みのおの森の小さな物語     

明治の森・箕面国定公園の散策日記から創作した、森と人と自然に関わる短編創作物語集 頑爺<肇&K>

*止々呂美の山野に抱かれて(1)

2021-02-24 | 第5話(止々呂美の山野に)

箕面の森の小さな物語(NO-5)

<止々呂美の山野に抱かれて>(1)

  箕面の中学校に通う田中真理は、とにかく<荒れる中学生>の真っ只中にいた。 物静かで内気でおとなしいと言われていた真理は、その中で荒れる彼らの恰好の標的になっていた。

 真理は毎日仕事で忙しい親からは放任され、ろくに話もまともに聞いてもらえず、先生からも あいつは暗いな~ と、これ見よがしに他の生徒に言ったり、男子からは ”もしもしカメよ・・ 暗子さん?“ と、みんなの前で歌われ からかわれたりしていた。  親友と思っていた友人達からも陰で笑われていることを知り、裏切られた気持ちでいっぱいだった。

 誰も私のことなんか分かってくれない・・ と人間不信に陥っていた。 なんで?  わたしだけこうなの?  私が何をしたと言うの?  私はみんなに何も悪い事はしていない・・ なのに なんで・・?  反発もできず, 誰も助けてはくれなかった。 その数々の辛いできごとは毎日次々と起こっていた。 そしてとうとうある日のこと、それは辛い一日の始まりとなった。

  真理が2時間目の休憩時間に机に戻ってきたとき、自分のかばんが無くなっていることに気づいた。 授業が始まっても先生は何も言ってくれないし、みんなも知らん顔をして後ろの方では笑いをこらえている友達もいる。

 またか・・ 真理は教室を抜け出し、かばんを探しに行った。 泣きながらあちこち探し回った。 そしてそれはなんと、男子トイレの便器の中に突っ込まれていた・・ 「汚いものは捨てましょう・・」と、走り書きがあった。 朝 コンビニで買った昼食には、おしっこがかけられていた。 教科書もみんな濡れていた。 トイレの鏡をふと見ると、自分の背中になにか紙が張られている・・ そういえばさっき、男子が「がんばれよな・・」と背中をたたいたが、「なぜ?」と振り返ったとき後ろのみんなが笑ったけど・・ あの時私の背中にこれを張ったんだ・・ 何とか振り向いて紙をはがしたがそこには・・ 「私は、もぐら子です 暗い土の中でミミズが大好きです もぐもぐ」 なによこれ? もう死にたい・・ もう何も抵抗する事もなく、頭は何も考える事もできず、だたぼんやりと歩いていた。

  どのぐらいの時間が経っていたのだろう・・ どこをどのように歩いていたのか分からないけれど・・ 真理はいつしか家の近くの踏み切りに入っていった・・ 冬の夕暮れは早い・・ 先の方に電車の明かりが見えた・・ これで楽になれるわ・・ そのまま体が浮いたような気がしたけど、真理はそのまま意識を失った。

 

  真理が気がついたのは病院のベットの上だった。 頭には包帯をしていたが、特に痛いところもない・・ なぜ私はここにいるの? 思い出してきた・・ 生きていたんだ・・ 嫌だ! 嫌だ! 絶対嫌だ! 生きていたくないのに・・ どうして? そんな・・ 嫌だ!

 その時だった・・ 「お~お~ よかった よかった やっと気が付いたようだな~」 大粒の涙をいっぱいため、今にもこぼれ落ちそうな目で真理の頭をなでていたのは、箕面北部の止々呂美(とどろみ)に住む真理の祖父母だった。 「よく眠ったね・・」 二人は真理の顔に両手を当てて~ ウン ウン とうなずいている。

 真理はおじいちゃんに聞いた・・ 「どうしておじいちゃんやおばあちゃんがここにいるの? 何があったの? どうしてなの?」 まだ頭はもうろうとしていた・・ 二人は顔を見合わせると交互にゆっくり、ゆっくりと話し始めた。

