2021年4月29日、静岡県伊豆市・修善寺温泉に新たにオープンした蕎麦屋【胡々】にお邪魔しました。
開店から知人の間では有名になっていた店ですが、伊豆地域に於いて蕎麦屋の最激戦地域に出店した事から考えても相当な自信が感じられます。
近隣には話題のワンコイン蕎麦を始め蕎麦の名店がずらりと並ぶまさに蕎麦通りで、店の評価が気になります。
店主は知り合いの五十嵐さん、彼もまた蕎麦の名店で修行を積んでここにオープンしたと言う事は決して半端な蕎麦は作らないと期待を持って来店しました。
店は修善寺温泉の奥、ラーメンひろちゃんの近くで前も人気の蕎麦屋だった場所です。店舗は小さいながらもオープン祝の知人達から送られた花で囲まれ、店主の人脈の広さと人柄の良さが分かります。
昼前でも店内は満席でしたが、辛うじて一席空いたので入店しました。お客様の顔ぶれは何処かで見た地元の方々でした(笑)
今回はお手軽なスタンド蕎麦を食べに来た訳ではないので気合が入りますが、値段表を見ただけでは安いか高いかは分からないのて一で番売れ筋と思われるざる蕎麦(粗挽き)を注文しました。
注文を受けると店主が蕎麦の状態を確認しながら丁寧に茹で始めました。
私は蕎麦に精通している訳ではありませんが、お手軽蕎麦と違って目が細かくキラキラして美しい芸術作品の様です。
開店前は蕎麦を手打ちしていると思いますが、とても大切なものを丁寧に扱う蕎麦職人の真髄を感じます。
湯で時間は長くなく、あっという間に
目の前に届いた蕎麦は「The蕎麦」と言う感じで見た目も香りも王道を感じます!
口に入れた途端、蕎麦本来の美味しさと粗挽きの口当たりが伝わります。正直1000円超えの蕎麦なので勇気入りましたが、価格以上の美味しさは間違いないです。さすが五十嵐さん。半端な蕎麦は作りません。
近くのお客様から「ミモリー量は足りるか?」と言われましたが、もとより満腹感を味わうものではなく味を噛み締めて食べるものです。
ミモリー的にはこの蕎麦は間違いなく日本酒との相性は抜群で、安ホテルなり代行なりを使って夜の営業で味わいたいものです。あと今回食べられなかっただし巻き玉子も食べてみたいですね。
ただ開店直後で混雑している事情もあるみたいで、夜の営業はGW開けになるそうです。
胡々さんは高級蕎麦になりますが丁寧な仕事と他を寄せ付けない抜群の美味しさが魅力で、ランチで安くパッパと食べてしまうのではなく夜の営業で美味しい日本酒(メニューも豊富)を飲みながらゆっくり味わいたいものです。
この蕎麦なら1000円超えでも大満足です。蕎麦マニアだけでなく他店の蕎麦を食べ慣れている方にも味わってほしいです!