キ上の空論

小説もどきや日常などの雑文・覚え書きです。

せんせいと黒鷲の学級のおなまえ

2021年12月30日 | 二次創作
・「それだけ」読みたい勢には優しくない仕様です。 ・ネタバレは普通に書いています。回避したい方は読まない方が無難です。 ・間違ってたらすみません。 ・鵜呑み、転用の結果生じた問題の責任はとりません。 ベレス/ベレト゠アイスナー  ベレス(ベレト)はゴエティア72柱の魔神の13番目(ゴエティアは魔術書)。階級は王。王が示す天体は太陽。魔神は順番に5度ずつ割り当てられてホロスコープを一周するが、13番目なので双子座0度から5度。10度ずつ割り振って2周するバージョンでは獅子座第1デーク(獅子座/獅子座)。太陽は復活、再生の意味を持ち獅子座が太陽が問題なく力を発揮できる場所であることから、後者由来なのではと思われる。  ちなみにシトリーは12番目の魔神。最初の儀式で復活失敗したのがバエルなら王(太陽)でかつ公爵(金星)、太陽が過剰に働く傾向のある牡羊座第1デーク(牡羊座/牡羊座)なので、荒神としてのソティスを復活させてしまったのかも。荒ぶる部分をおさえつつの復活を目指したために、感情がわかりにくい人になったのか。  ジェラルトはゲルハルトを由来とするとあるので、勇敢な槍を持つ闘士(『日本警察犬協会』サイト参照)。 アイスナーの意味は見つからなかったのでもう少し探します。ユダヤ系の名字はどこかに意味が載ってる可能性が高い。  もう一つ、ソティスはシリウスを神格化したもの。エジプト神としての名はソプデト。 帝国のお名前について  貴族の姓の前にフォンがついている。このフォンは英語のオブみたいな感じで、昔社会の授業で習った辺りの歴史では姓+フォン+領地だったのが、領地を持たない名誉貴族が出てきてフォン+姓もいるよってことだったんじゃなかったっけってとこですけど、アドラステア帝国では領地の地名は領地の地名、貴族の姓はフォンをつけずに家名となっています(フォンからが名字、ではない)。  名前はドイツ人名っぽいのですが、姓は古参(有力)貴族は北欧神話の巨人を由来にしているようです。  フレスベル「グ」、ヘヴリン「グ」、「ヒュー」ベルトあたりは時代を経た結果生じた音のゆらぎ、変化に収まるかな。ドイツ語は古語に当たるのではないかと推測しています。今でいうとラテン語辺り。フォドラで最も多い蔵書数を誇るであろう中央教会の図書館があの程度なので、古語の資料はほぼないと見ていい。黒鷲遊撃軍は格調(格好良さ)と教養が詰まった名前であって、中二病ってわけではないと思うよ。これが一日仕事で仕上がる辺り、勢いと喜びが大きいのがわかる。  初代皇帝にならって、貴族はドイツ語圏のファーストネームを名乗ることにしたのかな。帝国から離れたことを示すために王国貴族はフォンを使わないし、名前もドイツ語圏ではないし、その王国から分離した同盟領の貴族はフォンを使うかドイツ語圏の名前(ファーストネーム)である場合が多い。なので、名前でだいたいどこの貴族かがわかるようになってる。  え? フレーチェ? わかんない。 エーデルガルト=フォン=フレスベルグ  貴い守り手フォン死肉を貪り食らう者  よい子は意味をそのまま当てない。守り手というか、城塞というか。こうていはジェネラル系ユニット。  フレースベルグは鷲の姿の「巨人」です。人型ではないけど巨人。北欧神話の巨人は1.図体がでかい、2.人知を超える力がある(場合が多い)、3.人に恩恵をもたらさないなどの特徴を踏まえていれば、人っぽい形じゃなくてもいいみたい。  神話のオーディンとかしこい巨人によるなぜなに問答合戦によれば  オーディン「風はどこから吹くの?」  かしこい巨人「フレースベルグの羽ばたきから」  とのことなので、相当大きいです。フレスベルグ。  大きさイメージとしては、『熱血!大冒険大陸』に出てくる、願いを叶えてくれる鳥くらいではないかな。  紅花ルートだとエデヒューフェルで日月星なんだろうなあという配置。皇帝であって、王じゃないけど。フレスブルグの意味は『図解 北欧神話』参照。 ヒューベルト=フォン=ベストラ  卓越せる思想フォン最も良いもの  名前の意味は日本警察犬協会サイトのドイツ語の犬の名前一覧からそのままパクりました。ドロテアさんがヒューくんと呼んでなかったら明智君とかゆべさんとか読んでた名前です。もしくはたけし(人名に使える「ひゅう」と読む字を彪しか知らない→彪という名前を見たらたけしと読むかな)。  ベストラは北欧神話に登場する主神の母Bestlaの意味の方です。だいたいスペルが違ってる場合は元ネタっぽい方の意味を、見つかれば書いています。  あと、最も良いものという意味は昭和46年に出た本に載ってました(ウィキによると68年だからS43でした)。出典はあります(『北欧神話の口承』植田敏郎/鷺の宮書房)。  作中で明らかになる中では唯一の侯爵。魔神の階級と天体の関係でいうと侯爵は月。 