  それによるとあの時、真理が踏み切りから線路の中に入っていった時、丁度夕刊を配達していた同じ中学の3年生が真理を見ていて・・ おかしいな・・? と その時、急に線路上で倒れ, 前からは電車が激しく警笛を鳴らし始めたので、あわてて自転車を投げ出して助けに入り、間一髪で間に合ったのだとか・・ 近所の人たちの協力で二人とも病院に運ばれたが、男子生徒は軽い擦り傷ですみ、その日の内にすぐに帰ったとか・・ 真理は気を失ったようだが、その時に線路に頭をぶつけたが幸い骨に異常もなく、ヒビも入ってなかったようで 3日もすれば退院してもいい・・ とのこと。 薬の影響もあってか心身の疲れからか、丸二日間眠っていた事。 父母はさっきまでここにいたけど、それぞれに仕事が忙しく店に戻ったところだとか・・

 学校の先生も見舞いに来ていたけど・・ (これを聞いたとき真理の全身に虫唾が走ったが・・) 祖父母は父からの電話で飛んできたが、すでにバス便がなく近所の人の軽トラックで送ってきてもらったとか・・ 真理はそんなことをぼんやりと天井を見ながら聞いていた・・ これでよかったんだろうか? 分からない? あの学校の事を考えたら・・ また始まるんだ・・ やっぱり死にたい・・ そう思うだけで別の涙が出てきた。

  夜遅く、やっと父と母がやってきた・・ そして 真理の顔を見るなり「どうしてこんなことすんの・・」と、母は涙でいっぱいになるし、父も「なんでやねん?」とつぶやいている。 「二人とも 仕事が忙しかったからな・・ かまってやれなかったしな~ 悪かったな、何があったんや! お金も渡してたしな~ なんでや?」  やっぱり私のことなんか何も分かってくれてない・・ 真理は心の中でつぶやいた。

  真理は結局両親には何も話さず無言で通した。 何も分かってくれようとしない心に更に失望したからだが、どうせ何を言っても分かってくれそうもない・・ それは確信に近かった。 何も以前と変わらない・・ もういやや! 嫌だ! なんで私を助けたりしたんや! 

  二日後、真理は早くも退院し自宅に戻った。 学校の担任と校長が来たが、会いたくなかったので頑なに断った。 助けてくれたあの3年生も見舞いに来てくれたけど、真理は会いたくなかった。

  真理はその夜、父母が祖父母と話していて、なぜかいつも静かで寡黙なおじいちゃんが大声で息子の父をすごく怒っているのが二階まで聞こえてきたので不思議に思っていた。

 やがて少し静かになったかと思ったら、祖父母が二人して真理好きなイチゴを山盛りにして部屋に入ってきた。  真理が後で聞いた話では、祖父母は見舞いに来る学校関係者や警察、また真理は会わなかったけど友達と名乗る同級生たちから話を聞いて、いじめを受けていた孫娘の状況を大体把握し、それで両親を問い詰め話していたようだ。 学校や教育委員会にも厳重に抗議したのも、祖父母だった。 真理の両親は仕事を理由に、そんな大事な事まで知ろうとしなかったし、担任や校長の弁解を鵜呑みにしていたとのこと・・ 事情がわかってビックリしている様子だった・・ と。

  部屋に入ってきた祖父母は真理の前にきちんと座って・・ 「まりちゃん! もう何も心配しなくていいよ・・ おじいちゃんとおばあちゃんのところへ来たらいい・・」 「えっ! どうして? 学校は?・・」 「おばあちゃんの出た止々呂美の中学校があるさ・・」と微笑む。 「えっ! あんな田舎の学校へ?」と言ったものの、とっさに今の中学から離れられる・・ それだけで何よりの魅力だった。  おばあちゃんから大きなイチゴを口に入れてもらいながら、真理は大きくうなずいた・・「よし決まったな 後はおじいちゃんに任せておきな・・」 おじいちゃんが優しく頭をなでてくれた・・

