄い勢いでコケを食べ始めた。

この2匹ね↓ まだ仲良くくっ付いていますが・・・



はて、一体この間は何をしてたんだろ?と、ふとパワーヘッドの裏を覗き込んでみると、ありゃ~卵を産んでる。
てえ事はなんですか、仲が良い事はいいもんだ、なんてとぼけて見ていたが、ホントに仲が良かったのね(笑)

パワーヘッドの裏側になんか産んじゃったもんだから、綺麗に写真が撮れないのだが、こんな感じ↓


裏側にくっ付いている白っぽいのがタカラガイの卵達です。

なんだか新水槽になってから、やたらと色んな生き物が卵を産むようになってきた。
人工的に作っている、かなり無理のある疑似海洋の中だというのに自然界のように産卵が見れるというのは単純に嬉しいですね。
こういった卵が無事に孵化するのか、ワクワクです。

マルチカラーエンゼルその後

2009年06月24日 | 海水魚・熱帯魚飼育
うっかりメイン水槽に放流となってしまったマルチカラーエンゼルの赤ちゃんですが、どうにかこうにか餌のおこぼれにあずかっているようで、お腹がぷっくりとしてきました。

で、なるべくマルチカラーエンゼルに餌が回るようにと通常では考えられない量の餌をばらまいているもんだから、バートレットアンティアスはブクブク太りやがるし、スミレヤッコもパンパンに肉がついてしまいました。
おかげさまで水槽にはコケが増殖しまくり、こりゃどんだけ換水しても限界がある、つう事で適当に放ってあります。

スミレヤッコとマルチカラーは特に喧嘩もせず問題ないのですが、水槽に慣れてきて色んな所をほっつき歩いているマルチカラーを、バートレットアンティアスのオス(ボスですな)が追っかけ回し始めました。

マルチカラーは小さいし、追っかけられてもスイスイとライブロックの陰とかに隠れているんでとりあえずは問題なさそうですが、餌の量が問題になっているのもバートレット軍団がいるからこそで、別水槽に隔離すべきか、里子に出してしまうべきか、と考えてしまいます。

よく考えてみりゃ、バートレット軍団がいなくなれば餌の量はおそらく10分の1程度で済むはず……

隔離水槽を立ち上げるのが一番手っ取り早いのですが、その為には今の岩組みを全て取り出さないといけないという話もあるわけで、中々簡単にはいかなそうです。
あと、隔離水槽を使うにしても、オーバーフローにして今のメイン水槽に繋げるか、それとも独立した水槽にしてしまうかでも悩んでしまいます。

今のスキマーで維持していく為にも、魚はヤッコが後一匹、小型のハゼなんかが数匹程度だと思いますので、独立式にした方がいいんですが、そうなるとクーラーや水質の問題もあるし、あははこりゃどうしようもないですね。
てか、現状を考えると、すでにパンク状態の様な気もしますが……

まずはメイン水槽の照明をどうするか、目下の所の問題、そこから考えないと……

KHの謎

2009年06月19日 | 海水魚・熱帯魚飼育
海水水槽で多くの方が一度は目指す目標、それは家の中にサンゴ礁の海を作る事。

我が家の場合、目的意識を持ってサンゴ礁の海を作ろうとはしていないのですが、ソフトコーラルは成長が早くていくら株分けしても増殖するばかりだし、必然的にSPS、ミドリイシ系のサンゴを最近はポコポコと水槽に増やしていってるんですが……

雑誌やネットで見る限り、先輩方はミドリイシの飼育、色揚げの為にライトを多灯したり(150W、250Wのメタハラを10灯以上つけられている方も……電気代大変そう)大きなカルシウムリアクターをつけられたりしているのですが、うちはそれは面倒なので天然海水のパワーに頼っているだけ。
プロテインスキマーだってミドリイシを買おうと思えば非力なモデルだし、カルシウムリアクターなんてまともに付けようと思った事すらありません。
照明だけはもうちょっと強力にする必要があるかな?と思ってますが、水がきれいで灯りがあればそれでも育つんじゃないのかなあ、なんて適当に考えている状態。

