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ダージリン・ティを飲みながら

東北での生活はあっという間に4年目に突入。伝統が大切にされているこの地方の祭りや催しをくまなく見たいと意欲マンマンの毎日

白神山地ウォーキングツアーに参加

2007-09-30 | Weblog
偶然に新聞で見つけたツアーの記事、さっそく家族4人で(娘2人がJoin)申し込んだ。初級、中級、上級各20人募集で、我々は中級を選んだ。初級か中級かの微妙なところだけど、と危惧しつつ。
先週の日曜日、早朝5時半に起床、おむすびと唐揚げを作り、いざ出発。車で一時間半、今や悲しいことで有名になりすぎた藤里町に到着。ここは秋田県側から白神山地に入山するルートの一つ、もう一つのルートは八峰(はっぽう)町にある。
藤里町から「岳(だけ)ダイ自然観察教育林」を目指してウォーキングをし、ブナ林を観察するのが目的。
10キロの道のりはけっこうこたえたが、どうにか歩き通せた(途中気分が悪くなったり、ぼーっとしたり、フラフラしたり)。
ツアーには「ブナ林案内人」というガイドさんがついていて、歩きながら道ばたの草花やきのこなどの説明をしてくださる。それがとても楽しかった。
「岳ダイ自然観察教育林」では樹齢400年のブナを見た(存在感があるよ)。通常は300年くらいといわれているそうだ。ブナの生長には光が重要で、どの樹も光を浴びようと上に上にと伸びている。
この森は8000年も生き続けている。人の一生なんて、チッセエなあ。

自然の恵み

2007-09-16 | Weblog
本日、あまりにも素晴らしい秋晴れだったので、朝食のあとに散歩した。
うちの近くの、わずかな樹木がおい茂って小さな森になったようなところを歩いたら、案の定、落ちたばかりの栗が数個ばかり転がっていた。実は去年からそこに栗の木があることを知っていたので、チェックに行ったわけ。
それがこれ。
黒いひものような物は栗の花が枯れたまま付いているから。へその緒がとれていないのね。
ドングリもたくさん転がっていた。
ちなみにマロングラッセって食べるのは簡単だけど、作るのはすごく面倒なのをご存じ? 私はずっと前に一度挑戦して、何日もかけてがんばったのだけどついに失敗した経緯がある。だから栗を見るとよけいにたべちゃいたくなるのだ。

ふるさと検定

2007-09-14 | Weblog
7月頃テレビを見ていたら、ふるさと検定が行なわれると言っていた。さっそくネットで調べたら、一人一人が県についてちゃんと(愛想よく)案内できるようになってほしいとの願望からそういう検定を設けたらしい。
私は県についての知識がゼロに等しいので(もう2年半も住んでいるというのに)三級に挑戦しようと思った。
試験場には老若男女が。二級もあわせて1000人くらいだっていってたかな。
けっこう覚えることが多かったけど、ちょっとした知識があると楽しい。
ずいぶん色んなことを初めて知った。たとえば日本海に面した「九十九島(じゅうくしま)」は、芭蕉の奥の細道によると、いくつもの島が点在して松島のように美しい光景だと書かれているが、その後の鳥海山の地震による隆起で島ではなくなった(今は田圃のなかに、島であった面影を残す情景がみられる)・・とか、「ねぶた」とか「ねぶ流し」とかの「ねぶ」とは眠りという意味で、眠気は悪いものとされていたため(たぶん労働できないから)流してしまおうというものらしい。そして盆踊りがいろんな町や村に伝わっているが、なぜか顔を隠して踊る、それはなぜ?などなど疑問もいっぱい。
ちなみに・・・検定は受かりました
もうすぐ認定書をもらえるらしい。
来年は二級に挑戦するつもり。

角館 やま行事

2007-09-10 | Weblog
9月8日夕、角館祭りに行った。
3日間続くこの祭りは350年来の伝統をもつ。国の重要無形民俗文化財だ。角館の人たちはこの祭りには県外からでも帰ってくるそう。
18台(パンフレットより。山車はちりぢりばらばらに動いているので、全部観られたわけではない)の山車がゆるりゆるりとはっぴ姿の男女に引かれて練り歩くのだが、目的は神明社、薬師寺、佐竹北家への参詣。
その三カ所の前では、山車に乗って座っている数人の乙女たちが囃しに合わせて、素朴でもあり華麗でもある踊りを見せるのだ。
その途中、山車と山車が路上で鉢合わせをしたときに、通行権を巡ってまず代表者が山車の前にしゃがんで交渉をする。その声は聞こえないので何を話しているかは分からないが、かなり真剣な様子だ。
そして交渉が成立したら、どちらかが脇にそれるか、引き返すかして道を譲るのだが、成立しない場合は山車と山車をものすごい勢いでぶつけ合うのだ。
最後の夜にはぶつけ合いが未明までつづくらしい。

