覚書あれこれ

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春の猟犬

2009年07月05日 | こんな処にギリ神が!(小ネタ集)
ある日、仕事帰りにまたもや本屋で立ち読みしておったわけですよ。
その日の獲物は『一音入魂!全日本吹奏楽コンクール名曲・名演50』&
『一音入魂!全日本吹奏楽コンクール名曲・名演50パート2』
で、自分の知ってる曲や知ってる団体を見つけてはニヤニヤしておったわけですが
今日の話題はそこではありません。

かつて、吹奏楽部に所属しておった時分、
1年目のコンクールではサン=サーンスの『バッカナーレ』
2年目にはA・リードの『春の猟犬』という曲を自由曲で演奏したのですが、
この2曲目の『春の猟犬』、タイトルからして19世紀ヴィクトリア朝時代の
イギリスなんかで盛んだったっぽいキツネ狩りの風景を表した曲だと
勝手に思ってたんです。
が、件の本で詳細を読むと、この猟犬て


アルテミスの猟犬らしいよ!!!


作曲者のリードさんが、スウィンバーンの『カリュドンのアタランタ』って詩劇の中の
「春の猟犬たちが、冬の轍の上を行く季節になると」
で始まる部分にインスピレーションを得て書き上げたのですって!
めちゃめちゃギリシア神話関連の曲だったのですね、しらんかったー!!

ちなみに、このスウィンバーン、夏目漱石もロンドン留学時代に研究してたそうです。

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