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足の速い借款の供与

ゆっくりと歩きたいものです

トラヴェルソのメーカー(製作家)など(購入をお考えの人のために)

2012-09-19 18:44:08 | フルート・トラヴェルソなど
下記の記事から2年間、更新が止まっていました。月日が経つのは本当に早いものですね。

で、ちょっとずつ、ちょっとずつ、更新を続けて行こう、ということで、再投稿。




お盆休み週間のことです。

久しぶりに、本当に久しぶりに、トラヴェルソ関係のネットサーフィン(トラヴェルソが欲しくなった、、、、んです)。

すると、、、、国内でトラヴェルソを取り扱うお店が増えているのを実感すると共に、トラヴェルソのハイ・アマチュアの方が設けられた、トラヴェルソに関する様々な情報が掲載された素晴らしいサイトが無くなっているのに気が付きました。
(どこかに隠れているのかなぁ、、、どなたかご存知ですか?)


そこで、備忘録的にトラヴェルソの製作家をこのページに順次並べていくことにしました。
そして、2年ぶりに、このブログの編集画面にやってきました。トラヴェルソの購入を考えている方などの情報としてご活用下さい。

★★★★★トラヴェルソ(バロック・フルート)製作家リスト(アルファベット順。順次追加)★★★★★


Philippe Allain-Dupré(フランス):
 本業は演奏家で、NAXOSのオトテール集はこの方が吹いています。QuantzやTortochotなどを作られているようです。
 上述のオトテール集も自ら作成されたHotteterreで吹いているということなので、思わずメールして納期等をお尋ねしたのですが、、、、、、 お願いするには至りませんでした。


Daniel Deitch(アメリカ)
 下のSimon Polakとともに、日本語のHP(日本語での注文も可)がある外国の製作家(奥様が日本人らしい)。HPを見ると、PalancaやNaust、J.Denner、T.Lot、I.H.RottenburghやOberlenderなど、ちょいと古めのモデルに比重が置かれているようです。Palancaを持っている人を見たことがありますが、明るい音で良く鳴っていました。
 面白いのはHPの冒頭に出ている「The Tokyo I.H. Rottenburgh(東京IHR)」で、東京の蒐集家の方が持っているオリジナルをコピーしたものだということ。地理的には本物と比べるということができる訳で、面白そうです。
⇒確か現在は注文を受け付けてない、と思います。これも時の流れ、ですね


Simon Polak(オランダ)
 地元?のBeukersを中心に、TassiやWijne、Kirst、Naust、Hakaなどを製作。メールでのやり取りもスムースで、カード可、しかも納期が短い。いつの間にか日本語のホームページもできていました(メールも可みたいです)。
 BoxwoodのBeukersは、柘植にしてはちょっと重いかなぁ、と思いますが、バランスの取れた良い楽器だと思います。新大久保のダクにBeukersなど何本か現物が置いてあるので、そこで試してみるのもよいと思います(そのためでしょか、以前バロックフルートの発表会を見に行ったら、少なくとも4人の方がPolakのBeukersを持っておられました)。
 ちなみに、さるベテランアマチュアの方は、「Tassiは味がある」とおっしゃっていました。


Rudolf Tutz(オーストリア)
 実際にトラヴェルソを買おうと思っていろいろ調べたとき、しばしば水戸黄門の印籠の口上のように出てきたのがクイケンや前田りり子さんが使われている「トゥッツのロッテンブルグ」でした。そのG.A.Rottenburgh(柘植製)、全体としてピッチが低め(特にCisなど)なのが使いにくさを感じますが(これは腕のせい)、とても軽く鳴らしやすい楽器です。
 Tutzさん、ルネサンスからヒストリカルまで幅広い守備範囲の中で、I.H.RottenburghやG.A.Rottenburghをはじめ、HotteterreやJ.Denner、QuantzA.Grenserなどのトラヴェルソを製作。大阪の○○楽器さんの社長さんに聞いた話では「奥様の選定品には『Linde』と刻印してある」そうです。近年では息子さんのコミットが大きくなっているようで、それをネガティブに語る方もいらっしゃいます。Tutzも新大久保のダクにおいてありました。


Alain & Stéphanie Weemaels(ベルギー)
 ベルギーはブリュッセルの製作家。Alain & Stéphanie というように、お父様と娘さんで製作に当たられています。メールをすると、Stéphanieさんから素早い返信が届きます(でも、お願いしなかった私を許して下さい)。納期はモデルにもよりますが、一年弱、といったイメージでしょうか。代金は銀行振り込みらしい。
 久しぶりにホームページを見たら、HotteterreやI.H. Rottenburgh、G.A. Rottenburgh、A.Grenser、Jacob Dennerなどがラインナップされていましたが、以前私が問い合わせたStanesby Jr.は無くなっていました。どうしちゃったんだろう。ちなみに、私の先生は「Hotteterreの場合、○○のは当たり外れが大きすぎて絶対勧めない。Weemaelsは悪くないのでは」とおっしゃっていました(でも、お父様をイメージしているようなので、今はどうかわかりません)。
 新宿の村松にGARが置いてあります。Tutzのもの同様、柘植製ですが、より重く、芯のある音がします。


より充実したリストは、The Flute Makersにどうぞ!!

