こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

もう梅雨入り、ピアノ三重奏でも…。

2011年05月26日 22時32分29秒 | モーツァルト
なんや、もう今日から梅雨入りらしいですねえ。最近雨が多いです。週末には台風も来るかも。マリーンズは、甲子園でタイガースとの2連戦。今日は、後半雨がかなり降っていました。まあ、昨日・今日と連勝。やっと交流戦勝ちました。連敗ストップ。しかし、このところ、けが人が多い多い。今日も1軍半のスタメンみたい。こんな状態ではなかなか勝てませんが、まあタイガースに連勝して、週末は、ジャイアンツ戦。唐川と渡辺で連勝したいところです。多くのけが人も復帰して欲しいですねえ。(けが人~サブロー、小野、金さん、ペン、マーフィー、荻野、などなど。ひとりでも知ってはりますか?)

そんなところで、今回はモーツァルト。モーツァルトの数ある名曲の中で、室内楽、特にピアノ三重奏曲というのは、それほど聴かれているわけでもありませんね。じっさいにCDもそれほどの数があるわけでもないです。それでもさすがのモーツァルト。全部で7曲も作曲しています。その中で、最初の二曲(K.254.442)は、正にディヴェルティメント的なものであったのに対して、1786年8月にウィーンで作曲されたト長調K.496は、一応本格的な三重奏曲としては最初のものと言われています。その後、1786、1788年に続けて4曲が作曲されていますね。作品的には、このK.496は、ピアノが中心で主導権を握っており、弦はピアノの助奏、または伴奏的に用いられているに過ぎず、中でもチェロは、ピアノに従属している様子がうかがい知られるにすぎませんね。そうは言っても、どの曲もさすがにモーツァルトの曲の美しさや素晴らしさを実感させてくれるものには違いありません。

そんなピアノ三重奏曲の中から、ト長調K.496であります。作品的には、この曲の4ヶ月後に作曲された変ロ長調K.502以降から、技法などの点でも数段の差が見られるそうですが、このト長調K.496は、なぜか一番馴染みの深い曲であります。そして、この曲の演奏ですが、モーツァルトのピアノ三重奏曲はCDがそれほどあるわけではないといいました、そうは言っても、わが家には少なくても三種類の演奏があります。その中で、もっとも異色?に演奏です。ロンドン・フォルテピアノ・トリオが1984年6月25.26日に特音したCDです。このロンドン・フォルテピアノトリオ、名の通りの古楽器によるピアノ・トリオ。チェロが男性で、他の二人が女性です。と、言うこと以外はまったく存じ上げません。すんませんねえ。

それで、この演奏ですが、まさに古楽。そんなに好きではありません。しかし、そんな個人的な思いは、置いといて、この軽快で。明るく、素直な響きは、なかなか快感であります。言い方が悪いですが、無味乾燥的な演奏ではなく、どの楽器も味わいが深く、生き生きとしたところや、表情が豊富なところなど、非常に交換が持てる演奏になっております。第1楽章アレグロ。ピアノとヴァイオリンの二重奏みたいで、チェロの活躍が少ないですが、主導権を握るピアノは軽さは感じますが、単調にはならず、躍動感に満ちています。そして、ヴァイオリンがピアノと競い合いますが、ピアノ以上にヴァイオリンが熱の籠もった演奏がいいです。第2楽章アンダンテの変奏曲。フォルテピアノにしては、表情豊かなところを感じます。ヴァイオリンもそれと合うような演奏。中間部ではヴァイオリンの頑張りに注目されます。そして、第3楽章アレグロのロンド。モーツァルトの終曲の代表的な曲想。少々中途で演奏が重くなるところもあるが、そんなこと以上の各楽器の響きが明るく、屈託がない。この楽章では短調のところもふくめてゆったりとしたところが良い味を出しております。

このCD、先週末、バーボンを飲んでいるときに、ふと目に止まりました。おそらく、もう20年も前に、三宮センター街のパレックスで買ったように思います。ハイペリオン、今でも頑張ってますねえ。
(Hyperion CDA66148 1987年 輸入盤)

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