ただですね、今の水槽の状態でもミドリイシが徐々に色揚がりしながら結構な勢いで育っていってはいるんですが、今までまともにミドリイシを飼育する為に適切な水質に持っていこうとしていなかったので、ふとうちの水槽の水質が気になった訳です。

ミドリイシの飼育に重要なファクターと言われているのが、基本的に清浄な水質は勿論ですが、それに加えてリン酸塩の濃度を限りなく0に近づけるとか、KH(炭酸塩硬度)を適切(9~12くらい?)に保つ、なんていろいろある訳です。
その時点でものぐさな自分としては既に無理、と感じている訳ですが。
じゃ、今のうちの水槽はどうなってるんだろう?と試薬で測ってみました。

リン酸塩:ほぼ0
KH:14

・・・天然海水でKHが14ってあり得るんですか・・・?

KHってのは、自然界の海では大体6~7位らしいです。
KHっていうのは、面倒な説明は省きますが、水自体の硬度(水の中にどの程度カルシウム分とかが含まれているか)と考えても大丈夫かと思います。
なんでミドリイシを育てる場合に自然界よりも高いKHに維持するかと言えば、ミドリイシの骨格はカルシウム分がメインで出来ていて、KHを上げてあげる事によってより早い成長を促す、という事なんです。
ようするに、養殖する為にある特定の成分を極端に上げて成長を促すようなもんですね。

で、不思議なのはうちの水槽。
未だかつて人工海水を使った事もなければ、KHを上げる為のカルシウムリアクターを使った事もない、KHを上げる為の添加剤も使った事がない。
自然界の海ではKHは通常6~7程度(KHは低い方が軟水になります)。うちの水槽はKH14。
カルシウムリアクターを使えばKHを14くらいまで上げられるでしょうが、何もしないでそんなに上がるか・・・?

これはあり得ないと思うんですが・・・

ちなみに今回使ったKHの試薬はRed Sea社のやつ。
ネットで見る限り、どうもKHに関してはテトラの試薬がある程度安定した数値を出すらしい(あくまでもホビー用の試薬という前提です)。

どうも試薬がおかしいとしか思えないのですが、こんなに測定値がずれるかなぁ?

とりあえず、うちの水槽の海水、いつも採取してる天然海水&試薬を海水魚屋さんに持っていって真偽を明らかにしてきます。

糸島の天然海水自体のKHが高ければそれはそれでおいしい話(カルシウムリアクターとか余分な器材がいらないので)なんですが、そんな訳ないよなぁ・・・

マルチカラーエンゼルの赤ちゃん

2009年06月17日 | 海水魚・熱帯魚飼育
すっかり写真をアップするの忘れてました。

今回の水槽にはヤッコ系を入れるのは3匹まで、という縛りを付けてますので、いきおい入れるヤッコはホントに気に入った種だけを入れようとしていたのですが。

だって、ちゃんと育ててあげれば10年以上共に過ごす子達ですもんね。

個人的にどうしても入れたかったのはスミレヤッコとマルチカラーエンゼル。

どちらとも色彩がとても綺麗な種なんですが、スミレヤッコは餌づくまでは極端に臆病、一般的にヤッコの中では飼育がとても難しい種と言われています。
ま、一旦餌づいて水槽に慣れてしまったらヤッコはヤッコですし、それなりに暴れてくれそうですが……

それに対して、マルチカラーエンゼルは性格が活発、餌付きも良い、言い換えればタフ、自分が小さくて喧嘩を売られようが耐えられる、自分が優位にたてば他のヤッコを追いかけ回しまくる素質たっぷり。

さて……この2匹をどうやって混泳させましょうか……?

小型ヤッコ飼育のセオリーでは、先に水槽に入っている子が縄張りを作って強くなるので、次に入れる小型ヤッコは既に水槽に入っている子よりも大きくて性格的にもタフな子をいれるのが一般的。
と言われても、スミレヤッコは先に水槽にヤッコが入っていれば臆病な性格を出しまくって餌づかずに死んでしまうケースが大いにあり得、かといって先に入れたにしても後からより性格の強い大きな子を入れれば今度はその子に追いかけ回される可能性も大。

じゃあ、どうしましょっか……?