オトテールにはオトテール

2009-08-19 11:49:03 | フルート・トラヴェルソなど
これもまた、王道中の王道といったCDですね



クイケン兄弟とコーネン先生のオトテールです。

オトテールを吹くには、、、、オトテールでしょ、そりゃ、という訳で、


[誰が]
Barthold Kuijiken

[誰の曲を]
Hotteterre

[誰が作った]
Alan Weemaels

[誰のモデルで]
Hotteterre(Gratz)



これは王道!クイケンのI.H.Rottenburgh

2009-08-18 12:12:40 | フルート・トラヴェルソなど
ちょっとマイナーっぽいCDが続いたので

王道的なものを

クイケンのヘンデルのソナタ集です。


楽器もまた王道です。


[誰が]
Barthold Kuijiken

[誰の曲を]
Handel

[誰が作った]
Alan Weemaels

[誰のモデルで]
I.H.Rottenburgh


でも、自分が吹いてもあんなに端正な音は出ない、、、、腕を磨こう!

HazelzetはWinne、Folkers&Powell、Weemaels

2009-08-17 10:51:25 | フルート・トラヴェルソなど
誰が、誰の曲を誰が作った誰のモデルを使っているか、という4W、の第二弾。

斜に構えている?と言われそうですが、

このCDです

Hazelzetのバッハの無伴奏曲集。パルティータBWV1013と、チェロの無伴奏組曲BWV1007-1009ですが、曲によって楽器を変えています。


①BWV1013、1009

[誰が作った]Weemaels

[誰のモデルで]I.H.Rottenburgh(A=395)


②BWV1007

[誰が作った]Folkers&Powell

[誰のモデルで]Quantz(A=387)


③BWV1008

[誰が作った]Jan de Winne

[誰のモデルで]J.Denner(A=392)


と、使い分けているのですが、解説の写真は、、、

これ

どうも、Hotteterreのように見えるのですが、、、、、。

KowalewskyのPalanca

2009-08-14 17:45:41 | フルート・トラヴェルソなど
誰が、誰の曲を誰が作った誰のモデルを使っているか、という4W、です。

まずは、このCD

ロカテッリです

[誰が]
Jed Wentz

[誰の曲を]
Locatelli

[誰が作った]
Gehard Kowalewsky

[誰のモデルで]
Palanca

うーん、Kowalewskyかぁ。

トラヴェルソのメーカー(製作家)など

2009-08-10 14:47:42 | フルート・トラヴェルソなど
今週はいわゆるお盆休み週間、です。

と、いうわけで、久しぶりに、本当に久しぶりに、トラヴェルソ関係のネットサーフィン(トラヴェルソが欲しくなった、、、、んです)。

すると、、、、国内でトラヴェルソを取り扱うお店が増えているのを実感すると共に、トラヴェルソのハイ・アマチュアの方が設けられた、トラヴェルソに関する様々な情報が掲載された素晴らしいサイトが無くなっているのに気が付きました。
(どこかに隠れているのかなぁ、、、どなたかご存知ですか?)


そこで、備忘録的にトラヴェルソの製作家をこのページに順次並べていくことを考え、2年ぶりに、このブログの編集画面にやってきました。トラヴェルソの購入を考えている方などへの情報としてご活用下さい。

★★★★★トラヴェルソ(バロック・フルート)製作家リスト(アルファベット順。順次追加)★★★★★


Philippe Allain-Dupré(フランス):
 本業は演奏家で、NAXOSのオトテール集はこの方が吹いています。QuantzやTortochotなどを作られているようです。
 上述のオトテール集も自ら作成されたHotteterreで吹いているということなので、思わずメールして納期等をお尋ねしたのですが、、、、、、 お願いするには至りませんでした。