佐竹家は秋田城の城主である。角館をまかせられたのは佐竹北家。初代と二代目の奥方様は京都の公家から輿入れしてきた。その時にしだれ桜も植えられたという。



古巣マニラに行く

2007-09-06 | Weblog
この夏休み、マニラに行って来た。なんと10年ぶりのマニラは大変貌を遂げていて、驚きの連続だった。
主要道路のエドサ・ストリートの中央をLRT(Light Rail Transport だったっけかな)が走り、中心地のマカティ地区にはビル群をつなぐスカイウェイが巡らされている。
高級ホテルや高層住宅が次々と建てられているし、おしゃれなカフェやレストランにはおしゃべり好きなマニラ上層階級の人が溢れている。
スペインやアメリカの影響をうけているからか、東洋的センス+α のものを上流の人たちはもっているんですよね。それがフィリピン的華やかさなんだなぁ。ただし、ゆるぎなき階層社会ですものねぇ・・・

これら街の進化を見て、10年後、20年後にもその大きな変化を素直に喜べるであろうか、と私は密かに危惧を覚えた。たとえ現在マニラの人たちがその至便さを享受しているにしても。
東京の街の景観を壊してしまった首都高や巨大な建築物、そして京都も同じ問題に気付いて、今やっと重い腰をあげようとしているではないか。街の街らしい姿、それはどんなものなのか、エコ問題を含めて今こそ考えるべき

お説教めいたことはこれくらいにしておいた方がよさそう。

今つらつら思うに、私のマニラ生活がどんなに天国だったか・・・失った物ほど大きいのです(たとえ何パーセントかの困難があったにせよ!)

この写真はペニンシュラホテルから見た住宅地(ヴィレッジと呼んでいる)ゲートでは銃を持ったガードマンが見張りをしています。

四つ葉のクローバー

2007-05-26 | Weblog
昨日庭で水まきをしていて、ふと見ると四つ葉のクローバーがあるではないか。じっと目を凝らすとその脇にも!なんだかクローバーが「ここにいるから見て見て」と言ってる感じがしたんだよね。
ちょうど前日宝くじを買ったので、もしかしたらいいことあるかも・・・・なんて捕らぬ狸の皮算用をしたりして(コリコリ・・・頭をかく音)。
私は10万円当たったことがあるんだじょ。嬉しくてみんなに言いふらして、結局ランチを家族、友人におごりまくって、あっというまにパーになった。娘からママはおしゃべりだからダメって言われた
その10万円が当たったとき、荻窪のミズホに受け取りに行ったのだけど、銀行員の人たちから一斉に「おめでとうございます」ってエールを送られたよ。たいした金額ではないけど、当たってみれば嬉しいものなの。たぶんラッキーであることが嬉しいのだと思う。
このクローバーは娘たちにあげるつもりで、今、本の中にはさんである。

新緑の角館

2007-05-22 | Weblog
久しぶりの青空、緑香る五月晴れの今日はうきうきと角館に出かけた。
前回行ったのは雪が積もっているときだったっけ。ここはなんといろんな表情を持っていることか、今回は樹という樹が息苦しいほどの緑色で覆われていた。

若葉萌ゆる五月

2007-05-06 | Weblog
このゴールデンウィークは何年ぶりかで家にじっとしていた。
このところ家をあけることが多いので、日頃やっていない場所の掃除や洋服の整理などをして過ごした。そして毎日自然の中を散歩した。自然界では生命の営みがもっとも活発なときで、落ち着いて目を向けてみると、庭では雑草が日に日に伸びて、アリが活動を開始し、木の芽があっという間に萌葱色の若葉になっていたりする。人はこういう自然に包まれて命をつないできたのですね。。。などと自然と人との関係を考えたりした日々でした。どーんとはあれ。

