過払い・債務整理 弁護士による法律相談予約受付中 電話06-6312-3316

サラ金から借金をして,その返済が終わった方,もしかすると,払いすぎたお金が返ってくるかもしれません。

消費者金融会社による法律事務所のランク付け

2010年02月22日 08時36分17秒 | Weblog
 ある筋からの情報によると,サラ金(業者)は,法律事務所をその対応によってランク付けしていて,例えば,ある弁護士がその業者に不当利得(過払い金)返還請求をした際,業者からの依頼に応じて返還額をかなり妥協して,5割カットでもOKを出したりすると,今度は,同じ弁護士がその業者と別の債務者の債務額の減額交渉をする際,ある程度,業者の方も妥協してくれるというのです。

 確かに,業者にとって,ものわかりのよい弁護士を優遇するのは,当然なのかもしれないですが,不当利得(過払い金)返還請求の場面では,過払い金はあくまで依頼者のものであるため,弁護士は業者との間で勝手に妥協して減額することはできないのです。

 そのことからすると,上記のような業者のやり方はおかしいと言わざるを得ないです

過払い金への期待

2010年02月13日 14時59分42秒 | Weblog
 過払い金,つまり,消費者金融会社等へ払いすぎた利息・元金に相当するお金について,手持ち(返済)資金がないために,過大な期待をされる方が増えています。

 しかし,過払い金は,自分のお金だから返してもらって当然のものではなく,長期的視野に立つと,宝くじに当たって受け取ることのできる当選金と変わりないと思われます。

 というのは,たまたま日本でグレーゾーン金利というものが事実上黙認されていて,それに対して,裁判所が取り戻しを認める判断を下したことから,過払い金の取り戻しが可能となったにすぎないからです。

 というわけで,まず債務者の生活再建が第一で,過払い金の取り戻しはそのための手段・選択肢の一つでしかないと考えてください

 

 

弁護士の限界

2010年02月06日 19時02分35秒 | Weblog
 今,債務整理事件の依頼者から電話で怒られました。

 要するに,弁護士費用(この人の場合は,法テラスから頼み込まれて引き受けた任意整理事件ですので,私に弁護士報酬を支払ったのは法テラスです。)を払っても,大したメリットはなかった,と言うのです。

 確かに,誰でも法定金利による引き直し計算を行って債務額の圧縮を債権者に主張をできることは真実です。

 しかし,将来利息を付けない金額の分割弁済は,業者(サラ金)との交渉で勝ち取りました。

 それはともかく,弁護士だからといって,業者と交渉しても例えば100万円の残債務を半分の50万円の分割弁済にできるわけではありません。要するに,弁護士に過大な期待をしないでください。

 ちなみに,私は,上記依頼者に対し過大に期待させるようなことは一切言っていません。