僕が出した結論は、先にスミレヤッコを水槽に入れ、きちんと餌づけて餌をやりまくり、正真正銘のメタボ状態までした段階でマルチカラーエンゼルの赤ちゃんを入れる。

というのも、小型ヤッコ同士が殺し合いするのも、大体において体格が同程度の場合。
後から入れたヤッコが極端に小さければ、先住のヤッコをいじめる事も出来ず、先住のヤッコは「ん?なんか弱っちいのが来たな……」程度で相手にしないはず、というまこと勝手な考えで。

そうこう考えているうちにちょうど頃合いのサイズのマルチカラーが訳ありで手に入り、いざ我が水槽へと相成ったのですが……

水槽の隔離ケースに入れてみると、想像以上に小さいぞ~!!

どれくらい小さいかって、手の親指の爪より小さい。
先住のスミレヤッコは餌を食べまくっているもんだからぶくぶくと太り、体格もがっしりしてしまっていかにも強そう。
マルチカラーの赤ちゃんは、今まで餌をほとんど食べられていなかったらしく、背肉のあたりなんて向こう側が透けて見える程薄くなってしまっている。

まぁ、ホントはヤッコの背肉が落ちているのは非常に危険で、既に体力が無くなってしまっていてあっさりと死んでしまう子が多いので手を出してはいけないのですが、なんせ訳ありな子なもので……
第一、マルチカラーの赤ちゃんが手に入るのはこの時期だけですしね。

ということで先週我が家にマルチカラーの赤ちゃんが来たのだが、ここで毎度のハプニング発生。

隔離ケースの扉を開けたのを忘れたままトイレに行ってしまい、帰ってきたらマルチカラーの赤ちゃんが水槽の中をスイスイと……

ぐわぁ~、なんてこった、こんなペラペラの状態でメイン水槽に入ってしまったら、完全なるメタボ軍団と化したバートレット・アンティアス4人組とスミレヤッコに餌を取られるだけ取られて、餌を分けてもらえずに死んでしまうじゃないか~!!

混泳自体は、やはり体格の差が大きすぎるのでスミレヤッコはマルチカラーの事をまるで相手にせず、無事に済んでいるのですが、とにかくあんな痩せっぽちの状態で今の水槽の中で生きていけるはずがないというとんでもない新たな問題が……

しばらくの間隔離ケースを浮かべていたのですが、隔離ケースに入ってくるのは隔離ケースが大好きなスミレヤッコのみ。

今回は別にスミレヤッコに入ってもらわなくても良いのになぁ……

しかも、極力岩組みを崩したくないというのはあるのですが、崩すにしても通常サイズの魚ではなく、親指の爪以下のサイズの子。ライブロックを全て取り出さない限り確保は到底無理。


しゃあない……餌を撒きまくるとしますか……


ということで、今我が家の水槽には通常量の10倍近い量の餌(我が家は元々餌の量が少ないもんで)を撒くはめに……

しばらくの間にマルチカラーが無事餌づいて体力を付けるのが先か、あり得ない餌の量で水質が一気に悪化してミドリイシが死ぬのが先か……ここまで来たら訳の分からないチキンレース状態です……

さ、水換え頑張ろ……



トロロ藻退治

2009年06月09日 | 海水魚・熱帯魚飼育
前々回の投稿で書きましたが、なんだか最近うちの水槽にトロロ藻が繁殖中。

ということで、実験もかねて水槽の水を全取っ替え~。

といっても手持ちのポリタンクが65L分しか無いので、海まで7回往復ですね……
ワンコロ達の散歩がてら行きましょうか。


こんな事を思いついたのも、水槽って大概立ち上がってしまったら後は定期的に一定量を換水していくだけですよね。
なので、全換水を年二回程度やったら水槽の中の足りなくなった微生物も足されるだろうし、また水槽の中に溜まってしまった要らない成分も無くなっていくんじゃないのかな~?なんて思った次第で。

