経営コンサルタント・プロ経営者として多くの企業の成長や経営改革等を実践・支援してきたフィロソフィ経営の皆木和義ブログ

フィロソフィ経営・理念経営、成長戦略、株式上場、企業再建、リーダー育成、ガバナンス経営、著作・講演・研修に多くの実績

「お嬢様に学んだ経営姿勢」 ― カンブリア宮殿でもご紹介された筒井宣政東海メディカルプロダクツ会長のお話を聞いて

2016-10-06 12:31:15 | 日記
大変感銘を受けました。「カンブリア宮殿」などの番組で存じ上げていたので、以前から大変関心を持っていました。
出井伸之ソニー元CEOと楠木建 一橋大学教授が中心の内輪の勉強会に参加し、今回の講師の筒井宣政東海メディカルプロダクツ会長のお話を90分ほどお伺い致しました。

中でも感動を受けましたのは、筒井会長の素朴で謙虚なお人柄と世界的視点と利他の心、そして、お嬢様の命を救いたいという一心で全くの素人・門外漢から世界一の製品を作り上げられた物づくりの心と困難な壁を突破され続けたその成長のストーリーです。さらに素晴らしいと思ったのは、次女のよしみさんというお嬢様のことでした。
ご両親に似られたのでしょうか、本当に心のきれいなお嬢さんで、まさに筒井会長が起業された会社は、お嬢様の心に経営姿勢を学び、お嬢様によって高められた経営理念の見事なビジョナリーカンパニーに成長されてきていると感じました。

私自身は40年ほどのビジネス人生の中で、3,000人以上の経営者や起業家の方々にお会いしたかと存じますが、あらためて思いましたのは、筒井会長のような強い一念の重要性です。
その業界の経営経験がなくても、また、専門知識等がなくても、全くの素人・門外漢でも強い思い・岩をも貫く一念をもって決してあきらめることなく、努力し続ければ、必ず目的・目標を達成できる、成功できるということを筒井会長は証明されました。
まさに「強い思いは具現化する」「強く思えば叶う」ということを証明されました。
京セラの稲盛名誉会長も日本電産の永守社長も、また、同世代のソフトバンクの孫社長やHISの澤田会長、CCCの増田社長、大戸屋の三森久実前会長等からも同様の強い思い、強い一念、高い志を感じました。

東海メディカルプロダクツ会長の筒井宣政氏はどんな方かというと、「新たな事業領域に挑戦する起業家の努力と功績を称えるEYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」の2016年の世界大会の日本代表の起業家です。
開発困難と言われていた「IABP(大動脈内バルーンポンピング)バルーンカテーテル」の国産化を成功させ、現在までに国内外で10万本以上が使用されて数多くの患者を救ってきた優れた起業家、経営者です。

とても感銘を受けましたので、同社の経営理念等も同社のホームぺージから引用させて頂いて、記録として書き残しておこうと思いました。範としたいと存じます。


<会社紹介>
東海メディカルプロダクツは、医療機器の分野で活動する研究開発型企業です。
設立以来、 「一人でも多くの生命を救う」を理念とし、患者の視点で医療現場の声を研究開発に反映させてきました。病気で苦しむ人々のお役に立ちたい、この思いを込めて先端医療機器の技術開発に総力を傾けて行く所存です。

【創業の精神】

一人でも多くの生命を救いたい


<企業理念(品質方針)>

【存在意義】(社会において果たすべき使命)患者に出来るだけ負担の少ない医療機器の開発を通して患者のQOL向上に貢献する
【経営姿勢】(経営を行う上で重んじる事)品質、信頼性を最優先させる(サービス第一・利益第二、安全第一・効率第二)
【行動規範】(経営者・従業員の行動指針・心得)我々は常に変化に挑戦しつづける我々は常に高い倫理観を持って行動する

<企業ビジョン>

【市場・社会でのポジションなど対外的評価】•医療機関から最も信頼されるメーカーとなる
【事業運営の将来像】(自社の事業をどのように展開していきたいか)
          •適正利益を確保し、安定的な企業発展を図る
          •コスト削減に努力し、高度な医療の普及に貢献するとともに先端の医療のニーズに対応できる技術力を日々研鑽する

【組織と人のあり方】•社会の要請や自社の役割の変化に応じて柔軟に対応できる組織を目指す
          •従業員一人一人が自己の能力を発揮でき、仕事を通じた自己実現を達成できる環境を作り上げる

               (㈱東海メディカルプロダクツのHPより、http://www.tokaimedpro.co.jp/company/index.html )


────────────────────【minagi blog】 ────────────────────
 多くのブログの中からご訪問をいただき、誠に有り難うございます。

 ホームページは、こちらへ。
 講演、研修については、こちらへ。

==================================================== 






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする