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サラ金から借金をして,その返済が終わった方,もしかすると,払いすぎたお金が返ってくるかもしれません。

過払い金は5年で発生?

2009年10月24日 17時02分27秒 | Weblog
 昨日,ある市役所で市民法律相談を担当したのですが,自分はある消費者金融会社(サラ金)との間で5年間ほど取引があるのだが,いわゆる過払い金が発生してないか教えて欲しいという相談がありました。

 前にも言ったように,その相談者に対し,7年ほどの取引がないと過払い金は発生していないです,と答えました。

 しかし,5年間の利息制限法を超過する高利での取引があれば,債権者(サラ金)の請求額よりも相当減額できることは間違いないので,債務整理をすぐ実行してください,とアドバイスしました。

 そして,債務整理の第1歩は,これも前に書きましたが,業者への支払を止めることですので,それをアドバイスしておきました。

 債務整理と言うと難しく考える人もいますが,簡単なことです。業者への返済をストップすればいいのです。そうすると,イヤでも債務整理へと事態が動き出していきます

モーゲージプランナー?

2009年10月07日 17時54分26秒 | Weblog
 モーゲージプランナー(MPともいうそうですが,ミリタリーポリスではありません。)という資格がごく最近できているそうです。
 これは,「NPO法人日本モーゲージプランナーズ協会(というのがあるらしいのです。)が育成し,認定した住宅ローン分野の専門家」だそうです。

 昨夜のガイアの夜明けというテレビ番組の中で,そのMPの一人が,貯金(2000万円)はあるが住宅ローンもかかえている人に,その貯金でワンルームマンションを買って他人に賃貸し,その賃料でもって住宅ローン返済資金に充てることを勧めている場面が放映されていました。

 私も住宅ローン破綻に関連する相談をよく受けますが,こんな危険なアドバイスを不動産投資の素人の人によくするなあ,とあきれ果てました。

 住宅ローンの返済で苦しいのはわかりますが,よく考えてからにしてください。住宅のみならず貯金も失うことになりかねません

ヤミ金への対応

2009年10月06日 16時29分53秒 | Weblog
 ヤミ金=貸金業の登録を受けずにお金を貸して営業をしている人達からお金を借りた場合,弁護士はどのようなサポートができるか,ですが,

 あるヤミ金対応に熟達した弁護士によると,

  まず,その業者に電話する。
 そして,①受任通知(=つまり,弁護士が債務整理を開始するとの通知で言わば 戦線布告)を送りたいので,所在地を教えろ,と言う。そして,次に,
 ②契約自体無効なので,今まで債務者が払った金を返せ,と言うそうです。

 私の場合,何かもう一工夫(脅迫してみる?)してみようと考えています。

過払い金の行方

2009年10月04日 17時31分34秒 | Weblog
 業者から取り戻した,いわゆる過払い金は当然,依頼者(債務者)にお渡ししますが,私が担当している、ある債務整理事件で,過払い金を渡すから連絡ください,振込先の銀行口座を教えてください,との書面を送っても反応がなく,電話をかけても連絡が取れない人がいます。

 借金がいっぱいあるだけなのに,何度も何度も,過払い金はないかと問い合わせてくる人も困りますが,なんの連絡もしてこない人はもっと困ります。

 弁護士に債務整理を依頼した場合には,自分が債務整理を依頼した事実を忘れないでください

武富士の流儀

2009年10月02日 20時37分22秒 | Weblog
 武富士という消費者金融会社は,こちらが訴訟外で不当利得(いわゆる過払い金)返還請求をしても無視,他方,こちらに債務が残っている場合は執拗に請求してくるというところです。

 それ自体はごく当然のことなのかもしれませんが,対抗策として,債務が残っている人に,不当利得返還請求権を持っている人の,その債権(不当利得返還請求権)を譲渡して,武富士相手に相殺をすることも考えています。

 私の予想としては,バックアップしてくれる銀行がない武富士はいずれ消滅するのでしょう

アイフルとの闘い?

2009年10月01日 10時06分15秒 | Weblog
 ある人の債務整理に関連して,いわゆる完済事案についても,もしかしたら不当利得(過払い金)が取り戻せるかもということで,アイフルに受任通知を送り,アイフルより取引履歴の開示がありました。

 ところが,その取引履歴を見ると,その債務者が完済したのは,今から10年と少し前のことで,仮にアイフルに対し不当利得の返還を請求しても,アイフルから消滅時効を援用されると,もう返還請求はできないことが判明しました。

 報道によると,アイフルも自身の債務に関し私的整理に入るようなので,アイフルにとれば今回の件は幸運だったということでしょう。

 いずれにしても,過払い金の返還請求は早めにすべきです