先週の株式相場は「トランプ関税」によって大揺れに揺れた。株、債券、為替の3つの関係をいつも見ながら日本と世界の経営と経済を見てきているが、それについての本日4月13日の日経新聞朝刊の記事が表題の斎藤健氏の的確なコメントである。
趣旨の一つは「トランプ氏の頭に入る説明の仕方ができるかどうかである」――いわば原理やスタンス等が全く違う中で、どううまく翻訳してわかりやすく伝えることができるか、である。これができるかどうか。
また石破総理とトランプ大統領との良い関係づくりの重要性も語っている。安倍元総理とのようなトランプ大統領との良いコミュニケーションを石破総理が自ら個人的につくれるかどうか、石破流コミュニケーションを大いに注目したいし、また大いに期待したい。斉藤健氏の1週間に1度、トランプ大統領に電話するという提案は、一つのとても良い提案ではないだろうか。「柔よく剛を制す」という言葉もある。
その他を含め、斉藤健氏らしい様々な示唆に富んだ言葉や提案が印象に残った。
経済産業省の交渉担当者時代に感じた現場での実践を踏まえた言葉であろう。斉藤健氏の実践的な哲学、氏のフィロソフィの実践の方法論を感じた。
今後の日本の交渉役の赤沢亮正経済財政・再生相は斉藤健氏の高校、ハンドボール部の1級下の後輩と聞く。斉藤氏は東京大学ハンドボール部卒とも。その意味でも、斉藤氏はきっと様々なかたちで赤沢氏の応援団をされるのではないかと期待している。
交渉の仕方についても、焦った方が負けであると斉藤健氏は述べ、持久戦に持ち込むことも含め、硬軟自在、臨機応変、柔軟な姿勢の重要性を述べている。これは宮本武蔵の『五輪書』でも述べていることである。『五輪書』は兵法書であるが、兵法・戦い方を交渉法・交渉の仕方と置き換えて読むとぴったりくるものを感じられるのではないだろうか。赤沢大臣には『五輪書』も身につけていただいて、日本国家と国民のために大いに頑張って頂きたいと願っている。
余談になりますが、斉藤健氏は四半世紀ほど前に筆者がつくった産官学の勉強会「廣志会」のメンバーだった。それ以前から親しくしていたので彼をメンバーに誘わせていただいた。その他には、柔道の山下泰裕氏や現在の神奈川県知事等々の多士済々の方々がいて、日本の将来等々を様々な角度から談論風発した。懐かしい熱き日々である。
その後、斎藤氏は経済産業省から埼玉県副知事に転じた。その後、彼は国会に籍を移し、その後の活躍は多くの方々の知るところであろう。
先日、斎藤健氏が副知事をしていた当時の埼玉県知事の方と会食をする機会があったが、あらためて、とても素晴らしい知事・副知事の関係だったと感じた。その際も哲学、フィロソフィの大切さが話題になった。元県知事の方も日本のリーダーに相応しい人格者であり、素晴らしい信念と哲学の方と感じた。
松下幸之助氏はご著書の『実践経営哲学』の19章に「政治に関心をもつこと」と記されている。
経営に携わる者にとって今ほどこの言葉が響いてくるときはないのではないだろうか。
いわゆるプロ経営者(経営学的には、専門経営者)として長年活動してきた筆者としてもあらためて『実践経営哲学』を肝に銘じて日々研鑽努力していきたいと考えている。
趣旨の一つは「トランプ氏の頭に入る説明の仕方ができるかどうかである」――いわば原理やスタンス等が全く違う中で、どううまく翻訳してわかりやすく伝えることができるか、である。これができるかどうか。
また石破総理とトランプ大統領との良い関係づくりの重要性も語っている。安倍元総理とのようなトランプ大統領との良いコミュニケーションを石破総理が自ら個人的につくれるかどうか、石破流コミュニケーションを大いに注目したいし、また大いに期待したい。斉藤健氏の1週間に1度、トランプ大統領に電話するという提案は、一つのとても良い提案ではないだろうか。「柔よく剛を制す」という言葉もある。
その他を含め、斉藤健氏らしい様々な示唆に富んだ言葉や提案が印象に残った。
経済産業省の交渉担当者時代に感じた現場での実践を踏まえた言葉であろう。斉藤健氏の実践的な哲学、氏のフィロソフィの実践の方法論を感じた。
今後の日本の交渉役の赤沢亮正経済財政・再生相は斉藤健氏の高校、ハンドボール部の1級下の後輩と聞く。斉藤氏は東京大学ハンドボール部卒とも。その意味でも、斉藤氏はきっと様々なかたちで赤沢氏の応援団をされるのではないかと期待している。
交渉の仕方についても、焦った方が負けであると斉藤健氏は述べ、持久戦に持ち込むことも含め、硬軟自在、臨機応変、柔軟な姿勢の重要性を述べている。これは宮本武蔵の『五輪書』でも述べていることである。『五輪書』は兵法書であるが、兵法・戦い方を交渉法・交渉の仕方と置き換えて読むとぴったりくるものを感じられるのではないだろうか。赤沢大臣には『五輪書』も身につけていただいて、日本国家と国民のために大いに頑張って頂きたいと願っている。
余談になりますが、斉藤健氏は四半世紀ほど前に筆者がつくった産官学の勉強会「廣志会」のメンバーだった。それ以前から親しくしていたので彼をメンバーに誘わせていただいた。その他には、柔道の山下泰裕氏や現在の神奈川県知事等々の多士済々の方々がいて、日本の将来等々を様々な角度から談論風発した。懐かしい熱き日々である。
その後、斎藤氏は経済産業省から埼玉県副知事に転じた。その後、彼は国会に籍を移し、その後の活躍は多くの方々の知るところであろう。
先日、斎藤健氏が副知事をしていた当時の埼玉県知事の方と会食をする機会があったが、あらためて、とても素晴らしい知事・副知事の関係だったと感じた。その際も哲学、フィロソフィの大切さが話題になった。元県知事の方も日本のリーダーに相応しい人格者であり、素晴らしい信念と哲学の方と感じた。
松下幸之助氏はご著書の『実践経営哲学』の19章に「政治に関心をもつこと」と記されている。
経営に携わる者にとって今ほどこの言葉が響いてくるときはないのではないだろうか。
いわゆるプロ経営者(経営学的には、専門経営者)として長年活動してきた筆者としてもあらためて『実践経営哲学』を肝に銘じて日々研鑽努力していきたいと考えている。