たくさんのふしぎ

2012-11-27 23:37:04 | オススメの本
私たちが子どもの頃、本好きの両親が定期購読してくれていた月刊の児童書「こどものとも」「かがくのとも」「たくさんのふしぎ」が、今も実家に残っている。
最近になって「たくさんのふしぎ」を読み返して見たら、ものすごく面白い!様々な専門家が子どもにわかりやすいように、難しい内容を砕いて絵本にしてくれているから、まーなんとも読みやすくワクワクする。
1987年11月号「ぐにゃぐにゃ世界の冒険」数学のトポロジーという分野の話し。絵は覚えていたものの内容は全く覚えていなかったので、今日初めてトポロジーの事を知りました...まだ知らない面白い世界があるもんだ。

本編はもちろん、最後にある 付録?のふしぎ新聞の記事「メキシコだより 時計のない村で」が印象的だった。
ウアヤパンという村で地べたに座り込んで、様々な事をして時間を潰している村人たち。そこは標識も時刻表もないバス停だった。著者が「バスがこなかったらどうするの?」「くるまで待てばいいさ。それでもこなけりゃ、歩くだけさ」とおばあさん。ほとんど時計が存在しない村で、いつくるかも知れぬバスを待っているような待っていないような人々。時間の概念が日本と全く異なる場所。バス通勤をしていた頃、時間通りにこないバスをイライラしながら待っていた自分と比べてしまう。時間・時計に縛られて動いている日常、そしていろんな事を考えなくても、簡単に手に入る情報の溢れた生活。ウアヤパン村の人々の生活や時間の感覚を羨ましいと、この小さな記事を読んで思いました。
まだまだたくさんあるたくさんのふしぎ(^。^)楽しみだ。


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2 コメント

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Unknown (タカサワ)
2013-01-17 21:42:54
実は私も昔ぐにゃぐにゃの世界を読んだことがあって、なぜか最近思い出してあの本は何だったのだろうかと考えてました。トポロジーという言葉も知らず、ただ、あの絵と内容がすごく印象に残ってました。図書館で探してまた是非読みたいと思います。、まだ小さい娘が読めるようになったら、薦めてみたいです!
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Unknown (Unknown)
2013-01-18 21:15:26
タカサワ様
コメントありがとうございます。
この回は、傑作選として書籍になっているようです。当時のたくさんのふしぎはタイガー立石さんの絵が多く登場しますよね。どれも記憶に残る絵ばかりで、内容は忘れていても絵の記憶だけははっきり残っています。私も生まれてくる我が子に引き継ぎたいと思います。
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