少女七竈と七人の可愛そうな大人 2009年06月12日 | Book いんらんの母から生まれた少女、七竈は自らの美しさを呪い、鉄道模型と幼馴染みの雪風がけを友に孤高の日々をおくるが--直木賞作家のブレイクポイントとなったこよなくせつない青春小説。 七竈の木が燃えずらく、七回竈に入れて、ようやく炭になるという。そして、燃え残った炭は上質という。けれど、七竈の実はとてもまずいので誰にも食べられずいつまでも美しい紅の実のまま、朽ちてしまうという。本人は己のかんばせに異常に羞恥し自分の人生と七竈の木を照らせ合わせる。少女を通して女のフェロモンが色濃く出ている作品に思える。 チョッと読んでみたい方は、こちら↓で 少女七竈と七人の可愛そうな大人 « 6/11 | トップ | 6/13 »