話は実家に遊びに行った時の事へ戻り。
お父ちゃんが何やら段ボール箱を抱えて2階から下りてきた。
箱を開けてみると……
ん……?オリンパス?あ~!!このケース憶えてる!!
ケースを開けると、中にはオリンパスのOM-1が入ってました。
オリンパスが40年くらい前に他社に負けじとコンパクトサイズのライカ判カメラシステムを構築したのがこのOM-1。
当時としては、画期的なコンパクトさが評判を呼び、大ベストセラーになったとか。
んで、何やら革ケースの中にも段ボールの中にも色々入っているので漁ってみる(笑)
うわ!!純正の24mm F2.8っすか?!
これって今でも中古カメラ屋で2~3万の値段付いてなかったっけ……?
当時としては超広角でかなり良いレンズだったんじゃ……?
ここ数年、お父ちゃんがコンパクトデジカメを買う度に「広角が足りん、歪みがひどい」と騒ぐ理由が分かった気がする……もともと良いレンズを使ってたんすね……(汗)
なんだこのフィルター?って東芝製?!
東芝製のフィルターなんて初めて見た~、ちょっと感動。
フォーカシングスクリーンまでいじくって遊んでたんかい。
僕のどうでもいい物へのこだわりは遺伝なのか……?
これまた純正の望遠レンズ発見。
一通りのシステム揃えてたんかよ……一体いくらした事やら。
ぬおっ!!スピードライトはいいとして、これも東芝製。
昔は東芝もこういう一般向けの光学機器関連商品を出してたんですね。
ケンコーの小さな革ケース発見。サイズ的には単焦点レンズ位だけど、ケンコーってそういうレンズは作ってなかったよね……ミラーレンズくらいしか印象にないぞ?
あぁ納得。テレコンでした。
ご丁寧にレリーズまでピカピカの状態で残ってました。
ってあれ……?OM-1で使える当時の純正レリーズとかフォーカシングスクリーンってネットオークションでかなりプレミア付いてなかったっけ……?(謎)
他にもシグマの望遠レンズとかなんやらかんやら、いろんな物をセットで貰って帰ってきたんでした。
このカメラはお父ちゃんが大事に使っていたカメラで、確か最後に使ってるのを見たのは10年くらい前だったっけな?
この後継機種のOM-2なんかになると電子部品が増えて、もうメーカーでもカメラの修理屋さんでも修理不可扱いなんですが、このOM-1は電子部品といえばシンプルな露出計以外は全て手動なので、カメラの修理屋さんで修理してもらう事も出来るし、おそらくあと数十年は修理出来るのでは?と言われています。
新しい、最先端の道具も面白いですが、こういう古い道具も面白いですよね。
僕が生まれた時からお父ちゃんが大事に使っていたカメラなので、小金が出来たら一旦オーバーホールでもして、あと数十年は大事に使ってあげる事にします。
で……とりあえず動作確認の為に家の近くのキタムラへフィルムと電池を買いに行ったところ……普及帯の35mmフィルムは1種類のみでしかも27枚撮りで600円。
いやあやっぱり風景撮るならベルビアじゃん?と探してみると、あることにはありましたがISO50で\1,300……
何故かモノクロのフィルムの方が種類も豊富という謎な品揃え(今時フィルムを使う層から考えるとそれで合ってる気もしますが)。
なにやら、フィルムカメラを使おうと思ったら結構な金額がかかってきそうです、って更に現像代もかかるのか……(泣)
まぁそう言わずに、今実家に残っている僕の赤ちゃんの頃の写真もこのカメラで撮った写真、大事に使ってあげる事にしましょうか♪