goo blog サービス終了のお知らせ 

足の速い借款の供与

ゆっくりと歩きたいものです

読売日響定期公演

2007-05-17 10:39:40 | 観る・聴く
先週の話になりますが、読売日響の定期公演に行きました。

指揮はテミルカーノフ、ヴァイオリン独奏は庄司 紗矢香。
演目は、プロコフィエフのキージェ中尉、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番。休憩を挟んで、ラフマニノフの交響的舞曲です。

前回の客演の時は、カルミナ・ブラーナでオケが炸裂、という強い印象を持ったのですが、今回は適度な緊張感で丁寧に、という印象でした(楽譜をめくりながら、というのも丁寧な印象の一つかもしれません)。

最初のキージェ中尉。
初めて聞く筈なのですが、あれ、知っているメロディーが?
そういえば、EL&P(エマーソン・レイク&パーマー)の「I Believe in Father Christmas」には「キージェ中尉から」と注釈がありました。
始まりがなんとなく始まったこともあり、最後まで緊張感は感じられませんでした。

そしてプロコフィエフ。
庄司さん、本当に小さい人でしたが、にこやかに、堂々と、ガリガリ弾いていました。こういう線の細いルックスの人は、ともすれば鬼気迫る感じになるのですが、庄司さんの場合は鬼気迫らないでも超絶技巧を発揮できる、余裕が感じられました。オーケストラにも緊張感が戻り、きちんと支えていたと思います。
アンコールもプロコフィエフでした。

最後のラフマニノフ。
プログラムの構成でしょうか、会場全体の雰囲気でしょうか、コンチェルト後の脱力感でしょうか、やっぱり緊張感が緩んでいました。でも、舞曲の楽しさは出ていました。



最新の画像もっと見る