毎日が遺言

訃報

 朝、電話があって、おば(母の姉)が亡くなったと連絡がありました。入院して意識のない状態がひと月続いていて、それでも「少し目を開けるときがある」と聞いては、「もう一度話せるようになってほしいなぁ」と家族で話し、「何度か脳梗塞を起こしているらしい」と聞いては、「やっぱり駄目かなぁ」と話していたところでした。
 亡くなったのは午前1時ごろだったとか。さっそく悔みに母を連れていきました。二人暮らしで、ほぼ寝たきり状態のおじは相当気を落としているようでした。おばの顔は、ホントに眠っているように穏やかでした。
 母には姉二人弟一人いますが、次姉であるこのおばが、兄弟姉妹の最初に逝くことになりました。
 冗談が好きなおばでしたが、乗り物酔いがひどく、車に乗っていられないので、旅行をすることは全くなかったそうです。ひどくワンマンなおじとの生活では苦労をしたようですが、ここ数年は体が弱ったおじも弱気になり、互いに言いたいことを言い合いながら二人で生活していたようです。
 しかし、姉の苦労を思う母は、覚悟はしていたものの、やはりおばの顔を見ては泣いていました。ここ数カ月、おじはずいぶん母を気持ちの頼りにしてくれていたので、母もおじと慰め合って、互いに涙を流していました。
 明日は通夜、明後日が葬式。今年は何かと仕事を休むことが増えています。

 帰宅してからも、何か落ち着かない母は、無理をして葬儀に行けなくなるといけないので、畑にも来ませんでしたが、私が畝を作っていると、「やっぱり何もせんのは、ちょっとな」などと言いながら、ソラマメを植えに来ました。じっとしていると、おばのことばかり考えてしまうのかもしれません。
 私は夕方まで農作業をして、少しばかり疲れた体をビールで癒しております 何か温かいものを食べたい気分です。

コメント一覧

みらパパ
http://yaplog.jp/mirapapa/
> <色:#ff6600>ひよこさん</色>
弱っていくのを分かっていたおばでしたが、やっぱり亡くなってみると「まだ生きてほしかったなぁ」と思います。
何より、妹である母親が、兄弟姉妹の中では一番足を運んでいたので、とても寂しそうです。
しばらくは、妻と二人で支えないといけないなぁと思っています。
お言葉、ありがとうございます。m(_ _)m

> <色:#0000ff>クロさん</色>
不思議なもので、電話が鳴った時に、「あ、これはひょっとして」と思いました。
あのときの、胸に灰色の微風が吹くような感覚は、嫌なものですね。
でも、だれもが通る道なので、しっかり受け止めるしかないんでしょうね。

> <色:#ff0000>おっかさん</色>
いや~、ホントにそうですね。
しかたないこととはいえ、年をとるほどそうなっていきますねぇ。
今年も年賀状の季節がやってきましたね。
去年来た人が亡くなっていることもしばしばです。
おっか
http://yaplog.jp/002512/
年々 結婚式や 出産祝いの 出費が 少なくなり
香典ばかりが 増えていきますね。
それでも なんとか 今年も 年賀状を出せることに
感謝して、 そろそろ 案を練ろうかと 思っている 今日この頃です
クロ
訃報の電です話ほど嫌なものはないですね

めったにかかってくることのない人の
電話は出るまで心配します
ひよこ
近親の方とのお別れは辛いですね。
お通夜、葬儀など、神経が張ることが続くでしょうから、
みらパパさんもお母様も、
お体を壊さないようにご自愛くださいね。
お悔やみ申し上げます。
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