とりあえずどんな変化が起きるのか、注意深く見てみたいと思います。


なんでいきなりこんな事を始めるかというと……どうもしばらくの間プロテインスキマーがまともに働いていなかった恐れが……というか完全に機能してませんでした、あははは。
しばらくの間というのもどれだけかが問題ですが、おそらく2ヶ月程……

その間の栄養がどっさり水槽の中に溜まっているはずなので、それを一気に放出しようかな~なんて。

全然シャレになってませんね。

ミドリイシもスミレヤッコも元気にしているのでとりあえずは安心ですが、それよりもマルチカラーエンゼルの赤ちゃんが……

マルチカラーの赤ちゃん……?


何の事ですか……?



明日あたり、写真載っけます(謎)

久しぶりに水槽ネタ というか教え求む

2009年06月01日 | 海水魚・熱帯魚飼育
久しぶりに水槽ネタ。

この間水槽にクーラーを繋げてから、一気に水流が落ちた我が水槽。

水の回りが悪くなって、徐々にトロロ藻が増えてきているのでパワーヘッド(水中用ポンプね)を倉庫から引っ張り出してきて繋げたはいいけど、それでも今までよりは水中の水の勢いが弱い。
こりゃ困ったということで、ひょっとしたら最近は餌も多めに入れてるのでリン酸塩が溜まってしまったかな?と今度はリン酸塩の試薬で測ってみるとほぼ0。

やっぱ水流が弱いのが問題なのかな……?

かといってパワーヘッドを増設するのも見栄え上の問題から避けたいので、パワーヘッドに取り付ける交換用強化キットで強くすることに。

と、それはいいんですが、いつものごとく訳の分からない物が増殖してしまう我が水槽に今回初登場のものが出てきたんだった。

これ↓




え~、これはライブロックのオーバーハング部分なんですが、ライブロックからデコボコと出っ張っているのは糸島のサザエ達、全部で6~7匹いるのかな?ってこの水槽は料亭のいけす水槽かい?!
サザエ達は単なるコケ掃除役として入れてるだけなんですが、それにしても大きくなってきたな……殻に石灰藻も付け始めて、貫禄が出てきました。岩組みも派手に壊してくれるし、そろそろ食べちゃおうか……


話がずれました。


サザエの裏側あたりに、なんだか白い筒状の物がライブロックにびっしり生えてるのが見えるでしょうか?
なんだこれ?

ちなみにアップにしてみるとこんな感じ↓




何ですか……これは?

実はこれが付いてるのはこの1ヶ所だけじゃなくて、サザエがよくうろちょろしているあたりにあと2ヶ所付いてるんですよ。岩組みは崩せないのでひょっとしたら岩組みの中にもっとある可能性有り。

1週間くらい前には全く無かったので、突然現れた感じなんですが、これが何か分かる人います?
特に悪さをするような物とは思えないんですが、水槽のガラス面にもくっ付いていたりして、謎は深まるばかり。

それにしてもこの水槽、ホントによく訳のわからない物が増えるもんですな……

お掃除屋さん

2009年05月09日 | 海水魚・熱帯魚飼育
水槽で生き物を飼っていて何が楽しいかというと、ちょろっと海に潜ったりしても中々見れない生き物の姿をじっくりと眺められる事。

今、我が家の水槽にはそんなに多くの生き物を入れている訳ではないけれど、それでも色んな風景が眺められる訳で。

この写真は、スカンプシュリンプが一生懸命スミレヤッコをお掃除している所。
え?クリーナーの写真を撮る前に水槽の掃除をしろって?
今、スミレヤッコと大食漢のバートレットアンティアス5匹に餌あげてるもんだからコケがすぐ生えてきてですねぇ……

スカンプシュリンプはホンソメワケベラと同じく、お魚さんについている寄生虫なんかをお掃除するクリーナーとしての役割を海の中で持っているのだけど、水槽の中でもせっせせっせとお魚さんのお掃除をしてくれる。

水槽に慣れた今では底面吹き出し口に居を構えてぼーっとしていて、マッサージしてほしいお魚さんが近くに寄ってくるとピョンと飛び移ってエラの中からヒレの先まで器用にお掃除をしていく。

たま~にお掃除しすぎてお魚さんが痛そうにする事があるものの、それでもしばらくするとまたスカンプシュリンプにマッサージしてもらいにきている所が微笑ましい。

甲殻類が大好物のお魚さんでもきちんとその辺は分かっているようで、こういったクリーナーの役割を持つ子は食べないらしい。

お魚さんはいったい誰からクリーナーの存在を教わっているんだろう……?

