覚書あれこれ

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フェニキア系ダナエ

2009年04月29日 | こんな処にギリ神が!(小ネタ集)

『ヨーロッパ人名語源辞典』を読んでて拾った情報です。

ペルセウスのおかんのダナエって名前は、フェニキア系なんですって。でもって、英語で言うところの「ダニエル」なんかと同じ語から派生した名前で、そのdnの音は、「裁く」という意味を持つらしい。
「ダニエル」のエルの音は、例の「エル」なので、つまりダニエルの原義は「神は裁きたもう」らしい。
フェニキアでは主要な神をバールやエルと呼んでたらしいけど、同じ語族に属するヘブライ人も、日本語で言うところの神に相当する単語がエルらしい。よう知らんけど。普通名詞になると「力」の意味になるとか何とか。で、聖書の中でその神の名がヤハヴェ(勿論、子音しか示されなかったのでイェホヴァともなんとでも読めるんだけどさ)なわけなので、elもya(ja)もどちらも神のことなわけです。

てことはウリヤとウリエルは実は同じ意味の名前なの?

でもって、ダニエルやサミュエルやナサニエルはなんとミカエルやラファエルやガブリエルと同じ構造の名前だったのですね。言われてみれば似たような音なんですが、天使の名と単なる人名なのでこれまで並べて考えたことがなく、なんとなく目から鱗でした。でもって、最初にエルがくるタイプのエリザベスのelも同じ意味らしい。ふーん。


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