Daniel Deitch(アメリカ)
 下のSimon Polakとともに、日本語のHP(日本語での注文も可)がある外国の製作家(奥様が日本人らしい)。HPを見ると、PalancaやNaust、J.Denner、T.Lot、I.H.RottenburghやOberlenderなど、ちょいと古めのモデルに比重が置かれているようです。Palancaを持っている人を見たことがありますが、明るい音で良く鳴っていました。
 面白いのはHPの冒頭に出ている「The Tokyo I.H. Rottenburgh(東京IHR)」で、東京の蒐集家の方が持っているオリジナルをコピーしたものだということ。地理的には本物と比べるということができる訳で、面白そうです。


Simon Polak(オランダ)
 地元?のBeukersを中心に、TassiやWijne、Kirst、Naust、Hakaなどを製作。メールでのやり取りもスムースで、カード可、しかも納期が短い。いつの間にか日本語のホームページもできていました(メールも可みたいです)。
 BoxwoodのBeukersは、柘植にしてはちょっと重いかなぁ、と思いますが、バランスの取れた良い楽器だと思います。新大久保のダクにBeukersなど何本か現物が置いてあるので、そこで試してみるのもよいと思います(そのためでしょか、以前バロックフルートの発表会を見に行ったら、少なくとも4人の方がPolakのBeukersを持っておられました)。
 ちなみに、さるベテランアマチュアの方は、「Tassiは味がある」とおっしゃっていました。


Rudolf Tutz(オーストリア)
 実際にトラヴェルソを買おうと思っていろいろ調べたとき、しばしば水戸黄門の印籠の口上のように出てきたのがクイケンや前田りり子さんが使われている「トゥッツのロッテンブルグ」でした。そのG.A.Rottenburgh(柘植製)、全体としてピッチが低め(特にCisなど)なのが使いにくさを感じますが(これは腕のせい)、とても軽く鳴らしやすい楽器です。
 Tutzさん、ルネサンスからヒストリカルまで幅広い守備範囲の中で、I.H.RottenburghやG.A.Rottenburghをはじめ、HotteterreやJ.Denner、QuantzA.Grenserなどのトラヴェルソを製作。大阪の○○楽器さんの社長さんに聞いた話では「奥様の選定品には『Linde』と刻印してある」そうです。近年では息子さんのコミットが大きくなっているようで、それをネガティブに語る方もいらっしゃいます。Tutzも新大久保のダクにおいてありました。


Alain & Stéphanie Weemaels(ベルギー)
 ベルギーはブリュッセルの製作家。Alain & Stéphanie というように、お父様と娘さんで製作に当たられています。メールをすると、Stéphanieさんから素早い返信が届きます(でも、お願いしなかった私を許して下さい)。納期はモデルにもよりますが、一年弱、といったイメージでしょうか。代金は銀行振り込みらしい。
 久しぶりにホームページを見たら、HotteterreやI.H. Rottenburgh、G.A. Rottenburgh、A.Grenser、Jacob Dennerなどがラインナップされていましたが、以前私が問い合わせたStanesby Jr.は無くなっていました。どうしちゃったんだろう。ちなみに、私の先生は「Hotteterreの場合、○○のは当たり外れが大きすぎて絶対勧めない。Weemaelsは悪くないのでは」とおっしゃっていました(でも、お父様をイメージしているようなので、今はどうかわかりません)。
 新宿の村松にGARが置いてあります。Tutzのもの同様、柘植製ですが、より重く、芯のある音がします。


より充実したリストは、The Flute Makersにどうぞ!!

はて、このフルートはいつ誰が?

2007-05-06 21:54:57 | フルート・トラヴェルソなど
米国出張に行った後輩から「学会会場の脇に楽器の古道具屋あるよ」というメールが届き、思わず購入を依頼してしまった4keyのフルートです。


ヤマハの洋銀モデルより安いもの、でもあり、無銘です。
特徴は、
・キーは4つ。たぶん銀製、いわゆるソルトスプーン型。キーの取り付けは管体に直接の、いわゆるブロックマウント。パッドはコルク(でも現状は全部なし)。
・たぶん黒檀、ジョイントには象牙のリング(これくらいなら、税関はパスか?)
・4本継ぎ。ただし、頭部チューニングスライドつき。
・頭部管には金属製の内筒付き。
・ピッチは440Hzくらい。
・状態は結構悪い。頭部管は割れ、ヘッドキャップも無し。キーは動かず、パッドも無し。

連休の時間を使い、似たようなものをインターネットで捜索。デイトン・ミラー・コレクションで、類似のものを見つけました。。。。

 DCM 0397: William Whiteley(New York: ca. 1810-p1854)
 DCM 1536: Firth Hall & Pond(New York: 1833-1847)
 DCM 1226: Potter(London: ca 1745-1823)
 DCM 1613: Firth Hall & Pond(New York: 1833-1847)
 DCM 1307: Christiani(Amsterdam: 1786-a1858)*
 DCM 1182: George Catlin(Philadelphia: 1816-1850)

