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おとなりカフェ

雨水先進区墨田で


雨水市民の会には以前から関心がありました。
ようやく夢かなって、同団体が管理・運営をしている「すみだ環境ふれあい館」を訪問し、話を聞いてきました。
場所は亀戸線小村井駅から徒歩7分くらい。元は小学校でした。

私はもうかれこれ20年も昔、下町に憧れて墨田区の向島5丁目に住んでいました。
ここには路地尊があり、映画によく出てくるような各家の植木鉢と野良猫のいる路地裏がたくさんありました。
路地尊→http://skywater.jp/case102.html
週末にはよく桜橋を渡って浅草の寄席にも通いました。

という記憶がゆったりと思いだされたのはなぜかと言うと、なんと約束の時間に合わせて電車の時間を手帳に書いていたというのに、必死で出かけて、気がついたら1時間早く自宅を出発していたらしい。
微妙に電車の時間が違うなーと思って、押上で手帳を確認したら、判明したというわけです。乗って45分も気づかずにいるとはね。

スカイツリーを間近で見ようとしていたので、時間があるとわかったからにはさっさと押上駅で外に出ることにしました。

外に出たとたん・・ありました。

まだ200mくらいらしい。それでも十分巨大。
完成は600mを超えるんですから、どんな状況になるのか・・田舎人の私は、このふもとには住めそうもない。
東京タワーの2倍はいかないけれども。
最も間近で見られる京成橋には、カメラを持った人がひっきりなし。

見物とお茶時間を終えて、小村井駅に着いたら、スカイツリーは遠くに見えるだけ。
駅前、何もなし。でも墨田区らしい風景で落ち着く。

「すみだ環境ふれあい館」の案内チラシには、

「今、ここに降り落ちた
ひとしずくの雨だれは、
地球をめぐりめぐって 14日後に
またここに戻ってくるかもしれない。

・・・そんな繰り返しが、もう40億年続いている」

日本で唯一、雨水から21世紀を展望する環境学習拠点です。

とあります。
21世紀は水争奪戦に至るとずっと以前から予測されている今、雨水活用は世界的な感心ごとにしていく必要があります。
集中豪雨、防災、という観点からも、被災時のサバイバルにも。
また、同会は、土地の汚染が発生し井戸が使えない発展途上地域の雨水利用システムが安価に提供できないか、10年越しで研究を続けています。

これはバングラデシュで展開している「スカイウォータープロジェクト」のタンク
外には、さまざまな雨水タンクの展示あり。
非常に勉強になりました。


雨、水、環境、自然といったテーマの絵本が600冊近く集められている「雨のえほんひろば」
手にとってみたかった本がいっぱい。
月1回の子ども&親子に向けたイベントは、読み聞かせと雨づくしのアイデアいっぱい。

2005年の開設以来、
最初は参加者が本当に少なかったけれど、続けて5年。大勢が足を運ぶようになり、続けることの大事さを感じていますとのこと。
こうやって雨水文化が育まれていくんですね。







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