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ダージリン・ティを飲みながら

東北での生活はあっという間に4年目に突入。伝統が大切にされているこの地方の祭りや催しをくまなく見たいと意欲マンマンの毎日

2008年元旦

2008-01-02 | Weblog
2008年の年が明けて、こちらでは雪また雪。不思議なことに雪が降れば降るほど心が躍る。
どうやら私は北の民の子孫らしい。雪を見るとDNAが騒ぐんだもん。

心を引き締めて、さあ今年もがんばるぞ!!
何に??
はて?
それは当然、「生きること」にだ。

郵便箱の横のお正月飾りは市場で買い求めた。松と橙とゆずりはは「末代まで譲り継ぐ」とかなんとか、家内繁栄を願っての縁かつぎのものだってね。めでたい。

クリスマスも終わって・・・

2007-12-26 | Weblog
クリスマスが終わった。イエス・キリストの生誕を祝うことよりチキンやケーキやプレゼントのことばかりが先行した教会に行きなさいと中学時代のピアノの先生から母へのことづてがあったって。なぜかっていうと昔は教会に行っていたから
この話は奥が深いのでこの辺でやめとこ

先日、東京に行ったとき、駒場東大前にある「日本民芸館」の「インド大地の布」という展覧会に行った。岩立広子さんという染織研究家が35年もかけて集めたインドの染織品の数々を展示してあった。
インドの布地はその多様さといい、精緻なことといい、また奇抜なデザイン性やその美しさからしても世界一といえるだろう。
シャドウステッチ、インディゴ、絞り染め、プティポアンもあり、織物は木綿からシルクまで、何億人もの人が身につけているサリーをみればおわかりであろう。その多様さに目をつけて、私がいた頃にもヨーロッパや日本のデザイナーが買い付けに来たりしていた。ファッションショーなどもときおり催されていたし。やはり四千年の歴史はただものではない。
写真はラジャスターン州のものか?ミラーを縫い込んだ物入れ。おそらく馬やらくだの背につけていたのではないか。

さていよいよ年の2007年も終わりが近づいた。

冬空の青さに感動

2007-12-24 | Weblog
東京から戻ってきた。今朝雪が降ったらしく、道の脇や山肌に残って寒々しい景色。だが空は青く、雲はもこもこと波打つように白く、遠い山並みは雪をかぶって。
あ~あ、ここが好きだこの空が好き、この雲が・・・などと感じたのでした。東京ではショッピング、食べ歩き、たまに文化的活動もするのよ。家族や友達と過ごすのが楽しい動的Tokyo Life。そしてこちらではひたすら静的な生活を送っている、そんな二重生活をしている今日この頃。
もうこんな歳になったのですもん、気ままに楽しく過ごしたっていいでしょ!なあんてね。(ずーっとそうだったって声が聞こえてきそう)
今日は写真なしなのだっ。

レースのドイリー

2007-12-14 | Weblog
レース糸と編み方の本を買ってきた。今どきレース編みははやりではないらしく、糸コーナーでも本屋でもずいぶん廃れた感じがした。
この時代に超スローな、さして必要としない物を作る手仕事。開き直って言えば、ちくちくと編むことが好きな人だけのささやかな楽しみだ。私の場合はノスタルジックな思いも加わって。このドイリーは大きなテーブルかけになる予定。


あ~ぁ、、また歳をとってしまった

2007-12-08 | Weblog
一年に一度の重大行事(二度もあっては困ります)、誕生日がやってきた。
歳をとるのが楽しいなんて幸せなことを言う人がたまにいるけど、本当はそんなになまやさしいものではない。実はすごく辛いこと。一番辛いのは身体の衰えですね。次は、精神力が弱ってくること。これもとっても辛い。この二つが右肩下がりになってくると「人間力」が落ちてくるということなのだ。悲しいよね。
だから、だから。年配の人々には優しく親切にしてあげなくてはいけない。

私はまだまだ負けちゃいない。今日はエステに行ってきたもん。

姉からプレゼントにもらった大きなシクラメン。今回も箱がばかに大きかったぞぉ(じつはいつもこの店の箱の大きさが不評なのですーでも花はcool!)。
いつもありがとう!!!