うーん。アメリカ、19世紀前半といったところでしょうか。。。。

今月中には、音が出るようにしたいです。















読書百遍

2007-05-03 17:08:16 | フルート・トラヴェルソなど
今、さらっている曲で、なんてことは無いはずなのに、
うまく指が回らない部分があります。
「なんてこと無いはず」なので、できたりできなかったりしながら、いつも飛ばしてしまっていました。

この前、TVにN響のトランペットの津堅さんが出ていて、モットーとして、
「難しいところは200回練習する。それも正しくできたのみカウント」というのを仰っていました。

それを思い出し、今日はそこのみ50回練習してみたら、あ、できるようになりました。

当たり前のことですが、そうなんですよね。


トラヴェルソのマーケット

2007-05-01 15:32:04 | フルート・トラヴェルソなど
既にこのブログでも紹介した有田正広さんのコンサート。
コンサートの途中、笛の解説のところで、「私は笛オタクで、笛オタクの会もある」ようなことをおっしゃっていました。
私自身は違いますが、気持ちはわかります。
でも、自分だったら、もしオタクになったら、作るほうにもいきそうです。
で、オタク嵩じて制作家に、というのが、経済的に可能なのでしょうか、と考えてみたので、タイトルのマーケットの話です。

まず、現在の需給関係です。
国内を例にとると、トラヴェルソ、売っている店は限られています。
でも、価格は案外そろっていて、30万~50万くらい。

東京では、これらが数本/数ヶ月のイメージ動いている気がします。
多めに見て年間50本、少なめで20本くらいでしょうか。
全国ではこの倍として、年間100本~40本。金額として25万をかけ、1,000万~2,500万という規模になります。
この金額ですと、数人の制作家が存在し得ることになります。

もちろん、海外の有名な制作家との競合になります。
特に、現在の内外価格差(Hpで比べても2倍以上が珍しくない)を考えると、今後、海外への直接発注もあるでしょう。
また、そのあおりを受け国内の価格水準全体も下落、というかもしれません。

ただ、現在、その「割高な」内外価格差でもこの値段で折り合っているところをみると、消費者の支払い意思は十分に有り、決して割高ではない、ことになります。
購入後の調整も考えると、国内制作家も十分戦えるのかも知れません。
(この前の有田さんのコンサートでのオトテールのコピーは日本人のものだそうです)
他の楽器、例えばバロックオーボエとか、特にリコーダー制作まで広げると、十分いけます(リコーダーは、頭のところが難しそうですけど)。

脱サラ、いっちゃいますか?





レッスン:モンテクレールの第一コンセール

2007-04-16 10:30:14 | フルート・トラヴェルソなど
発表会曲選びの端境期、ということで、お土産にもらった楽譜でレッスンを受けました。
モンテクレールの第一コンセール。最初の三曲です。

Les Francoise - Les Tourterelles - L'Allemande


「アルマンドの基本を改めて学びましょう」とか「ここはアクサンのように、オトテールを思い出して!え?まだオトテールやってなかったですか?」とか、発見というか、なんと言うか。。。。

なるほど、と思ったのは、二曲目のLes Tourterelles(キジバト)で、
キジバトは夫婦和合の象徴として位置づけられているそうです。
それ故、この曲でも、通奏低音が場所によってトラヴェルソとともに旋律を弾く部分が「クラブサン指定」であり、二つの旋律が離れたり寄り添ったりしています。

勉強になるなぁ。

コンセール

2007-04-09 10:57:12 | フルート・トラヴェルソなど
お土産にもらったMonteclairのコンセール。
この頃の楽譜の常として、「ぎっしり」詰まっています。
第6番まである上に、一つ一つに十余曲、どれを選ぼうか迷います。
(たぶん、全部通すと1時間は優に超えそう)

音源も無いので、楽譜を眺めていると、、、、。
5番、6番はタイトルつきです。
5番はLa Guerre、6番はLa Paix、戦争と平和です。
それぞれ、楽譜面(がくふづら-こんな表現あるのでしょうか?)を見ても、トラヴェルソ(だけ)と通奏低音で「しみしみ」演奏するというより、オペラの抜粋風にオーボエとかの他の旋律楽器や太鼓とかと合奏するイメージのようです。