 

  真理は二週間後に転校する事が決まった。

 この間、いろんな人が来たけれど、結局 真理は誰とも会わなかった。特に学級代表なんて、かつての級友が来たときなど、急に体が硬直し吐いてしまったほどだ。 相変わらず仕事、仕事の父母に代わり、祖父母がずっと真理の傍にいていろんな話をただ黙って いつまでも聞いてくれたので真理の心もやっと落ち着いてきていた。

  すでに真理の荷物は運んだ後だけど、転校の朝 車で送ってくれると言う父母が真理の知らない人と話している・・・ ペコペコしているけど、どうやら制服姿から真理を助けてくれた人かもしれない・・ と真理は思ってみていた。 彼は紙袋を父に渡し、真理に向かって会釈をしたので、真理もつられるようにお辞儀をしたが、まだお礼が言えなかった・・ まだその気分でもなかった。

 次の中学で上手くいくとは限らないし、不安は消えなかったからだが・・ 袋の中にはCDが一枚入っていた。「元気でな・・!」というメッセージと共に・・ 

 真理は新天地に向けて出発した。 

(2)へ続く。


止々呂美の山野に抱かれて(2)

2021-02-24 | 第5話(止々呂美の山野に)

 箕面の森の小さな物語

  <止々呂美の山野に抱かれて>(2)

  真理は父親の運転する車の後ろに乗り、去っていく自宅を見つめていた。 いい思い出なんか何もなかった・・

  箕面の自宅から池田を回り40分位で止々呂美(とどろみ)に着いた。 同じ箕面なのに、久しぶりにみる祖父母の家はいかにも古く、田舎の家だったが・・ それがなぜか余計に嬉しかった。 国道から少し入っていった所に見える 二人の住まいは父親の生まれた家だった。

 2日前、いったん帰った祖父母の姿が見えた・・ まだ2日前なのになぜか懐かしいな・・ 二人とも満面の笑みを浮かべ、両手を広げて迎えてくれた。 真理はそれだけでとても嬉しかった。 私を見ていてくれる人がいる・・ それだけで安心だった。

  両親は祖父母と少し話していたが、近いからまた来ると言ってすぐに帰っていった。 いよいよ新しい生活が始まるんだわ・・

 おじいちゃんもおばあちゃんもちゃんと準備をして待っていてくれた。 すでに送っておいた勉強机や本やCDなんかもきれいに棚に置いてあったし服も揃ってる。  部屋はかつて父が使っていたという、見晴らしのいい8畳ほどの畳部屋だが、窓には付けたばかりという真新しい花柄のカーテンがかかっていてきれいだった。  

「さあ さあ こっちへ来てゆっくりしな!」 もうコタツが入っている・・ 「そんなに寒くもないが、朝夕がかなり冷えるからね・・」 自宅にはなかった温かさを改めて感じながら、真理はおばあちゃんの入れてくれた渋いお茶を飲んだ・・ 「苦い!」「そうか そうか! おじいちゃんの好みとは違うもんね・・」 そう言って今度はうすいお茶を入れてくれながら3人で笑いあった。 田舎饅頭のあんこが甘くて美味しかった。

 次の朝 真理は ”コケコッコー” の鶏のけたたましい鳴き声でビックリして飛び起きた。 窓から下を眺めると、余野川の流れの中を、白い見たこともない鳥が飛んでいったり・・ 前方の山並みに朝陽が当たってそれはきれいな光景があった。  私はここにいていいんだわ・・ まさに別の世界に来ていた。  祖母の作る朝食は、ご飯とお味噌汁、野菜の煮物に漬物が主だった。 いつもありあわせのパンをかじって、学校に走っていたのとは大違いだった。 夕食もコンビニで買って、一人で食べる事も多かったのに・・ と真理は嬉しかった。  面白いおじいちゃんの昔話を聞いたり・・ おばあちゃんの料理自慢を聞いたりしながら、和やかにしかも手作りの食事で食べられる事に真理は初めて味わう安心を感じていた。