いよいよ馬小屋の出番だ

2007-12-03 | Weblog
イエス・キリストがベツレヘムの丘の馬小屋で生まれた。東方から三人の賢者がやってきて、祝福したという。

これはその場面を再現した木製のクリスマス飾り。どうでしょう!このかわいらしさ。こんなおもちゃのような飾りのために木を切って、細工をして、ペイントして。でもなんとも言えない愛らしさ。
これはある国で買ったもの。昔そこにいた時に、サンタの木製のを何十個も集めた。以来クリスマスにはサンタさんが全員勢揃いでテーブルの上に並ぶのが慣わしなんだけど、今は段ボールに入って、実家の(馬小屋ならぬ)小屋で眠っている。
かれらも寂しいだろうな。一緒にクリスマスを祝えなくて。
後ろに立っているのが、たった一つ持ってきたサンタさん。天使まで降りてきて祝福してる。
サ~イレント ナ~イト♪♪ ホ~リ~ナ~イト♪♪

冬を迎えたりんご園

2007-12-01 | Weblog
東北のどこもかしこも寒い寒い冬を迎えた。
私の住んでいるところなど、すでに初雪の洗礼を受けてしまった。ぴしぴしという窓を打つ音、それは冷たい霙の音、そして夜が更けるとしんしんと音もない雪に変わっていくのだ。
秋にりんごを採りに行ったりんご園、今日はそこを通り過ぎて、ちょっと評判の農家レストランにモロヘイヤうどんを食べに行った(おそばみたいにこしがある細麺だった。これがなかなかいけるのだ)その帰り道にりんごを買いに立ち寄った。
冬枯れのりんごの木。まだ茶色いハッパをつけて寒そうに立っていた。今年も一年ごくろうさん!!と声をかけてあげたい雰囲気だったよ。

森のキャンドルスタンド

2007-11-25 | Weblog
冬の森にはいろんなものが落ちている。ブナの実、トチの実、みずならの実、はんの実、マツボックリ、そしてさまざまな形のどんぐりなどなど。
そういった植物を使って作るキャンドルスタンド作りの教室に参加、かわいい作品ができた。
自然のものに「手」で触れると癒される。たのし~い気分になってくる。
カサカサのマツボックリが森で生まれて、その一生を終えるまでの様子を語りかけてくれるかのようだ。

晩秋の田沢湖は哀愁に満ちている?

2007-11-18 | Weblog
妙の湯温泉に宿泊した翌日、田沢湖に寄った。
周りの山々はすでに紅葉のシーズンが終わり、枯れ葉色に近い。ブナ林はすっかり葉を落とし、枝ばかりの木が乱立している深い森である。
この田沢湖は日本一の水深423mのカルデラ湖。恐れを感じるほど凛とした湖である。

乳頭温泉郷 妙の湯

2007-11-12 | Weblog
秋田新幹線で田沢湖駅にて下車。バスで45分。降りた目の前が「妙の湯」である。
今回は新幹線でのアプローチ。盛岡で東北新幹線「はやて」に接続していた二両編成の「こまち」が切り離されて、秋田新幹線となり、雫石、田沢湖、角館と停車しながら秋田駅にたどり着くのである。たどり着くという言葉がぴったりののんびりさ、しかし、景色はなかなか捨てがたい。娘が秋田新幹線は美しいから是非乗ってと言っていたとおり、森や山や川が美しいのだ。

妙の湯は女性向けの瀟洒な旅館だった。気の利いた置物、花、掛け軸などが飾ってあり、温泉でゆったりと過ごそうという気分を盛り上げてくれる。お湯も金の湯、銀の湯などがあり、清潔でいい。気持ちのいい湯だった。
食事も大げさなお肉などないが、季節の野菜を上手に使って上品なお味デシタ。

ついに晩秋

2007-11-03 | Weblog
庭のプラタナスが真っ黄色に変化すると、いよいよだなと感じる。北国の冬の到来も間近。
毎日この木を眺めてはその変化の素早さに驚いている。

