昨日は吹奏楽の演奏会でした。今回は記念すべき第20回の定期演奏会。私は第11回定期演奏会の前に入団したので、その歴史の約半分は関わってきたことになります。
リハーサル中。マリンバ越しの景色が好き毎回、本番よりリハーサルの方が名演なのは仕方ありません
今回は約20年ほどやりたいと思っていた「呪文と踊り」という曲ができるとあって、またまた私の演出魂がムクムクとわき上がり、密かにかぶりものの準備をしました。
最初は全員ダークカラーのフードにしようと思っていたのですが、邪悪な感じのチュールレースと雰囲気のあるインド綿を発見色々なアプローチをした方が「呪術師の装い」を目指していることが伝わりやすいかと思い、路線変更しました。
「ヘアバンドのスパンコールは1つずつ縫いつけたんですか?」と何人かに言われたのですが、接着芯を貼って硬くした布で土台を作り、つながっているスパンコールをカットしたものをボンドで貼りつけました。間近で見ると派手すぎですが、舞台上ならばこれぐらいでOK
時間がなくて前日に完成したため、衣装合わせが本番当日にそのせいで朝から妙にソワソワしていたのですが、概ね好評だったので肩の荷(自分から背負った荷ですが)が下り、平常心に戻りました。あまり責任とか不安要素のない楽器担当だったし、エキストラにも関わらずかなり前から練習に参加していたので、全く緊張しませんでした。
特に大きな問題もなく1部終了。そして2部の最初が呪文と踊り。私の中ではこの曲は今回のメインで、そう公言していました。私はティンバレス担当で、出だしは打楽器が1つずつ加わっていくという最もオイシイ見せ場。最後に加わるのがティンバレスでした。さらに今回は演出により、打楽器soliの直前に楽器前にしゃがんでかぶりものを装着し、楽器を叩きながらゆっくり立ち上がり、さらに目立っちゃおう企画
みんなが次々と演奏に加わっていき、最後は私の出番。ところがちゃんと数えていたはずなのに、立ち上がった後、入るのはそこではない気がしてしまい、1小節休んでしまいましたそして入った瞬間、大事故を起こしてしまったことを悟りましたしかしもう入ってしまったらどうすることもできず、破れかぶれで1小節ずれたままそのフレーズが終わるまで叩き続けました…。
私の吹奏楽史上最大のミスを犯してしまいましたあー時間を戻したい…間違えたことのある場所なら予防策を講じておくのですが、本番に限って間違えたことのない場所で間違えます。今回は完全に舞台の魔物に呪われました指揮者が私の次の入りでしっかりキューを出してくれて、さすがと思いました。音楽を先に進めながらも臨機応変に対応できる能力、私も少し身につけたい
今回はエキストラながら勝手に演出を考えたり、4月に結婚した指揮者夫妻へのサプライズ企画(リハーサル中に実施)を発案したりして出しゃばった上、大事故で迷惑をかけてしまい、南吹追放秒読みかもしれません…