南スウェーデン便り

ときどき南スウェーデンの真ん中のイナカから、ときどき街からお便りします。

猫一家その後

2006-11-06 05:05:47 | 猫一家メモリー
雪の日に子供ののらねこが家にやってきたのが9ヶ月ぐらい前…そののら猫が母親になったのが6月。親子が三匹で庭を駆け回ったり昼寝したりする姿を飽かずに眺める日が夏の間じゅうつづいた。これは7月にとった子猫たちの写真。


 母猫の様子がおかしくなり始めたのが9月。彼女はだんだん子猫を避けるようになり、三匹で住んでいた床下から出て行ってしまいおなかがすいた時だけえさを食べにやってくるようになった。

「男ができたのかな。」「育児ノイローゼかも」…等とあれこれ考えていたが、職場の猫おばさんによると野良猫の世界ではそれはよくあることなのだという。母猫は子供が大きくなって来ると子供を追い出すか、自分が出て行って新しいなわばりをもつのが普通なのだそうだ。

子猫たちのほうはあいかわらず母猫を慕っているのでやってきた母猫を見ると駆け寄って行くのだが、そうすると母猫は子猫に平手打ちをくらわしたりフーッと威嚇したりして遠ざけ、食べるだけ食べると逃げるように去ってしまう。しょんぼりと残された子猫たちを見るのがつらい。

あんなに忍耐強くて優しい母親だったのに…もう子育て完了っていうことなのだろうか?

母親が去ってから、子猫たちは私達にいっそうなつくようになり、昼間は外にいるが夜は家の中で寝るようになった。それはうれしいけれど…やっぱりあの一家団欒のようすが見たい。

 黒が女の子、トラが男の子。