過払い・債務整理 弁護士による法律相談予約受付中 電話06-6312-3316

サラ金から借金をして,その返済が終わった方,もしかすると,払いすぎたお金が返ってくるかもしれません。

完済したあとに過払い請求。家族に秘密 大阪南森町で弁護士0円相談

2011年11月05日 13時01分51秒 | Weblog
 私が敬愛する弁護士のキャッチコピーをそのまま,書いてみました。

 確かに,借金を全部払い終わった後に,過払い金返還請求をすることもできます。つまり,借金を返し終わったから,私はもう関係ない,とは言えないのです。

 また,家族にサラ金等から借金をしていたことを秘密にしたいという気持ちもわかります。

 債務整理について,弁護士に頼みたいが,その費用が心配という気持ちも,また,わかります。

 というわけで,この宣伝文,なかなかよくできていると言えそうです。

生活再建法律相談

2011年11月01日 11時08分42秒 | Weblog
 今朝も事務所に電話があり,そちらでは無料で法律相談をしてるんですか?と尋ねられたので,「債務整理の無料法律相談を行っています。相談者の生活再建の観点からのアドバイスをします」と応えました。

 債務整理に関する弁護士による法律相談では,不当利得(いわゆる過払い金)が発生している場合,つまり,弁護士が儲かる場合にだけ,事件を引き受けるということが横行してようですが,それでは,ホントに厳しい状況の人達が救われません。

 債務整理にチカラを入れる弁護士は,厳しい状況の人の相談にものってあげて欲しいです。

債務整理無料法律相談は,どこへ行くべきか?

2011年10月28日 11時08分02秒 | Weblog
 今朝,大阪地方裁判所の近くの地区にも配布された新聞の折り込みチラシに,ある法律事務所が,大阪市内のいくつかの場所で債務整理の無料相談会を行うと書かれていました。

 弁護士が事務所から動かずに相談者に来てもらうよりも,弁護士の方から相談者の近くへ出かけて行って相談にのること自体はよいことです。

 しかし,この事務所は,広告に相当なお金をかけていて,その分,弁護士費用も高くなるのです。
  さらに,その広告を出している事務所は,債務者(相談者)の費用負担はゼロと宣伝していますが,それはウソです。サラ金等から取り戻したお金(不当利得金=過払い金)から弁護士の報酬を差し引くので,債務者の負担はあるのです。


 各地の市役所,区役所,その他,公共機関のスペースを借りて,弁護士による無料法律相談が行われていますので,借金で困っている人何とか借金は返済したけれども,最近話題となっている過払い金が取り戻せるのではないかと思っている人は,市役所等の無料法律相談を利用しましょう 

消滅時効の援用

2011年10月23日 18時24分37秒 | Weblog
 債務整理のやり方として,債務者が最後に弁済したときから一定の期間が経過した場合,消滅時効を主張(援用)することによって,債務を免れることができる場合があります。

 したがって,破産するのはイヤだし,と言って,返済することもできない場合で,その借金がかなり昔のことである場合は,弁護士に相談して,時効の援用も検討してみましょう

債務整理の相談件数 数100件

2011年10月22日 16時49分20秒 | Weblog
 最近,市民法律相談を担当しても,債務整理の法律相談が急速に減少していますが,一時期は債務整理ばかりという時期もありました。

 というわけで,これまで相談を受けた件数を分野別に見ると,やはり,債務整理が1番多くて,数100件にのぼります。

 しかし,私が相談を受けた事件も,氷山の一角なのでしょう。

過払い金自動計算機

2011年10月08日 13時45分47秒 | Weblog
 インターネットで,過払い金自動計算機というものを見つけました。

 それは,ある法律事務所(弁護士)が,借入先,借入時期等を入力すると,自分にいくらの過払い金があるか自動的に計算できるように装いつつ,事務所に電話をかけさせるように仕組まれたもの,要するに自動集客装置でした。

