(画像は河芸町「江」の会撮影)
津市河芸町上野の圓光寺(円光寺)の夏椿が見頃です。
夏椿の別名は「沙羅双樹(さらそうじゅ)」、『平家物語』の冒頭に出てくる花です。
「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色…」
朝に咲き、夕べには散る一日花です。根元には昨日までに咲いた花が散り敷いています。
圓光寺は、臨済宗東福寺派のお寺で
NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の江姫ゆかりのお寺でもあります。
室町時代延文3年(1358)、栗真庄(現・津市栗真中山)に後光厳天皇の勅願寺として創建され、
元亀年中(1570年頃)伊勢上野城跡のある河芸町上野に移されました。
戦国時代、伊勢上野城の城主であった織田信包(信長の弟)のもとに
お市の方と浅井3姉妹が身を寄せて、7年ほど過ごしたと伝えられていますので、
3姉妹がこちらの圓光寺にお参りしたこともあっただろうと言われています。
圓光寺には「伊勢の津七福神」の弁才天も祀られています。
円光寺の紅葉(河芸町)
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