巫女ブログ

問題提起:観測機の状態と、観測機の観測対象を同時に精度良く観測することは可能か。

MicrosoftによるYahoo買収騒ぎについて

2008-02-02 02:34:16 | Weblog
 米MicrosoftはYahooに対して買収を提案したそうだ。Yahooは今後検討するとしている。
 この買収は、成功しても失敗してもMicrosoftにもYahooにも痛手になるだろう。米国では、googleは検索エンジンのシェアが圧倒的であり、その地位は揺るぎないものとなっている。さらに、新しいサービスを生み出し続けている。googleの最大の武器は、全米から集まってくる優秀な人材だ。googleは社員の待遇がいいことで有名で、しかもMicrosoft嫌いのような、google嫌いは少ない。
 一方、Yahooはリストラを進めるなど、企業イメージが最近あまり良くないのではないか、Microsoftは独占的だとして嫌っている人もいる。さらに、vistaの評判がいまいちだったりあまりいいニュースは聞かない。
 もし、回収が成功しても、利用者が便利になるほどのサービスの乗り入れをするなら、さらに多くのコストがかかり、たとえMicrosoftでもかなりの負担になるだろう。回収が失敗しても、googleの地位は圧倒的で、Yahooは衰退し、MicrosoftはOSやOfficeSoftの市場の限界に達し、成長が頭打ちになることは目に見えている。
 今のMicrosoftはIBMの二の舞になりそうな予感がする。高度な技術が必要な企業は大きくなりすぎると人件費がかさみ、時代とともに技術の敷居は低くなりる。同様のものを作れる企業が続々と現れ、最後にはスリムな新興企業が勝つ。
 OSや、インターネット上のサービスが全く同様のことが当てはまるともいえないが、YahooやMicrosoftは経営のスリム化も必要ではないだろうか。

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