  朝食が終わると、家の周りを二人が案内してくれた。 幼い頃に何度か来たことがあるもののもうすっかりと忘れていた。 家の前には野菜畑があり、スーパーでもよく見る野菜が植えられていた。 鳥小屋には5羽の鶏がいて4個の卵を産んでいた。 ゆずの木やいろんな果物の木もあった。 二人でそれぞれ分担して手入れしているようだ。 

 真理には犬の世話を任せてくれた。 雑種らしく、半年前に近所の人から貰ったという子犬で「トト」と名前を付けたとのこと・・ 「ひょっとしてとどろみの トト・・・」「そうさ !」と返ってきた・・ なんとも単純だがおもしろい!  トトはもう1日で真理と仲良しになった。

  祖父母は孫娘をゆっくりと環境になじませようと思ったらしく、ご近所に挨拶もさせず、人と無理して会わせようともしなかったから、真理は楽だった・・ でも、新中学には来週の月曜日から行く事になっている・・ 後3日あるけど 少し不安 憂鬱・・

  真理は翌日 トトをつれて一人で村を探検する事にした。 本当は狭い集落だから、真理のことはみんな知っていたようだが、祖父母が事情を話していて、静かに見守っていてくれた事を後で知った。 両手を広げて深呼吸してみる・・ こんなに思い切って呼吸をしたのは初めてだわ・・ 気持ちいい  空気がおいしい 今まで気にした事なかったけど ここにはいろんな鳥が飛んでるぎゃー ぎゃーとけたたましく泣く鳥には最初びっくりしたわ  でもなんて言う名前だろうか?  耳を清ますと、いろんなトリの鳴き声が聞こえてきてそれはきれいな鳴き声から、さっきのうるさい鳴き声まで いろいろ・・ でも楽しそう!  真理は心からそう思えた。

 田んぼに出た・・ あぜ道を歩いていると、赤い花がいっぱい咲いている・・ あとでおばあちゃんに「彼岸花」(ひがんばな)と教えてもらったが・・ きれいにいっぱい咲いている・・ きれいだわ・・

 少し先に <北大阪生協箕面病院> の看板を掲げた建物が見えるし、さっき歩いたところに<大阪音楽大学 箕面セミナーハウス>の看板が道の入り口に掲げてあった。 真理はゆっくりと散歩しながら、自分の心が穏やかになっていく事を感じていた。

  真理が散歩からそろそろ家に戻ろうか・・ と思い「幼稚園」の横を通りしばらくしたら・・ トトが吠え出した・・ どこかで女の子の泣く声が聞こえる? あれ? どこ? 泣き声のする方に近づくと3歳位の女の子か? 水の少ない小川の中でずぶ濡れになって泣いていた。 心配するような川ではないが、とにかく服が濡れている・・ 寒いだろうに・・

 真理は早速 川からその女の子を抱っこして土手に出し、持っていたハンカチで濡れた顔を拭いてあげた。 すると ものの2~3分で、遠くからお母さんらしき人と、小学生の男の子がこっちへ走ってくる・・ 「ともみ・・ ともみ・・」 「どうもすみません・・ この子が妹の服が濡れて泣いてるから・・ と家に走って帰ってきたので 今、飛んできたんですが・・ どうもすみません それにきれいに拭いてもらって・・」 ともみちゃんはお母さんの持ってきた服を着替えさせてもらいながら、もう泣き止んでニコニコしている。 お兄ちゃんの遊びに付いて来たものの、転んで 服が濡れ・・ お兄ちゃんはビックリしてお母さんを呼びに行ったのだった。

