巫女ブログ

問題提起:観測機の状態と、観測機の観測対象を同時に精度良く観測することは可能か。

新研究日誌2

2010-06-29 20:49:11 | Weblog
蛍光免疫染色の話
蛍光免疫染色は定量的な実験が難しい。
なぜなら、固定の強さ、抗体の付きぐわいがいつも同じにならないから。
また、蛍光は退色するのでまあ無理。
という話

新研究日誌1

2010-06-07 04:34:45 | Weblog
研究室を移動して、こころいも新たにっ研究日誌を書こうと思います、

まず最初は、PBSについて
PSBはリン酸緩衝生理食塩水のことでPhosphate buffered salineの頭文字を取った物です。

だいたいの組成は、

NaCl 137 8.00
KCl 2.7 0.20
Na2HPO4 10 1.44
KH2PO4 1.76 0.24
で、人の体液のイオン濃度とだいたい合うよう身作られています。

PBSはリン酸バッファーの生理食塩水という認識で結構です。
リン酸バッファーとは、リン酸の緩衝溶液と言う意味です。
皆さん高校の時の、化学を思い出してみてください。
強酸である塩酸と弱酸である酢酸などは、どう違うのかを勉強しませんでしたか。塩酸は水に溶かしたら、ほぼすべてが電離してH+のイオンが生成するこので強酸。酢酸はほとんどが電離せずにNh3のまま存在するので弱酸。
しかし、Phが+に傾くとより電離されやすくなって、酢酸がより電離します。
これによってどうなるかというと、本来ならPhが大きく変わってしまうような量の塩基を入れたとしても、弱酸が解離してくれることによって、Phの変化が小さくなるのです。
この作用を利用して、Phが変わりにくいようにした溶液を緩衝溶液問い言います。弱酸や弱塩基なら何でもいいのですが、一般敵には炭酸水素ナトリウムや、酢酸などが使われます。特に、生体に使う物だとだいたいリン酸を用います。
Na2HPO4とKH2PO4でPhの調整をしながら、バッファー成分であるリン酸を入れています。他の物は生体のイオン組成と合わせるための物だそうです。


ちなみに、緩衝剤の入った溶液のPhは計算で求めることができますが、かなり複雑な計算になります。化学性の大学ならだいたい勉強すると思いますが、まあがんばってください プギャー