嗚呼昭和~夫婦漫才系農家ブログ~「農(みのり)の詩(うた)」

昭和初期、荒野に入植した農家の、三代目夫婦のお気楽で抱腹絶倒な日常

ぼやき~

2008-02-18 22:16:39 | Weblog
先日、カミさんと友人のお店に行ったとき、そこに居合わせたお客さんとお話したのですが、
「野菜、高くてね~」とのこと。
生産者としては、「え???」と思ったのですが反論も出来ず「う~ん」と話を合わせる程度でした。
苦労して作っているつもりが、「高い」と言われてしまうと、とても悲しい想いをしました。

今日の「山形新聞」のコラム。中国産餃子の問題で、餃子を手作りする人が増えているとのこと。
中国産を急にを敬遠したりと、反応の振幅が大きすぎるとの弁のようでしたが、ニラが値上がりして困るとも。
もちろん、農産物が高すぎるのは困るのでしょうが・・・。

農産物は、安ければ安いほうが良いんでしょうか~
生産者に最低賃金は無いんでしょうか~
適正価格って無いんでしょうか~

そんなことを叫びたくなる出来事でした。

外国産を否定するわけではないですが、国内を元気にするには、「国産」を買うべきのように思います。
かつて、アメリカが「Buy American」をしたように、日本も「Buy Japanese」を考える時だと思います。


ちょっと長くなりますが、先日読んだ本(農文協 冨田きよむ著 農家のマーケティング入門)からの引用します。
「大メーカーや大規模商業施設などの場合いくらでも作ることができるし、いくらでも仕入れることが可能だ。
売れるものはとことん売っちゃえというわけだ。
 ところが、われわれ農家の場合は事情が大きく異なってくる。つまり、「無尽蔵に生産物はないよ」ということだ。
生産量の上限がしっかりとあって、それを超える販売は出来ない。」
当然のことですけど、それをわかってもらえないことが多いのです。
「作る面積」と「採れる量」が決まっていれば、安くするには「人件費」を削るしかないですもんね。

なんか、とりとめのない愚痴のような話になってしまいました。
お見苦しい点がある際にはご容赦~


しょういち