 「この辺で見慣れない方だね・・」「はい、あのもみの木のある家に引っ越してきたんです 」「じゃあ・・・ 貴方が真理ちゃんね? 」「えっ! 私を知ってるんですか?」 「ええ~ トトを連れていたし・・ それにちゃんとおばあさんから聞いていますから・・ いいとこでしょ・・ ここ!」 「ええ~ まあ・・」「今度遊びに来てね・・ きょうはありがとうね・・」 「ばいばい! ともみちゃん またね・・」

 そうして3日間はあっという間に過ぎていった。 いよいよ学校へ行く日がやってきた。 歩いて10分足らずだが緊張する。 祖父母の母校とあって、おばあちゃんが付き添ってきてくれた。

  職員室で担任を紹介されたとき真理は・・ どこかで見たような・・?  そうだあの金八先生をもう少しおしつぶしたような感じで、田舎臭いが味のありそうな先生・・ それで少し安心した。

 真理が初めて教室に入り挨拶したときなど頭が真っ白、何を言ったのか思い出せないぐらい緊張していた。 

 一番前の机だったが座ったとたん隣の女の子が「私 里美よろしくね」と、それだけでもう真理は嬉しくなっていた。 初めての休憩時間が来た・・ 真理の不安は高まったが、里美が後ろの亜希を・・ 右隣の紀子を・・ と次々と紹介してくれた。

お昼休みになった・・ さっきの3人に更に3人が加わって、一緒にお弁当を食べた・・ こんな事って少し前まで考えられなかった・・ 真理はもう嬉しくて、飛び上がるくらいに嬉しかった。

  放課後になった・・ 隣のクラスから「私、幸代・・ 昨日妹が助けてもらって・・」「えっ! じゃあ・・ あのともみちゃんのお姉さんなの?」 「そうよ ありがとう! これからよろしくね」 それを見ていたクラスのみんなは・・「サチ・・ いったいなんでこの子しってるの? ともみちゃん助けてもらったって? なんなの?」と。 しばしサチはあの日の出来事を話していたが、それを聞いていたクラスの人全員に真理の事が美談として伝わっていき、何にもしてないのにどんどん友達が増えていった。

  帰り道、余野川の川べりでみんなでおしゃべりに花を咲かせた。 今までの辛い事を思い出すこともあるけど、ここの学校ではまるで嘘みたいに、真剣にみんな聞いてくれて、自分の事をよく分かってくれて安心して過ごせる。 金八似の担任も実におもしろく、それでいてやっぱり熱血で、温かいものをいつも感じるわ・・ ただ一人、あの悪夢を思い出すような、ちょっと突っ張り風の男子がいていつも警戒していた。

  数日後、真理は家が近くでいつも一緒に帰るようになったカエデちゃんが風邪で休み、一人で家路についていたとき・・ 丁度雨が降ってきてかばんを頭に乗せ急いで歩いていた。  すると後ろから走ってきた男子が急に真理に傘を差し出し・・ 「これ使えよ・・」と言うと、自分は雨の中、濡れたまま走っていってしまった。 よく見るとあの突っ張りだった・・ なんだいいやつじゃん!  

 その夜、真理はあの突っ張りの傘をたたみながら・・ 明日どうやって返そうかな? そう悩みながらも嬉しくなってしまった・・ もう大丈夫だわ! 

  真理は翌日 止々呂美の朝陽を浴びた森や飛び交う鳥たち、家の野菜やコケコッコーやトトにも、そして何より祖父母と温かい村のみんなに心から・・ みんなありがとう! と心の中で大きな声で何度も叫びながら登校した・・ 生きていてよかった・・

  真理はあの時 自分を命がけで救ってくれたあの時の中学の先輩に、初めてお礼の手紙を書き始めた。 あの転校の日 紙袋に入れ ”元気でな!” とのメッセージと共に贈ってくれたCDを聴きながら・・

 ”明日がある・・・明日がある・・・明日があるう~さ・・・” 

箕面の止々呂美の森にウグイスが鳴いた・・

 (完)