また、3番も、中の曲のタイトルに、「Des Festes De I'Eteの○○(例えばAirとかMusetteとか)」と言うのが多く、 Des Festes De I'Ete(単語の並びから夏の祭りか?)が全体のテーマで、これまた合奏風。

そうすると、トラヴェルソ一本でも形になりそう、というのは、1番、2番、4番。まだ入手していませんが、既存の音源で2番だけなのは、そんなせいもあるのでしょうか。
まあ、おとなしく、1番を頭から、ということにしました。




CD探し

2007-04-07 23:40:58 | フルート・トラヴェルソなど
Monteclairのコンセールです。

素人の哀しさで、ついついCDを探してしまいます。
まずはネットショップ。

クイケンのもの等、コンセール第二番が入っているものが幾つか。
でも、6つのコンセールが全曲入っているのはなかなかありません。

ムラマツのHPでCPOのものを発見。早速電話したのですが、在庫切れ数ヶ月待ちとのこと。石丸でも不明。

マニアのバイヤーがいるのか古楽が充実している山野楽器では「ありませんが、協奏曲ならありますね(確かにコンセールはコンチェルト)、、、、」
れれ、バイトの人かな?

とはいえ、やった!と思ったのですが、やはり第二番のみでした(件のお店の人は、「トラックが32もあるので全曲では」と言ってましたが)。

何軒か探し、結局、ネットで注文、待つことにしました。



自分のための備忘録

2007-04-05 15:34:55 | フルート・トラヴェルソなど
純粋に自分のためのメモです。

お土産にもらった楽譜(モンテクレールのコンセール)。
とりあえず、第一番(in e)の中身です。

1.Gay - Les Francoise
2.Tendrement - Les Tourterelles
3.L'Allemande
4.Air - L'Angloise
5.Groches egales - La Mantoiiane
6.La Genoise - Mouvement de Gigue
7.Sommeil des Festes de L'Ete
8.Le Poitevin-menuet
9.Passepied-Le Breton
10.Le Parisien-air dans le gout des Brunettes
11.L'Auvergnate-Badine
12.La Florentine
13.Prelude-L'Espagnol
14.La Milanoise
15.La Venitiene-Rondeau

基本的には、地名シリーズでしょうか。
でも、Tourterellesはキジバト? Le Poitevin?荷馬? Breton??とか、ちょっとわからないものもあります。
フランス語辞典、買わなきゃ。


十年一昔

2007-04-02 14:12:16 | フルート・トラヴェルソなど
家人からの海外土産はモンテクレールの楽譜。

早速、ぺらぺらめくりながらチョイ吹きしたのですが、これが難しい。
直前にさらったドラバールに比較し、「繊細だし細かく考え込ませる」ものです。

確かに、3月に行った、前田りり子さんのレクチャーコンサートでも
「1715年にルイ15世が即位、摂政オルレアン公は宮廷をパリに戻し、ロココが誕生」といった説明はありましたが、モンテクレールの楽譜の出版は1724年、わずか10年で一変、ということでしょうか。
ついでに、さらったドラバールのHuitième livreの出版は1722年ですから、その間わずか2年。
(もっとも、ドラバールもDeuxième livreetの出版は1710ですから、十数年は経っています)。

現代はマスメディアが発達して流行の移り変わりや浸透が早くなった、と言われていますが、当時もなかなかのスピードです。
あるいは、「音楽をやる人」が相当クローズドな社会だったのでしょうか?

波形の研究

2007-03-29 17:09:17 | フルート・トラヴェルソなど
ちゃんと知っているわけではありませんし、きちんと調べたわけでもありません。

トラヴェルソは、値段が(ちゃんとしたものでもモダンに比べ)手ごろであるため、複数本所有している方も多いようです。
また、モデルによる音等の違いも大きいことから、音の差についてもしばしば語られます。
でも、その際、波形チェックやスペクトル解析といった、客観的な比較は案外行われていないようです。

高校の頃、中公新書の「楽器の音色を探る(安藤由典)」でフルートの音色と波形のくだり等を読み、「このままだと、すぐにでも解明か?」と思ったのですが、トラヴェルソでそのような試みをしている人、いるんでしょうか?

でも、考えてみると、モダンでもそんな取り組みは少ないようですし、確か、数年前に、「材質による音色の相違は演奏者による相違より小さい」的なドイツ語の論文を見たときも、実は波形とかより、数人のインプレッションを重んじていました。

トラヴェルソの場合、モデルによる音色の相違は結構大きそうなので、結果も出るのでは、と思うのですが、、、、。
理科系の人も多そうなので、そんなプロジェクトを組んでも面白いかも。
(私自身も、そうですし)