みかりんの独り言♪♪

映画のこと、音楽のこと、子供について、だんなについて…、ぶつぶつ。

力道山

2007年08月13日 | 映画

私の実家の近くに、おばの家があり、

イトコとは私と一つ違いだったので、

よく、そのおばの家に遊びに行った。

 

そのおばの家には『リキ』という雑種の犬が居た。

『リキ』は茶色でとっても人懐こい犬だった。

「なんで『リキ』っていう名前なの?」と、おばに聞くと

「力道山っていう強い人の名前からとったんだよ」と教えてくれた。

 

へぇ~、力道山か…。

 

私が生まれたのは’62年だから、

記憶にある力道山って言うのは、黒いタイツをはいて

血を流してリングで戦っている人。

 

そして、あまりにも有名なチャンピオンベルトをして

両手を腰に当てている写真。

 

その他のことは、私がその後、いろいろな場面で

目にしたり耳にしたりしたコトだっただろうと思う。

例えば彼が韓国の人だったとか。

暴君に殺されたとか。

 

 

で、今回、この映画を観た。

ただただ、泣けた。

 

今でこそ、小学校や中学校に普通に

外国籍の子がいるけれど、

私が小さい頃などは、親が普通に差別の言葉を言っていた。

 

今でこそ、外国籍の横綱がいるけれど、

この当時は相当難しかったんだろうな…。

ってか、外国籍の横綱を認めたくせに、

最近のあの話題はなんだ!!ヾ(`Д´メ)ノ

まぁ、この話はまた…。

 

で、彼は一生、この日本で一人ぼっちだったんだろうなって思った。

アイデンテティってなんだろう?

自分の居場所ってどうやって作るんだろう?

 

お金を稼ぐことが、成功したことなんだろうか?

試合に勝つことが、ヒーローになりえたんだろうか?

 

 

なんだか、さまざまなことが頭の中をぐるぐるして

なんだか、ホント泣けてきました…。

 

 

で、この映画は、韓国の監督が描いたからこそ、

私の心に響いたのではないかって思った。

力道山っていう、世界人(彼が劇中、自分をこう呼ぶ)を描くって言う意味では、

日本人が描いていたら、こういう内容にはならなかったと思う。

 

かなりおススメであります、この映画。

★★★

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は。。。 (bays_star)
2007-08-15 00:38:40
'61年生まれでゴンス!

やっぱり同年代だったのね。
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bays_starさんへ (mika-rin)
2007-08-15 11:50:22
こんにちわw

おっ!一つ年上でいらっしゃいますね??(と、急に敬語)(笑)
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