 正直,ここまでやるか,と思います。

 仕事がなくて生活が苦しいのでしょうが,弁護士として,貧乏でも,基本的人権の擁護と社会正義の実現に邁進して欲しいです

過払い金返還の際の反応

2011年09月20日 15時51分26秒 | Weblog
 今日も,ある元・多重債務者の方に,過払い金をお渡ししました。

 その人は,残債務(残った借金)も多く,消費者金融会社から取り戻した過払い金を残債務の返済に充てると,お渡しできる過払い金の金額は大きくはなかったのですが,非常に喜んでいただきました。

 しかし,他の元・多重債務者の中には,一部には,渡された過払い金の金額が少ないとの不満を露骨に態度に表す方もおられます。

 その際,私がいつも言うことは,
残ってた借金が消えたことを忘れないでください
ということです。

 そもそも,いったん終了した消費貸借取引を掘り返して,お金を返すなどということは,おそらく,人類始まって以来のことで,今後も絶対にないことなのです。つまり,借金が消滅するor大幅に減額され,さらに1円でもお金が返ってくること自体,非常にラッキーなことなのです。 
だから,最初から過払い金などアテにしないで,今後,借金しないで自立した生活ができるようにすることにエネルギーを注いでください

合法的に借金を消す方法

2011年09月16日 12時24分57秒 | Weblog
 市民法律相談で,たまに,借金を返さずに済む裏技=法の網をかいくぐる方法はないですか?と聞かれることがあります。

 しかし,裏技などありませんし,仮に私が知っていても教えません。

 でも,法律が定めた借金を消す方法,軽減する方法はあります。

 借金を消すのが「破産(+免責)」という制度ですし,軽減するのは,「民事再生」という制度です。

 最近,1件,民事再生(小規模個人再生)の事件がほぼ終わるところまできたのですが,民事再生を利用すると最大で借金(債務)を5分の4カットできる上に,破産者というレッテルを貼られてお家を取り上げられることもないので,もっともっと利用されるべき制度だと思います。

過払い返還請求訴訟の実際

2011年09月15日 10時01分25秒 | Weblog
 昨日は,私が初めて過払い返還請求訴訟の当事者となった事件の裁判に出席してきました。

 と言っても,私がサラ金からお金を借りたわけではなく,ある人がシティズという消費者金融会社から借金をし,その後,その人が破産し,その破産管財人に私が就任したためです。

 その後,シディズは,アイフルに吸収合併されて,訴訟の相手方(被告)は,アイフルになりました。

 強硬な主張を繰り返えしてきたシティズが消滅したのだから,少しはまともなことを言うのかなと思っていたら,アイフルは,以前と全く変わらない態度で,残念ながら改悛の状が全く見られませんでした 
 
 アイフルは今でもTVコマーシャル等を盛んに行っていますが,お金を借りようとする人は,アイフルだけは避けた方がいい,あとで必ずトラブルになる,と法廷で思いました。

 いずれにしても,この事件,10月12日に判決が下されますので,その内容を見てから,今後どうするかを決めます。

 

クレジットカードの現金化に要注意(2回目)

2011年09月15日 09時49分08秒 | Weblog
 クレジットカードの現金化とは,例えば,100円ショップで売っているような商品(扇子)をお客が現金化業者からクレジットで30万円で購入し,業者が扇子をその場で20万円で買い取るシステムです。

 利用者には即座に20万円が入り、業者はカード会社から30万円が振り込まれます。しかし,その後,カード会社から30万円の請求がくるのは利用者に,です。

 まず,この点が、違法な高金利融資と問題視されています。

 しかも,最初からクレジットカード利用者に30万円の支払(返済)能力がないなら,業者とカード利用者とが共同してカード会社を欺いて30万円をだまし取ったことになり,詐欺罪(10年以下の懲役刑)の共同正犯が成立する可能性があります。

 というわけで,クレジットカードの現金化には絶対に関わらないようにしましょう