新 隔離水槽

2009年05月08日 | 海水魚・熱帯魚飼育
水槽中の他の同居魚への暴行・傷害の罪で禁固3ヶ月の刑をくらっているポッターズピグミーですが。

ちっちゃめの水槽程の大きさがある隔離ケースといえども、隔離ケースは隔離ケース、なんだか見ているとだんだん可哀相になってきたので3ヶ月を3週間にして、なんてことはなく、禁固刑はそのままに居場所を広くしてあげました。

といっても新たな器材は揃えずに、家に転がっていた諸々の器材で隔離水槽を立ち上げただけ。

倉庫の中を引っ掻き回し、レグラスRの40cmガラス水槽、テトラの外掛けフィルター(OT-60)、照明はコトブキのピクシーネオ、150Wのヒーターとサーモスタット、未開封で転がっていたサンゴ砂2kgと、なんとまあ余り物だけで水槽一式が出来上がりました。
本当はパワーヘッドとプロテインスキマー(ベルリン エアリフト90)で立ち上げたかったんですが、レッドシーのウッドストーンが見つからなかったため、外掛けフィルターでの立ち上げになりました。

ポッターズの隔離水槽なんて言っていますが、実際の所は新しい魚が入ってきた時のトリートメント水槽が欲しかった事と、ポッターズを完全に今の水槽から分離させたかったというのが本当の理由。
というのも、既にスミレヤッコは完全に人工飼料に餌付き、また白点病も治まってどうにか一安心なんですが、なんせ性格的にもポッターズの方が数段強いため、一旦ポッターズを水槽から出してしまい、その間にスミレヤッコに縄張りを作ってもらい、スミレが完全に落ち着いた後で改めてポッターズをメイン水槽に戻すという作戦でいこうかと。

まあ、この作戦で行ったとしてもこの2匹の性格の差は結構はっきりとしているので微妙と言えば微妙なんですが、このスミレヤッコもショップではシテンヤッコの幼魚をギャンギャン追いかけ回していたので、一旦落ち着いてしまえばどうにかいけるんじゃないのかなぁ?と。

後は、スミレヤッコと喧嘩しない程度のヤッコを一匹入れて、ポッターズが戸惑うような環境にしてしまうというのも一つの手ですが、一歩間違えば3匹のヤッコが争いまくる地獄の水槽に……

どっちにしろ、スミレに完全に落ち着いてもらうためにも後1~2ヶ月はこのままの予定なので、その間にのんびり考えていきましょうか。

白点病 続き

2009年05月01日 | 海水魚・熱帯魚飼育
ニシキテグリに続き、オイランヨウジにまで白点がついてしまいました……


う~ん……


限りなくヤバい状態になっているような気がします。

今の所問題ないのはアケボノハゼのみ。
バートレットアンティアスも部分的に付き始めているので、5匹全部に白点が回ってしまうのにそうそう時間はかからなそうです。

今まで何度か我が家の水槽で白点が出た事があるのですが、たいていの場合そのままにしておくと数日後には白点は消え、その後1ヶ月半程度魚を入れなければ特に問題はなかったので今回もその対応でいこうと思います。
旅行へ向け、ここ1週間は餌の量も倍増させていたので、体力的にも問題は無いはずですが……

そういえば、白点で粉ふきいも状態のスミレヤッコが無事乾燥餌に餌づきました。
まだ食は細いですが、毎回乾燥餌を5~10粒くらいはついばんでいるので、どうにか持ちこたえてくれそうです。

あとはこの白点病が収まる事を祈るだけですね……