写真は雫石の 天然マイタケ デス

2007-10-27 | Weblog
10月も末になったころ、ゴキゲンの4WDで岩手県の雫石に行った。秋田と岩手の県境に位置していて、田沢湖からのルートは46号線で峠越え(快適な道路に整備されている)。道中の景色がきれいで楽しめた。折りしも紅葉がクライマックスを迎えてちょっぴり下り坂のころ。それでも絶賛に値する景色でした。
岩手県に入って、まず道の駅「雫石あねっこ」に立ち寄る。そば処「しずく庵」の
新蕎麦を食す。新蕎麦はのどごしが違うね!
あねっこはリキ入れて売ってますよぉ。東北は道の駅が元気、どんどんがんばるべき。訪れる人もたのしんでいるし。
近くのキノコやさんでマイタケの天然物を買った。すっごくおたか~いの。払うとき手が震えちゃったなあんて
それがこの写真。もっときれいだったのに、うちに帰って冷蔵庫に入れていたらクシャクシャになったのです。こういう姿になる前に天ぷらでエンジョイしました。
さてそのあとは、せっかくの小岩井牧場は雨のため下車せず。またの楽しみにして、滝沢村相の沢温泉の「お山の湯」につかり満足して帰路についたのでした。
お山の湯は素朴ながら、とても気持ちのいいお湯でしたよ。周りの風景を眺めながらの露天風呂はすてき。

平福記念美術館にて

2007-10-23 | Weblog
角館になんども足を運びながら一度も訪れたことがなかった、ここ平福記念美術館。
お屋敷あとの広い敷地内には大きな銀杏の木や杉、プラタナスなどが太陽を浴びて気持ちの良い空間を作っていた。空気がおいしく感じられ、そこにいることが幸せなことと心から思えた。
平福百穂(ひらふく・ひゃくすい)は角館出身、アララギ派の歌人でもあったらしく、詠んだ句をおそろしく達筆で書いている。また屏風絵は大胆な構図で見応えがあった。
ちょうどこの画家の絵の行方を巡っての番組で、大蔵美術館のオーナーがイタリアに行って探しているところをテレビで見たばかりだったので興味がわいた。

美術館のロビーにビニール袋と割り箸がおいてあり、ぎんなんを採られる方はこれをお使いくださいと書いてあった。
さっそく庭に出てぎんなん採りを始めたのはいうまでもないこと・・・でした。

栗拾いぽとんと落ちる音が好き

2007-10-09 | Weblog
この栗、見てください!! 感動ものの大きさ。
ある場所で拾ったのだけど、私たちと同様、散歩する人や近くで畑仕事をする人の密かな楽しみの場所らしく、運が悪いと誰かが拾っていったあとだったりするの。
いっておきますけど、決してよそ様のものを盗っているのではありませんからね。

栗拾いがこんなにおもしろいものとは知らなかった。夫は栗と相性がいいらしく、彼が木の下に行くと「ぽとん」と落ちたりするの、笑える。

象潟(きさかた)や~、「鳥海国定公園」

2007-10-01 | Weblog
松尾芭蕉の「奥の細道」紀行のなかで最北の地、象潟(きさかた)に行った。
山形県との県境に近い秋田県にかほ市象潟である。眼前に日本海の荒波、後方には美しい稜線をみせる鳥海山・・・自然の豊かな土地である。
その象潟の九十九島(くじゅうくしま)には今は黄金色の田圃が広がっているが、芭蕉翁が訪れたとき(1689年)には、大小さまざまな島が海の中に何十個も点在し、それは美しい景観だったらしい。かの松島にも匹敵するくらい。
それがなぜ、かような田圃に??
じつはですね、そもそもこれら島々は紀元前466年の鳥海山の噴火が原因で土砂が噴出し、波で洗われた火山灰が島として残ったということらしいですね。一帯は島々を浮かべる静かな入り江であったそう。そして1804年にまたまた地震、今度は2メートルも地盤が隆起したのである。今では松を生やした島の上部が田圃のなかにぽこぽこと点在しています。
そういうことなら、またいつか島に戻る可能性もあるかも。そのときを楽しみにしよう!
写真ではわかりにくいけど、松が生えているところがEX島々。鳥海山からの眺めは素晴らしかったんだけど、再現できないのは残念。「史跡名勝天然記念物」です。

芭蕉が象潟で詠んだ句は有名ですよ。
  象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花

ねぶの花とはねむの花のこと。芭蕉らしい優しい句だなあ。