フェルディナント=フォン=エーギル  エーギルの名前の意味は見つからなかったので、当たれる資料を当たって見つからなかったらその旨報告して調査終了になると思います。  フェルディナントは勇敢な旅人、だそうです。JICAの記事にあったよ(『人名の世界地図』掲載のフェルナンドも同様で、「旅と冒険」)。  北欧の巨人エーギルは海神のような扱い。海神の恩恵の方をニョルズ(ヴァン神族)が担当し、災厄の方をエーギル(巨人)が担当している。  妻のラーンは黄金が好きで、船乗りから巻き上げるんだとか。そのため身を守るための賄賂、お守りとして船乗りが少量の黄金を持つ習慣があったとかいいますが、その黄金は神々への接待に使われているので、エーギルの館を訪う神々のせいじゃないですか! ってならない不思議。  エーギルが大波で船を沈め、ラーンが漁網を切り裂く。ロイヤルブラッドにでてくるのは不運な男エイギル。  海で死んだ船乗りの魂はエーギルの元へ行くそうです。  エーギルとヘヴリングの名前の意味はサイト『名前辞典』https://namaejiten.net/様にあったのでそちらでお確かめください。  ルートヴィヒは名高い+戦士(『人名の世界地図』参照)。  公爵は金星。夕星、明けの明星、宵の明星、一番星と言えば金星。 リンハルト=フォン=ヘヴリング  ハルトの部分は強いぞって意味です。リンがわからない。昔からあるハルトのつく名前と新しめのリンの組み合わせ。ヘヴリングはエーギルとラーンの娘、九人の波の乙女のひとり。姉妹に「フレン」がいるのもセスリーンの紋章持ちなのがなんとなーくわかるかもしれない仕様。  九人の波の乙女は元々あった三位一体概念を×3という人数にして盛ってるイメージかな。  ヴァルデマーはウラジーミルの異形。支配、偉大な力(『人名の世界地図』参照)。 カスパル=フォン=ベルグリーズ 『聖書人名録』に名前の意味が載ってなかったよ。聖書では預言を元に救世主を訪れ拝みに来た東方の三賢者のひとり、老人。聖書には名前がなく、後に(恐らく)便宜上つけられた名前。イエスへの贈り物は没薬。  ベルグリーズはラグナロクで神々と巨人が戦う場所(ウィキペディアだとヴィーグリーズになってます)。グロンダーズ所領が関連情報として覚えやすい仕様なのか(ヘヴリングもそんな感じね)。グリーズという女巨人はいる。  レオポルトは勇敢な獅子。たぶん(『日本警察犬協会』サイト参照)。 ベルナデッタ=フォン=ヴァーリ  熊+女性名型の語尾etta。  ヴァーリは神と巨人といて、どちらでもいけそう。オーディンの息子(神)はバルドルの敵を討つために生まれ、ラグナロクを生き残る。ロキの息子(巨人)は狼に変じる。きょうだい殺しという共通点がある。  灰狼の学級の級長と接点があることを考えると、後者由来かなあ。クラッセに居所がないと言っているのもどっち由来なのかわからないのもなんとなーく重なりますね。  グレーゴーアがグレゴリーと共通する意味の名前なら見張る人。 ドロテア=アールノルト  ドロテアは恩寵(贈り物)、アールノルトは鷲。資料を探せば意味もわかる名前でたいへんありがたい。 ペトラーマクネアリー  ペトラは岩、マクネアリーはネアリーの息子(だと思う)。マク~は~の息子。他にオニールのオもそんな感じ。なんとかヴィッチみたいな~の息子を現す名前の部分は結構色々あります。  ネアリーはなんだろうね。 マヌエラ=カザグランダ  救い主としてのキリスト(の女性名形)=大きな家(直訳)  カザグランダは変形ポルトガル語。ごめんね書き間違ってたよマヌエラさん。デで終わると普通にポルトガル語だったんだけど。グランデは性別で変化しないのですが(カザでもカーホでもグランデ)、時代を経て変形したと見做すことにします。カザは女性名詞なので形容詞も女性形になる。地名のカザグランデと混ざりました。申し訳ない。グランダはエスペランサ語かも。謎の人感が増しますわ。 ハンネマン=フォン=エッサー  ジョンには色んな形があるのですね。エッサーはドイツ語直訳なら食べる人。住がマヌエラ先生で、食がハンネマン先生だとすると居がプレイヤー先生なのかね。 イエリッツァ=フォン=フリュム  名前の意味は調べても見つからないことがままあります。男性名とは書いてある。フリュムはラグナロクの時の巨人側の首領の名前です。 ほか追記(見つけ次第) ラディスラヴァはラジスラフの女性名形+英語読み。チェコの名前っぽい。貴族の名前はドイツ語圏とみると、実力で将軍職に就いた庶民ということかしら。人気出るわね。→無双によると近衛兵からの抜擢。本編で近衛が機能してないなあと思ったけど人手不足だったのがとてもよくわかる。 ゲルズは北欧神話、豊穣神フレイの妻になった女巨人。 ランドルフは盾+狼。 メトジェイはメトディウスのチェコ読みとのこと。出所はプラハの聖ツィリル・メトデイ正教大聖堂なのか、ミュシャの絵なのか。ツィリル君(キュリロス、メトディオスのきょうだい)はプレイアブルなのに。
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