おすすめ!ロッキー・ザ・ファイナル

2007-05-03 | Weblog
世界中のおじさま、おばさまが“ぜったいにおすすめ!”というでしょうね。あの曲を聴くと、70年代の興奮を思い出すだろうし。あれからなんと歳をとってしまったのか、かつてのロッキー。まるで自分の姿をみているかのよう・・・と世界中のおじさま、おばさまは考えるでしょうね。いまやしょぼくれたおじいさん・・・しかし燃焼しきれないものを抱えた彼は再び夢に向かって戦うのです。
う~む、典型的なハッピィエンドムービーだけど、なぜか今日は感動している。
スタスタローンも不器用ながら良い演技をしています。などと通ぶっちゃった。

花見

2007-05-01 | Weblog
気分屋のお天気の東京から(そういえば関係ないけど気分屋のことをお天気屋っていうよね)、一年でいちばん気分がいい、東北に戻ってきた。
桜が散ってしまうのではと気が気ではなかった私。今日はまだだいじょうぶ、明日からは危ない。天気予報では明日は雨っていってるもん。散らないうちにと慌てて桜がいっぱい咲いている森に行った。
久しぶりにお弁当などをこしらえて、お花見気分全開。良い気持ちだったぁ~。
東北地方の生活ってこんなに幸せなのって感じがした(とくにそのときは)。
桜独り占め、夢心地でした。
桜の話なのに水芭蕉の写真っていうのもヘンだけど、山の中にこの写真のようにたくさん咲いていた。水芭蕉って尾瀬のものとばかり思っていたけど、ここにも咲いているんですよね~エヘン。

北国に春が。。。

2007-04-24 | Weblog
遅い春がやってきた。今日桜が満開。昨日あたりから蕾のピンク色が濃くなり、今朝は遠目にふんわりと淡いピンクが広がり、午後にはぱーっと華やかに開花。
我が家の道をはさんだ向こう側に桜並木があり、朝食を食べながら毎日眺めている。
この幸せ、神様に感謝しています。ほんとによ!

そして私の庭にもまた春が来た。去年あわてて植えた(去年の12月のページをごらんあれ)球根がかわいらしくも律儀に美しい花をさかせてくれた。これにも神様に感謝!生きていると感謝の連続だ。



BLOOD DIAMOND を見た

2007-04-21 | Weblog
酒田のページは自分でも読み返して拍子抜けしちゃった。意気込んで、酒田のいいところを書きたいと始めたのはいいけど、睡魔が襲ってきてしまい・・・

昨日はレオ様の(ミーハー風にいっているだけですわ)「ブラッドダイアモンド」を鑑賞して参りました。
舞台はアフリカ、シェラレオーネ、そこで繰り広げられる激しいダイアモンドの争奪戦、いわゆるコンフリクト・ダイアですね。
あまりに銃撃戦が多くて、ザ・ソプラノスの血なまぐささにも耐えうる私も少しうんざりしたわ。内容的にはなかなか面白い。★★★★★かな
それにしてもディカプリオはいい俳優になりました!!!
ところでダイアといえばインドにいたときにはいろいろ楽しませてもらった。なじみの宝石店に出入りしていると、時に珍しいものを見せてもらえたりするの。
マハラジャの一族から売りに出された6カラットのダイアとか。ちなみにタージマハールの王妃の棺に付いていた巨大なダイアはイギリスに持って行かれたのだそう。
きれいな石はやはり女性にとって永遠の憧れなのよね。

江戸時代に隆盛をきわめた酒田

2007-04-14 | Weblog
最上川の河口に位置し、日本海に臨む好立地を利用して北前船の港として栄えた酒田。今も数々の歴史的建造物が残っている。鐙屋(あぶみや)は回船問屋として諸国に知れ渡っていた。また本陣として本間家も立派な屋敷を構えていた。
写真は米蔵。

山形県、酒田市を訪ねる

2007-04-13 | Weblog
今日、新潟と山形、秋田を結ぶJR羽越本線の鈍行列車に座りながら考えた。
一人ぽつねんとこの北国の片隅を走る列車に乗ることなど想像もしなかったこと、オーバーな表現だけど人生って面白い。いつ、どこで、どんな展開が待っているかわからない。
こうやって、北国に住んでいることも運命の糸が引き寄せたことに違いない・・・などと考えてみたりするのもなかなか楽しい。
どこまで行っても日本海の寂しい海岸線が見えるばかり、そんなとき、ふと反対の窓外を眺めたら、なんと真っ白い雪を頂いた鳥海山が大きく迫ってくるではないか。素晴らしい眺め!!
乗客がまばらなのを幸いに席を替えてさまざまな角度からの鳥海山を一人絶賛。

見知らぬ土地もこちらから歩み寄って行くと親しげにほほえんでくれるものなのよね。明日は酒田についてだよん。