浪江と言う町あり、福島の浜通りにある、自然豊かな町でした
私は、福島県に終の棲家を構えて、自然一杯の
環境の中で、暮らしてました 浪江には、鮭が遡上してきます
毎年、鮭の遡上のパワーを貰いながら
鮭を買いに行くのが、何よりの喜びでした
もちろん、港の旅館で鮭定食を食べ(余りに鮭の肉が大きくて)
幸せに包まれ、帰途に就き、途中橋の手前に、つくだ煮やさんがあり
いかなごのつくだ煮を買います
美味しいんですよ・・少し余計に買い込み、この店で
さらに幸せに包まれて、二人で帰るんです
今日歳時記で、「いかなご」を見てましたら、高浜虚子先生の句がありました
◎いかなごに まず箸おろし 母恋し
この句を何回も読んでると、私も母が恋しくなり、浪江の港や、いかなご屋さんが
目に浮かび、少し寂しくなりました
過去の大切な思い出と、浪江は思っておりましたが、やはり
むかしの姿のままで港があれば、と、出来ないことを考えました