トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんなブログです。

「エコキュートから変な音がするんです」の巻

2024年04月07日 | 店主


※この投稿は危険作業ですので真似をしないでください、私も今後はメーカーサービスに修理依頼をさせていただきます。今後も知らずに同じ作業をされる方が居られるかも知れませんので、あえて投稿を残します



数日前の作業報告です



真備で5年前水害に見舞われたお得意様から

「エコキュートから変な音がするんで調べてもらえませんか」


と、点検依頼がありました。



変な音?


とりあえず訪問してみました。









“シャー”と水が流れているような音なんですが、エコキュートのヒートポンプ付近から出ていまして




ヒートポンプを見る限り水漏れが見受けられず・・・


後ろの床下?





一応、台所の点検口から床下に入り


迷路のような基礎を匍匐(ほふく)前進してエコキュートの近くまで行き給湯配管を点検しましたが水が漏れている様子はなく異常無し


はて?、どこから音が・・・・





ヒートポンプには間違いないようですが外見からはわからず


とりあえずエコキュートのヒートポンプを分解




ファンの下のカバーを外すと




配管に小さな穴が開いて勢い良く水が吹き出していましたよ





それが断熱材の発泡スチロールに当たり音が増幅されてたんですねぇ


ヒートポンプの底には排水ホースが繋いでいますから、内部に漏れた水は排水へ流れていくためわかりませんでした。




さてさてどうしたものか・・・


配管を取り替えるかなぁ・・・


いやいや、穴が小さいから溶接で塞がるのでは?


そんなわけで、一旦店に溶接工具を取りに帰り再び訪問

溶接するにはタンクの湯を全部抜かなくてはいけませんので、タンクへの給水栓を閉じ排水栓を開いておきます


これで出直すまでにはタンク内のお湯が抜けてくれるでしょう


往復1時間で工具も準備でき作業開始



この小さな穴をふさぐために



配管をバーナーで炙り



溶接完了!


追記:後で調べたところ、この部分の配管(温水コイル)は二重構造になっていて中にで冷媒(CO2)配管が入って高圧になっているため破裂の危険性があります、このような溶接は危険だとわかりましたので絶対に真似をしないでください、メーカーサービスの修理費用は約9万円~12万円で温水コイルの交換になり、メーカーサービス認定の溶接技術者が行うと言うことでした。


ちなみに、わたしはガス溶接の技術講習済みです。







知らないと言うことは危険なんですねぇ


今回はたまたま何事もありませんでしたが、メーカーに問い合わせてみたいと思います→メーカーサービスよりピンポイントの溶接はできないと言うことでした。







外した断熱部材を元に戻して





タンクに水を張り圧をかけてふさがったことを確認


水漏れもなくなりましたので修理完了です


バーナーでの溶接は久しぶりなんで、事前に半端な銅管で練習したのでした(笑)



きょうはここまで


つづく