南スウェーデン便り

ときどき南スウェーデンの真ん中のイナカから、ときどき街からお便りします。

たんぽぽサラダ

2022-06-27 23:37:18 | イナカ便り

Malmöからバスでイナカへ。いいお天気!

 

お隣の大麦が育ってきた

 

ここが「サマーハウス」だが、人間が住める状態ではないのでその前に停めたトレイラーハウスに寝泊まりしている。

家の改修のために古いトレイラーを買う人は珍しくないけれど、こんなに長い時間をかけて改修をする気長な人はスウェーデンでも珍しく、「二十年ぐらい前にこの家とトレイラーを買って改修を続けている」というと人々に絶句される。

ほこりまみれになって家の改修に奮闘してきた相棒と交代。彼は午後に街に帰っていった。諸事情あり夏になるとそういうすれ違い生活を繰り返している。

2週間ぐらい前に畑に種をまいて発芽していたターサイ(搨菜)とサラダ菜が食べられるのでは、と期待していたので食料は主に豆やパスタなど乾物類と調味料、缶詰を持ってきた。

…が、ターサイはまだ小さく、サラダ菜は消えていた。(たぶんなめくじのせい)

それだけではなくて、豆類が何者かによって踏みつけられたような跡があるし、いわゆる雑草やこぼれ種から芽を出した「どうして君がここに」の出会いなどがあり、畑はジャングル・カオス状態だが、これは例年のことだ。

あてにしていたターサイとサラダ菜の代わりに、絶賛増殖中のたんぽぽの若い葉と植えた覚えのないにんにくの花芽を食べることにする。

たんぽぽはごま油と酢で韓国風サラダに、にんにくの花芽はバター炒めにする。たんぽぽの若い葉は少し苦みがあり、これが韓国風タレとよく合う。にんにくの花芽はまだ若くカリッと噛み切れておいしかった。

鯖缶(こちらのスーパーではトマト煮ばかりあるので、移民スーパーで普通の油漬けを買ってきた)でたんぱく質を補給。

 

 

 

 

 


ガーデン・ショウ

2022-06-07 23:19:00 | 街便り

マルモ城の奥にある公園で開催された「マルモガーデン・ショー」を見に行く。



コロナのせいで二年続けて中止になっていたが、今年は再開!

3月1日(正式には4月?)からコロナはただのインフルエンザとして格下げになり、コンサートや各種フェスティバル、スポーツ観戦その他すべて規制が撤廃されてコロナ以前と同じように行われるようになった。(マスクはもともと着用の義務がなかったので関係ない)

おりしもいいお天気でマルモとしてはものすごい人出で賑わっていた。



コンテストに入賞した庭の一部が飾られているコーナー
プロバンス~みたいな感じ





昆虫のお宿つき。廃材などを使ったモダンなお庭



これは子供が作ったお庭。これも蜂がテーマになっている。子供たちは今昆虫が絶滅の危機にあること、そしてそれは生態系のバランスを崩し、人間の食糧にも深刻な影響が出るだろうということを学校で習っている。



この公園にも巨大な昆虫ホテルがある…が、中に虫がいるのを見たことがない。



インスタ等向けコーナーも






工具や樽も売っていた



トレリスを編んでいるところ。



もちろん鉢植えや木の苗もたくさん売られていたが、私はとりたての蜂蜜を味見。おいしい~つい購入



食べ物のスタンドはみんなクラシックなトレイラーやトラックで統一されていてなかなか雰囲気がよかった。オーガニックフライドポテト専門店、餃子、フィッシュアンドチップスなど







この公園(花壇には野菜類も植わっているし、野菜用の温室もある)のカフェのサラダを食べる。

今はまだ畑からのものはあまりないだろうと思ったので、正直に言うと期待していなかったのだが、食べたら予想を裏切る美味しさ!

カリフラワーは生に見えたが甘酢漬けで、カリカリした歯ざわりと適度な酸味と甘さがとてもいいバランス。黒いレンズマメとキノアには薄く塩味がついている。アーティーチョークはここで収穫されたものではないと思うけれどオリーブオイルのいい香り。赤玉ねぎは蒸し焼きにされたような感じで柔らかくて甘みがでていた。