南スウェーデン便り

ときどき南スウェーデンの真ん中のイナカから、ときどき街からお便りします。

ぽかぽか(日差しだけ)お隣のなたね油用の菜の畑

2024-03-24 06:33:55 | イナカ便り
 日照時間がぐんぐんのびてきて本当に明るい季節になった。
 窓からはぽかぽかと暖かい日差しが溢れてきて、思わず薄着で外に出ると外は0度で手袋と帽子をとりに家に戻る。騙された…

イナカの白樺の下の黄色いクロッカスが開いた。紫のほうはここ数年元気がない。




ルバーブの芽。うちのルバーブは伸びるとこのきれいな赤い色は抜けて、ただのフキみたいな色になってしまう😅  


ワイルドガーリック(行者ニンニクの親戚)が出てきた。




りんごの芽も!



早春のイナカ+がんばろう

2024-03-04 09:29:57 | イナカ便り
久しぶりのイナカ。
今年最初に来た時は雪がごっそり積もっていて、トレイラーハウスの鍵が凍り付いていて開けることもできなかったのだが、今やしっかり春が来ていた。

風でばらばら落ちていた小枝を拾ってコンポストの裏にまとめて置く。


春の花たち。スノードロップ(マツユキソウ)、キバナセツブンソウとプリムラ(と、腐ったりんご)


クロッカスの芽も

ルバーブの芽がでていた!

冬の間使っていなかった井戸の水を汲みだして捨てる。それほど汚れることはないのだけれど、一応毎年霜の心配がなくなってポンプを設置する前に井戸を空にしている。



私とモトツレ(元つれあい)は今もこの田舎の家を共有しているので、これからも家の改修と畑作りの生活は続行することになっている。今年もお隣の猫が子猫を産みにこないかなあ…

うちの猫がまだ小さかった頃のブログ記事を読み返していて、「そうだ。こんなこともあった!」と思い出したことがあった。

トラ猫が車に轢かれて大けがをして手術をした時に手術代が高くて貯金を使い果たしてしまったこと。
青ざめて次の給料日まで一か月近く緊縮財政の毎日で、特に野菜と粉もの中心のメニューで食費をきりつめて何とかもちこたえたのだった。長い期間ではなかったけれどその時のハラハラ感は今でも思い出す。

前も書いたけれど、私はおひとり様になってアパートの管理費が毎月かかる生活が始まった(今までは一年に一度税金を払っていたがかなり安かった)から、支出をおさえた節約生活をしなければいけない。この歳になってまたこれか…しかも一か月じゃなくてずっと つづくわけだ。

そこでまたインターネットで検索して節約のアイディアを紹介している動画を見てみた。

たぶん引っ越し前によく見た片付け関連動画と関連付けたられたものをGoogleが絞って私に見せているのだろうと思うが、「物を減らす+節約する」という生活のすすめの動画が多い。確かに断捨離が必要でお金に不自由な私には参考になりそうな内容だ。

おおむね「断捨離して家賃の低い家に住み、節約し、余ったお金を投資に回す」
というアドバイスがほぼ共通しているのだが、アパートに引っ越したばかりの自分には家賃は変えられないし投資をする余裕もないので、参考になるのは「ものを減らす」「支出を抑える」の二点。

うん、がんばろう!😄 




秋の収穫2

2023-11-19 09:17:46 | イナカ便り

今年は畑にズッキーニのほかにかぼちゃも植えた。

去年朝市で買った直訳すると「食用かぼちゃ」(ハロウィーンなどのお飾り用に黄色や縞のあるミニかぼちゃがよく売られているので区別するためだろうと思う)がとても美味しかったので種をとっておいて、それをまいてみた。かぼちゃをそだてるのは初めてだ。

海外在住の友だちから「日本からかぼちゃの種を買ってきて美味しいかぼちゃができたけど、次の年にその種をまいたら全然だめだった~」という話を何回か聞いていた。たぶんいわゆるF1種といわれるもので、一代目は育てやすくておいしい野菜がなるけれどその種をとって翌年植えてもだめ、という種だったのだろう。

私が朝市で買ったかぼちゃ(スウェーデン産)もF1種なのかもしれないとは思ったけれど、ものは試し!

