嗚呼昭和~夫婦漫才系農家ブログ~「農(みのり)の詩(うた)」

昭和初期、荒野に入植した農家の、三代目夫婦のお気楽で抱腹絶倒な日常

冬至?

2008-12-22 22:20:44 | Weblog
今日は「冬至」ではなく、昨日が冬至でした。
今朝、昨日が冬至だったことに気付き、
カミさんが慌てて「冬至カボチャ」を作りました。

ウチの場合、母が亡くなってしまっているので、
なかなかそこまで頭が回らないことが多いです。
(と言っても、生きていたからといって、母も気づくタイプではないような~)
冬至も含め、直前・当日・翌日に気付くことだらけです。
ただ、前後はあるにせよ、年中行事を行う「意義」はあるのだろうし、
出来る範囲でやっていくべきだろうと思っています。

先日父が、姉の所に「黒豆」を送りました。
姉いわく、「黒豆の上手な煮方を知らない」とのことでした。
ウチでは、カミさんが見よう見まねで、「それなり」に煮ます。
サイコーではないにせよ、「それなり」にうまいと思います。
実際、都市の若い核家族世帯で「黒豆を煮て食べる」家庭は少ないと思います。
量としてもそれほど沢山食べるわけではないので、
出来上がったものを買うだけで充分でしょう。

でも、ウチは、農村で暮らす、農家です。
自分の家で採れたものを調理する「農家らしさ」は、
大事にして行くべきだと思っています。
そして、そんな「農家の暮らし」を、いろんな人に伝えることが、
仕事の一つだと思っています。

玉村豊男氏の「里山ビジネス」から引用します。
「お客さんは、最初は情報だけを頼りにやってきます。
 やってきて、そこではじめてリアルな現実に遭遇するのです。
 そのとき遭遇した現実が与えられた情報を裏切るものだったら、お客さんの落胆は激しいでしょう。」

ひとに伝えるに堪えうる、伝えた人を落胆させない「農家の暮らし」というものを、
どう残し、どう創っていけるか、簡単な道のりではないでしょうね~


しょういち