つるを伸ばしていくかぼちゃをながめているうちに(っていうか、つるが伸び放題にならないように摘むべきだったらしい)何十年も前に祖母から聞いた話が蘇って来た。

戦争がひどくなって、祖父は東京に残り祖母は子供三人を連れて疎開していた時期があったらしい。食糧不足のために地面がある人は野菜を育てており、祖母も見よう見まねで畑を作るようになった。ある時、植えた覚えのないのに生えてきた芽がいくつかあるのに気が付いて、そのままにしていたらかぼちゃだったという。「大きくておいしいのが何個もとれたんだ。あのかぼちゃのおかげで一家でしばらくおなかいっぱい食べられたんだよ。」

祖母の話は食べ物のなかった時代の畑づくりだから趣味で家庭菜園をやっている自分とはまるで切迫感が違うのだが、彼女は畑づくりをそれなりに楽しんでいたようで、いろいろな野菜の話をしてくれた。

「戦争の時代に女性が強くなった」という話を聞いたことがあるが、祖母もそのいい例だと思う。子供三人連れてゆかりのない地に引っ越し、食べ物もろくにないところでがんばったのだ。自分でも夫に頼らなくても生活できるということをこの時期に身をもって実感したのだと思う。祖母は戦後子供が大きくなってから働き始め結局60過ぎて癌で倒れるまでずっと働いていた。

祖母のかぼちゃの話は私の中では「どこから飛んできたのかわからない種からおいしいかぼちゃができた」という不思議なおとぎ話でもあり、戦中戦後の女性の生活史の象徴みたいにもなっている。

 

霜にあたるのはよくないのでは、と思って気温が零下に近づいてきたときに全部収穫。(同じ株から色の濃いのと銀色っぽいのがとれた)

そのせいもあってちょっと熟し足りないかんじもするけれど、

味や口触りは日本のかぼちゃと同じ!(煮つけの写真をとるのを忘れました)

ちょうどインターネットの料理コミュニティでかぼちゃ入りニョッキの作り方を習ったので早速作ってみる。

 

バターにセージのかおりをうつしたソースにチーズをかけて。美味しかった!

畑のセージ。考えてみるとこれも種をまいたり苗をうえたりしたのではなくてどこからともなく生えてきたもの。

このニョッキがかぼちゃの甘みたっぷりだったので、きなことメープルシロップをかけてデザートとして食べてみた。これも白玉みたいで美味!

 

 

 

 

 


秋の収穫1

2023-11-04 11:02:16 | イナカ便り

10月の収穫…ズッキーニ、コールラビ、ケール、黄色いいんげん、フダンソウ。

今年もイナカを留守にしていた間にズッキーニがお化けになってしまった…

…が、皮も種も硬くて噛み切れなかった去年と比べると今年はまだ食べられた!

ただ輪切りにして炒めたり焼いたり、

パン粉をつけてカツみたいにしたり。つけあわせはコールラビとまだ青くて酸っぱいりんごを地元産のマスタードとマヨネーズであえたサラダ。

去年作って美味しかったハーブパン粉+パルメザンチーズ焼きをまた作る。


ズッキーニの花

2023-09-25 00:48:56 | イナカ便り
 
本当は夏の間に引っ越すはずだったのだけれど、諸事情あり夏休みが終わってしまう。
 
イナカの収穫。一週間ぶりに行ったらズッキーニが2本お化けになってしまっていた。
そのほかはフダンソウ、コールラビ、ケール、ひょろひょろの大根、黄色いいんげん、きゅうり。
 
 
今年は花もたくさん収穫した。



リコッタチーズをズッキーニの花に詰めるとか惹かれるレシピがたくさん検索でヒットしたけれど、イナカで買い出しにいけないので、ただのてんぷらにする。

ズッキーニと花と親子てんぷら。美味しかった!